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2013年 11月 04日
野球の神様が見えた夜
c0160283_23581699.gif日本シリーズ、なんだか不思議な気分でした。驚くほど感動とか興奮がなかったんです。面白くなかったとかそういうのでは全然なくて、なんというか野球を超越してしまったものを観ているような、そんな気分だったのです。

ゲーム6、マー君がまさかの黒星。ロペスのホームランは失投で仕方ないとしても、その後の3連打はちょっと冷静さを欠いたリードだったようにも思えました。高橋に3球ストレートを続けたところとか。それは結果論か。エラーもあって2点先制されながらも我慢した菅野を誉め称えるべきでしょうね。来年は堂々の開幕投手かエースか、マー君のバトンを受け継ぐのは君かもしれないよ(なんとなく悔しいけれど)。巨人のリリーフ陣もさすがな感じで。

そして迎えたゲーム7。まずは美馬がよく投げたね。初めて見たけど、あの上背のなさで145km/h投げちゃうんだね。変化球もキマってたし、6回0封、2試合で12回近く無失点はすばらしい! マー君もできなかった2勝をあげたのは、まさにMVPに相応しい働き。雰囲気的にマー君MVPになったら嫌だなと思ってたので、公平な選出に拍手です。もしくは投手陣をひっぱり、打つ方も存在感あった嶋ってのもアリだとは思ったけど。しかし美馬のインタビュー、軽かったな〜。それから見事なピッチングで2イニングを危なげなく投げた則本も賞賛に値するなー。

最後はマー君。リードしたら投げるんだろうとは思っていたけど、異様な雰囲気に包まれました。歓声、悲鳴、祈り、興奮、願い、いろんな感情が球場全体からわき起こっているのがテレビを通してでも伝わってきた。昨日からの連投でいったいどんな球を投げるのか、でもマー君ならやってくれるに決まっている、そんな東北中、いや、日本中からの視線とエネルギーが渦巻いていました。その中での1球、2球…。真っ直ぐはコントロールできてない。でも150km/h出てる! スプリットも137km/hくらい出てるしこっちはコントロールできてる!! ヒット打たれても、もうなんというか大きな流れは動かせないんじゃないかという雰囲気。このあたりで、もう野球じゃない、野球以上の別のなにかを観ているような気持ちになってきました。

じゃあ何を観ているんだろう? 映画かなにか? 歴史的瞬間? 伝説の誕生? 東北の奇跡? いや違うな。野球の神様を観ていたんだと思う。マー君が神様なんじゃなくて、野球の神様がそこに降りて来ていたのだと思う。そのくらい大いなるものの中にいるような、それを観ているような気分でした。興奮も、感動も超越していた。マー君と、嶋が信じた、野球の神様が、確かにそこにいたと思う。星野も涙ぐんでたかな。マー君の目も赤いように見えたな。銀次とか、松井とかも。最後のバッターは矢野。もう何も起きる気配はなかったと思う。二死一、三塁にして、打たれるなんて誰一人思っていなかった。案の定、空振り三振でゲームセット。すべては定められていたことかのように感じた。

ほんと不思議なシリーズだったな。シーズン無敗、3度の胴上げ投手。いったいこのシナリオはどの段階から決まっていたんだろう。昨日の黒星も布石? そもそも2戦目に投げさせたローテーション? ロッテとのCSファイナルの展開? WBCのつまずき? いや、もしかして甲子園決勝から?

楽天、初めての日本一、おめでとう! マー君がすぐに海を超えるのかどうかわからないけど、彼には野球の神様がついている。きっとまた神様が降りる瞬間を見せてくれる気がする。その物語はまだ終わっていない。そんな気がします。
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by april_hoop | 2013-11-04 00:00 | 体育
2013年 10月 28日
野球の底力。
c0160283_22115266.gifc0160283_22121118.gifさー、日本シリーズ第2戦はマー君が満を持して登板。対するは菅野。ばっちりプレイボールから最後までテレビ観戦させてもらいましたよ、と。マー君の今年のピッチング見るの、初めてです。無敗の絶対エースってどんなものなのか、と。

いやー、すごすぎるのかな、面白くないと思うほどにすごすぎた。なんというか、淡々と放っているので、すごさが伝わりにくいわ。すごさを感じさせないすごさを感じましたよ。真っ直ぐは常時150km/hでよくコントロールされている。スプリットはくるくる空振りを取る。スライダーも早い。全体的に低めにズバズバっていう感じではないように感じたけど、コースの間違いがほとんどなかったね。でも、丁寧ゆえの四球はけっこうあって、打たれてないわりには試合が長い印象を受けました。テンポが悪いわけでもないのに不思議。

対する菅野はテンポが素晴らしくよくて、上原を彷彿させたわ。あのポンポンと良い球放るのは誰にでもできることじゃない。高いスキルを持っているからこそできることだけに、将来末恐ろしいぜ。それを打った銀次は素晴らしいわけだけども。楽天の左バッター、みんな似たような構えに見えるけど、みんないい雰囲気でしたね。巨人は、AJとマギーを警戒しすぎているような気がしましたよ。

ということで、予定調和とさえ思えるマー君完投からの、なんとこの日の情熱大陸は「東北楽天ゴールデンイーグルス」という美しすぎる流れ。もしや、TBSがマー君2戦目登板を裏で糸引いたのではないかと歌合いたくなるほどだっつーの。
東北楽天ゴールデンイーグルス(プロ野球球団): 情熱大陸

しかしこれは見逃せない放送だった。震災直後の「野球は今必要か」の問いへの答えが、2年半後の今、出されようとしている。被災した4つの家族。何人かの子供たち。あの頃よりも2年半分大きくなっていて、あの時出会った楽天の選手たちを支えにして、生きていた。みな口にする。野球があってよかった。最悪のときに束の間の楽しいこととして支えてくれた。希望だった、と。

もちろん、命を落とした方もたくさんいらっしゃり、今も不便を強いられている人も多いと聞くし、今でも野球どころではないという人もいるかもしれない。でも、少なくともこの人たちは野球と楽天によって勇気をもらえたんだなというのは、選手たちのことをどれだけ救う言葉だろうか。

野球の神様はいる。マー君も、嶋も、奇しくも同じ言葉を口にした。野球の神様が、彼らに微笑みかけようとしているのかも、しれない。

<2013/11/05追記>
第7戦、野球の神様を見ることができたね。情熱大陸も1週遅らせてたらすごいことになっていたなー!(結果論ですよ)
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by april_hoop | 2013-10-28 00:00 | 体育
2013年 08月 23日
おかえり、ブラッツ。
c0160283_2355376.gifもう二度とその勇姿を拝めないかと思っていた元阪神のクレイグ・ブラゼル。しかし嬉しいことにロッテがシーズン半ばにブラゼルを獲得してくれた! こりゃー行くしかないぜよ、ロッテの試合を観にさ、マリンスタジアムまでさ!(注、現在の正式名称はQVCマリンフィールド。QVCってナニ?て思ったらアメリカからきたテレビ通販会社だそう。駅から球場向かう途中にでっかい倉庫ありましたわ)

ブラゼル加入は本当に嬉しいニュースで、でもはたしてちゃんと機能するか不安もあったのだけど、まさかまさかの合流、即、大爆発!(注2、8/18時点のお話です) 一か月ほどプレイして、3割を打ち、ホームランも8本は出来過ぎ! しかも得点圏打率もかなりいいという奇跡。やはりまだ成長していたのか、ブラッツ! 課題はメンタルだけだと思っていたけど、今のところうまく合流していい感じでプレイしている模様。DHで守備の負担もないし、左投手のときは外されるけど、ある程度安定してゲームに出してくれてるから集中できていると予想します。予告先発がディクソン(右投手)であることを昨日確認した瞬間、観戦を決めましたとも。予想通りスタメンでよかったぜ。もちろん俺は阪神時代の#67ブラゼルユニを身にまとうんだぜ。

出番は2回裏。結果を出してるだけあってロッテファンからの声援も多いじゃないか。そして相変わらずファーストストライクからぶんぶん振ってくれて嬉しい! 追い込まれながらも、低めの変化球を拾ってライト前〜! 足の遅さだって変わってないもんね。今日はホームランの予感ありまくりだぜ。風はライトからホーム方向へ6〜7mつー大逆風だけどな。しかし続く第二打席はあえなく三振。いいんだ、それもまたブラゼルだろうよ。で、むかえた三度目の打席。来るよ、来るよ、来るよ、キターーーー!って死球かよこの野郎!!! しかも代走送られて今日のブラッツ終了かよ!!!!! ディクソン、この恨み…。去年の金本の関東最後のゲームのバーネットと並んで一生赦さんぞ、貴様等!(背中に当たったかと思ったら右肘だったそうです。検査の結果は打撲。次の試合は様子を見て出場を決めるとの一報。ひと安心か←大事には至らず元気に出場してました)

さて、試合の方はロッテ先発古谷がいい立ち上がり。ちょっと成瀬っぽい投げ方だなーと思いつつ、しっかり試合を作り、6回にピンチはあったものの伊東の早めの継投で逃げ切って3-1で勝利。対するディクソンも球は荒れ気味だったけど低めの変化球にみんな手を出してたからそこそこ球はキレてたのかな。相手キャッチャーの伊藤がけっこう良いリードをしているようにも思えました。ヒットは出るもののなかなか繋がらなかったけど、4回に鈴木大地のタイムリーから2点、そして6回に再び鈴木大地がみずからの誕生日を祝うタイムリーを放って勝負を決めました。ナイスゲーム! あとは、岡田のファインプレーも観れたし、松永のテンポいいピッチングも観れたし、益田劇場も観れたし、李大浩の巨体の動きも観れたし、糸井のすげー当たりも観れたし、平野やバルディリスといった元阪神ズも観れたし、いろいろ楽しめたな(高浜が出なくて残念)。

思えば前に観戦したときも、ブラッツ死球→退場って展開はあったっけ。これもブラゼルらしさと受け入れるしかないか。いや、でもね、帰って来てくれたからこそ味わえたこの一喜一憂に感謝しよう。もう一度、どうせならCSとかで観たいな。千葉県民としてロッテを見守り、そして千葉一のブラゼル好きとして応援させていただきます!!
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by april_hoop | 2013-08-23 00:00 | 体育
2013年 07月 12日
ビール半額デーに感謝
c0160283_953497.gifようやくプロ野球今年の初観戦!と思いきや、故あって広島@ヤクルトという特に興味無しカード。だけど、たまたま今夜は生ビール半額デー。それは嬉しいじゃないか。なんでもシーズンに2回しかやらないうちの1回、猛暑日続きの金曜日にうってつけ!ついでにカルビー堅あげポテトの20周年記念タイアップとかで、堅あげポテト1袋もらえたお。

1塁側ベンチ後方上段に陣取って、まずは駆けつけ一杯していると始球式はきんたろー。さん。テレビでも見たことないのにまさか始球式を生で観るとわね。あの孤独のマウンドの上でも顔つくって踊り切る胆力、見習いたいわー。てことでプレーボール。先発は中澤と今井。これが見事にどちらもピリっとせず、初回いきなり広島2点先制。と思ったらその裏ヤクルト4点とって逆転。2回の裏には畠山の3ランまで飛び出して8-2の大差。みんな球が飛ぶと知ったら打ち出したのか? 飛ばないボールは気の持ちようだったのか?

中澤は大量リードもらいながらもすんなりいかず、両先発ともボール先行でリズム悪くランナーためてはポカっと打たれて、という大味な展開。なもんだから広島が追い上げ、7-9の2点差まで詰め寄るも、広島中継ぎも踏ん張れずに7、8回に1点ずつ追加されて万事休す、と思いきや9回2死から堂林の2ランが飛び出して、え、まさか?の空気流れるも、なんとかかんとかヤクルトが逃げ切り。いやはやこりゃどちらも低迷するわな。

楽しみにしていた死神キラ(日本人的にいい感じにキャラ立った名前でありがとう。ハワイ出身なんだね)。最初の打席は中澤がビビって四球も、その後はボールを振らされて3三振ノーヒット。あのまま簡単に打ち続けるってことはなさそうね。もう少し様子見か。で、野村監督の評価ってあんま聞いたことなかったけど、めまぐるしく打線動かし過ぎて気になったわ。先発が早々にKOされたからって3番を下げてピッチャー入れたり、5番も下げてピッチャー入れたり、期待してクリーンナップ打たせてるんじゃないのか? 堂林だけは使い続けるのがただのえこひいきに見えるわ。その堂林も、最後にホームランこそ打ったけど、個人的にはそんなにやる感じには思えず。体もまだできてない? ヤクルトは高卒野手が地味に伸びて来ていて、山田哲人と上田の1、2番コンビに帰って来た川端というセンターラインのさらなる飛躍に期待ってところですかね。

驚いたのは広島の応援の熱さ。そういえば広島戦を生で観るなんて初めてだもんね。阪神の熱さとは全然違って、うるさいのではなく、とにかく声量がすごいのと、外野のあの踏み台昇降的な運動が加わって大迫力。劣勢でも最後まで応援の熱量が落ちず、だからこそ9回2死からも逆転あるんじゃないか?って思っちゃったよ。それに比べてヤクルトの大人しいこと、大人しいこと。東京音頭にしたってなんかのんきだもんな〜。

さて、生ビール半額はものすごく嬉しかったんだけど、注文が殺到し過ぎたせいで、売り子がスタンドから消え去るという謎の事態。あんまりにも来ないもんだから仕方なく下の売店に行くと大行列。で、ビール補充し終わった売り子が、スタンドに出る前に客につかまり、ひとたびつかまるとその場に行列ができ、早々にタンク空っぽでまた補充、という繰り返しによって誰ひとりスタンドまで出られなかったということでした。売り子が少ないの?って聞いたら全然いつもより多いんだそうで、とにかく売れまくったということらしい。8回くらいになって、ようやく売れのスピードが落ちたのか、売り子がスタンドに戻って来てました。球場でビール350円は嬉しすぎるもんな。暑かったし、酒が進む試合展開でもあったもんな。

てことで、興味ない試合もそれなりに盛り上がり、ビアガーデンの気分で楽しめました。次こそタイガース戦、行きます!
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by april_hoop | 2013-07-12 00:00 | 体育
2013年 03月 18日
WBC敗退
c0160283_14262650.jpgプエルトリコに負けて準決勝敗退が決まった日本代表。残念だけど結果は結果、受け入れるしかない。
ワールド・ベースボール・クラシック - 日本野球機構オフィシャルサイト

いろんな評価解説が飛び交っていて、継投、重盗、結果論だとしても難しいところではありました。個人的に思うのは、やっぱりWBCの位置づけをどう捉えるのか、なんじゃないかなと。WBCに優勝した時、「日本が世界一になった!」ってどれだけの人が思うだろうか。優勝であることは間違いないけど、世界の頂点に立った!って感覚は、少なくとも見ている側というかオレにはないよ。おそらくやっている側にしてもあまりないんだと思う。もし「世界一の称号」を感じ取れるのならば、最初から「不参加」なんて選択肢はなかったでしょ。監督辞退がこんなに続くこともなかったでしょ。MLBだってもう少し本気出すでしょ。

そのあたりがサッカーワールドカップとかと根本的に違う。WBCで勝つことがプロ野球界の至上命題になってない以上、代表チームを継続的に維持することも難しいし、世界で勝つためのノウハウを蓄積するという発想にもつながりにくいんだと思う。チームとしての戦術、メンバーの人選(スモールベースボールを目指すならもう少し技巧派を混ぜたほうがいいのでは。田中浩康とか全盛期の小谷野とかその手のバント確実守備堅実バットもなかなか的な)、世代の繋ぎ方、国際試合のボールへの対応、情報収集、世界で勝つためにやるべきことはたくさんある。だからこそ、それこそ日本中の意識を巻き込むくらいの強いモチベーションがないとなかなか難しいよね。オリンピックのときでさえ、急造チームだったし、12球団の足並みは揃っていなかったしね。

それはそれとして、でも楽しい時間でしたね。マエケンのピッチングとかちゃんと見たことなかったけど流石だったね。能見はやっぱり大事なところで打たれてしまってシーズンに悪影響がないといいけれど。鳥谷はあの盗塁とホームランでなんだか美味しいところを持っていったけど、個人的にはキューバ戦最終回のど真ん中のまっすぐをジャストミートで力負けセンターライナーというマイナスの印象がめちゃくちゃデカイですわ。前の長野、後ろの井端がちゃんとそれに対応できていただけに、あの哀しさったらなかったな。それも含めて良い経験をしてきたということで、あとひと伸びしてくれたらいいのだけど(あまり期待していない)。

でも、優勝じゃなかったことで代表選手たちのシーズンへのモチベーションは意外と高まったりしないだろうか? なんにしても白球の季節が始まるね。藤浪のデビューはいつだろう? 開幕カードの神宮だったら観に行っちゃおっかな!
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by april_hoop | 2013-03-18 00:00 | 体育
2013年 01月 23日
糸井放出
c0160283_22414380.gifわわわ、糸井がトレードされたよ!と日本中の野球ファン、スポーツファンがビックリした日です。糸井、八木⇔木佐貫、大引、赤田というトレードが成立しました。ビッグトレードですが、過去にあったトレードよりも日ハムの中長期的戦略要素の強いトレードでとても興味深いです。こういう類いのトレード、今までにあったっけ?

つまり、目先の補強目的じゃないんですよね。目先でいったら、糸井は今の日本球界ナンバーワンクラスの外野手なわけで、それを出す理由がまずない。でも出した。それは明らかに先を見据えた話。糸井は来オフのポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を球団に要求したそう。これが引き金になったことは間違いないんだろう。日ハムはこれまでメジャー挑戦&FA流出を容認する方針を示してきた。新庄、小笠原、ダルビッシュ、田中賢介、そして大谷然りだ。

だけど過去の流出はやっぱり戦力ダウンとして球団幹部は対策を考えないといけないと思っていたのだろう。その穴は育成でしっかり埋めてきてはいるけれど、できれば穴は空けずにやっていきたいというのが本音だ。その答えが、今回のトレード。普通に考えれば糸井は今年も3割を打ち、そして来オフにポスティングを要求することになる。球団はそれを拒否することはできない。大谷の手前、それをすることは、大谷との約束を反故することになるからその選択肢はない。となると、今年どんだけ打ちまくろうが、来年いなくなる糸井をトレードで放出しようという案が出たということだろう。

ポスティングシステムだと、見返りにまとまった金銭は入るけど、人材的には純減。アメリカではこの手のトレードは日常茶飯事で(細かいシステムはいろいろと違うはずだけど)、日ハムのやり方って多分アメリカの考え方を真似していると見受けられる。じゃないと日本でこんなドライなトレードまとめらんないよ。日ハムファンは心中穏やかじゃないだろう。

一方のオリックスも、新選手会長になったばかりの大引を放出するはめに。ハム的には金子&賢介の後釜ってことなんだろうけど、大引って今年から選手会長になったばかりなのにね…(そして人格者だそうだ)。このあたりもハムが上手いことやったなって感じ。短期的な戦力アップはもちろんオリックスなんだろうけど、そういう目線で取り上げられないのはやっぱりハムが主導権を握っているように見えるからなんだろうなー。実質、糸井大引の1対1って考えてよさそう。

てことで何が面白いかというと。
・糸井、来年ポスティング認められなそうだけど今後は果たして。選手としての運命を左右するできごとになっちまったな…。
・大引は守備はいいけど打撃がイマイチという評価だけど、ハムで化けたりして。結局、ハムとオリ、どっちが得したかは大引しだいかも(木佐貫、八木、赤田はさほどの影響を与えないとみる)。
・今後もポスティングをちらつかせるとトレードされると選手が思うんじゃないだろうか。余波はあるのかないのか。
・FAにしても出て行きそうなやつは早々に放出というアメリカ式もありえるのかな。日本でそういう発言する選手少ないけど。
・日ハム選手は球団に対して何を思うのだろうか。
・大谷の処遇。ライトになるの? いつかポスティングしたいと言ったらやっぱりトレード?

ざっと考えただけでもこんなに見所が! いやーほんとびっくりトレードでした。
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by april_hoop | 2013-01-23 00:00 | 体育
2012年 11月 20日
ブラゼル愛
c0160283_20171681.gif西岡のこと書いてたらブラゼル退団がさらに哀しくなってきたので想いの丈を記しておこう。だってさ、3年前の成績で西岡を評価するならブラゼルの3年前の成績を見てくれてもいいと思うわ。統一球後にしても2011年は.280打ってるわけで、去年は明らかに使い方が悪かったよね。外野やらせたり、ブラゼルより打ててない新井を優先したり、ブラゼルの価値を最大化するような起用になってなかったもんな。

確かにホームランの少ないブラゼルというのはあんまり魅力もないように見えるし、下位球団相手にはよう打つけど巨人中日戦で打ててないことは間違いない。けどここ数年勝ちを稼いでいたヤクルト、広島、横浜から思うように勝てなかったのはブラゼルを外したからだと言えなくもないはずだ。なんせオレが観戦にいった試合じゃ5割近い確率でホームラン打ってたわけで、それはすなわち神宮、横浜に強かったってことだからねぇ。てか前のシーズンよりホームラン率増えてるんだから、統一球にも多少アジャストしつつあったと思うんだけどな。

ブラゼルって三振が多いから穴が多いようにも見えるけど、実は本当に苦手なのはインハイの真っ直ぐだけで、これは誰でも苦手なゾーン。基本的にローボールヒッターだし、外角も手が届くのでわりと苦手なコースは少ないほう。引っ張るだけじゃなく左中間にもボール飛ぶし、軽打してレフト前ヒットなんてのもちょいちょい見られたように、バッティング自体は器用。ただ、メンタルが弱いというか感情的なので、気持ちが入り過ぎるとボール球振ったりしちゃうんだよね。得点圏打率の低さはチャンスに燃え過ぎてるってことだと解釈してます。精神的な部分は絶対改善の余地あったと思うのに。

一塁守備だってけっこう上手いんですよ、守備範囲が狭いだけで。左右の動きはそりゃ速くないけどグラブさばきは上手で、ハーフバウンドもけっこうちゃんと捕ってたよ。新井のエラーになりそうな暴投も掬い上げてたよ。走塁の遅さばかりはフォローのしようもないけどね。

そしていちばん大事だったのはキャラクターと阪神愛ですよ。明るいキャラは阪神には貴重だし(西岡は悪目立ちするだけで、決してチームを盛り上げるタイプではないと見ている)、なにより阪神を愛してくれてたと思うんだよね。そして何度も言ってるけど、ファーストストライクからフルスイングする選手がこのチームは少ないから、周りの選手への影響力ってのもかなりあったと思うんだわ。あれはチームに勢いを与えうるスタイルだったと思う。鳥谷は絶対ブラゼルの影響受けてると信じている(無根拠ですが)。

ファーストでフルシーズンやって駄目だったらクビも仕方ないけど、阪神のビジョンのない起用といい加減な将来への見通しで貴重な選手を失ったと思います。ブラゼルユニを僕は一生大切にするよ。
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by april_hoop | 2012-11-20 00:00 | 体育
2012年 11月 19日
西岡は活躍できるのか
c0160283_1731988.gif西岡の阪神入りが決定し、落胆しております。西岡がいい選手かどうかはさておき、さほど成果をあげてるとはいえないFA補強を繰り返し、未来への青写真が全然描けないつーのがなんとも切ないぜ。

西岡は少なくともこの2年ゲームにまともに出られていわけだし、それまでもシーズン通して試合に出たことは意外と少ない。にもかかわらずこの高い契約。球団の資金力というより、他チームと比べて過大に評価してるだけといったほうが正確な気がするよ。西岡が求めているのが本当に「必要とされること」ならば、金額じゃないところで勝負してほしかったな。西岡は必要とされることを金額で計りそうな気がするけれど。

そもそも「必要とされたい」というのが傲慢な気だってする。必要だと思ってもらうにはそれなりの結果を出すしかないに決まってるじゃないか。アメリカで必要とされなかったのは、怪我というのも含めて西岡が結果を出せなかったからにほかならず、なのに日本で必要とされたいってのは図々しいつーか自分に甘過ぎるよ。西岡自身がそんなふうに過去の実績にとらわれているってのも気になるよ。岩村も松井稼頭央も、帰国後の成績は帰国前とは比べられないほどに落ち込んでいる。年齢というよりは、コンディション作りと、日本野球に取り組む気持ちの差があるんじゃないかと思っている。もちろん井口は帰国後もちゃんと成績残してるし、城島も1年目はさすがの成績だったから、西岡の成績がどうなるかはやってみないとわからないんだろうけど。

チームとして考えた時に気になるのは、生え抜きをベンチに追いやってまで外様FAがほしいのかということ。だいたい西岡ひとりで優勝できるはずもなく、最悪の現状を考えるとチーム力アップは5年くらいかけないと厳しいと思う。だとしたらもう少し長期的なビジョンでのチーム作りが見たいよ。少なくとも上本は使い続ければ3割打てるようになる気がするし、投手陣も外野陣ももう少しじっくり腰をすえてチャンスを与えてほしいよ。日ハムの育成システムをパクってほしいよ(システムだけで選手が育つわけもないだろうけど)。

5年後、優勝を狙える戦力が整ったときにはじめて、ラストピースとしてFA選手を穫ってきてくれ。福留も同様。ベテランを今補強する時期じゃないよ。あと西岡の性格もすっごい気になる。野球一筋ってタイプじゃないだけに。ノムさんが西岡とかどう思ってるのか聞きたいわ。絶対好きじゃないと思うんだけどな。ていうか、オレが全然好きじゃないんだよ西岡! 立場上応援するけどさー! 田中賢介なら絶対歓迎したし。
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by april_hoop | 2012-11-19 00:00 | 体育
2012年 10月 27日
2012ドラフト雑感
c0160283_2252155.gif今年も悲喜こもごものプロ野球ドラフト会議。たまには雑感など書いてみようかと思ってみたり。

わが阪神は、評論筋からも満点と言われるドラフト。記憶にある限り外れ続けた抽選を当てて、甲子園のヒーロー藤浪との交渉権をゲット。2位に同じく甲子園のスター北條。この2人、桑田清原やマー君佑ちゃんの知名度には負けるけど、けっこうなストーリー性あると思う。高校生を育てる実績が歴史的に少ない(今年の一軍で高卒のレギュラークラスは藤川くらい。半レギュラーで関本、鶴、あとは秋山、歳内、岩本がこれからどうなるか)阪神ではたしてどう育てるのか、育てられるのか。期待以上に不安が募る〜。一二三とかもどうなっているんだろうか…。3位以下の選手についてはわからないけど、期待してます。ガンバレ! 彼らを育てていくためにも、西岡も福留も取らないでください阪神フロント様!

さて。菅野は1年越しで巨人へ。プロ野球選手になることを遅らせてでも、巨人の選手になるほうを優先させる気持ちってのは僕にはよくわからないや。叔父が監督だからってのが本当に関係あるのかないのかは本人にしかわからないけど、「来年こそ指名してもらえるから1年のロスはカバーできる」って考えが傲慢であることは間違いないと思います。もちろん、その傲慢さが許される才能があるのだろうけど。古くは元木とか福留とか、やっぱり入団を拒否する選手には愛着がもてないな(だから福留取らないで阪神フロント様!)

そして、物議を醸した大谷君。ドラフト制度についてはよく理解していないのでさておき。高卒で直接メジャーを目指すことが果たして本当にメジャーリーガーになるための得策で、近道なのかどうかってのは、どういう物差しがあるんでしょうね。メジャーの育成システムってのは全然わからないんだけど、当然日本と同じく球団によって違うんでしょう。そのあたりを知ってから最終決断を出せばいいと思えば、最初から日ハムを拒絶する必要はないんじゃないかとは思う。菊池雄星だってダルビッシュだって、高卒から直接メジャー入りしたら、はたして今どうなっていたかってのは誰にもわからんしね。ダルビッシュのメジャー行きが遅かったとも思わないし。

目的がメジャーリーガーになる、だとしたら日ハム経由っていうのは現実的な選択肢だと思うし、史上最高の野球選手になることが最終目標だとしたら、過去に前例のないドラフト候補選手でありながら直接渡米を選ぶことがその夢への近道なのかもしれない。誰もが思うのがスラムダンクの谷沢にはなってほしくないってことか。そういえば田沢は怪我もあって、まだ目立った成績は残してないようだね。てか、大谷君が普通にアメリカのドラフトにかかるとしたらどのくらいの指名順位になるのか気になるわ。

スポルティーバの記事を読んで思うのは、やっぱりドラフトもさることながらその後の育成がはるかに大事。ドラフトにかかる選手はみんなポテンシャルは相当なもので、おそらくみんなプロでやる能力自体は持っているんだと思う。それを開花させてあげられるのかがチームの仕事。阪神はなんか、たまたま調子がいい人にチャンスをあげて、それで結果が出ないとすぐ引っ込めるっていう行き当たりばったりに見えるから不安なのよ。そりゃその少ないチャンスを活かせる人が天才でありヒーローなんだろうけど、それだけを期待するのはあまりにも確率が低過ぎる。長期的プランを持って、良い悪いに関わらず実戦経験を積ませて行くことで、持っている才能が正しく発揮されて行くんじゃないだろうかと思います。ま、内情をさっぱり知らない素人のたわ言に過ぎませんがね。

5年かかっても藤浪&北條がエースとクリーンナップになれるなら、その後10年は安泰だぜ(メジャー行きはさておき)。なんにせよ楽しいドラフトでした。
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by april_hoop | 2012-10-27 00:00 | 閑話
2012年 09月 28日
ラスト・アニキ
c0160283_9534283.gifいてもたってもいられなかった。東京での今シーズン最後の阪神戦。前日にチケットを購入。消化試合だけあって外野指定もまだあいてた。内野でのんびり、というのも考えたけどそういえばホームランが来るかもしれないと思ってレフトスタンドに決定。久しぶりだなー外野の観戦は。いざ、金本の最後の勇姿を拝むべく神宮球場へ。

プレイボールの18時には間に合わず、鳥谷の先制タイムリーは球場内のモニターでチェック。席に着くとチャンスマーチが鳴り響く。座席はなんとまさかのレフトスタンド最前列だった! 左は関西弁の女学生2人組、右は40過ぎの虎党2人組の間に挟まれる。初めてのひとり観戦である。なんとなく気持ちをゲームに入れるのが遅れている間に良太がつないでマートンの内野ゴロで3点目。おお、なんだか幸先いいわー! 阪神先発の岩田は快調な立ち上がり。こりゃ行けると思いきや、2回になんか知らんけど相川に打たれて2点返される。阪神はその後もヒットを打ちまくるけどつながらなくて点が取れないまま7回裏、またも相川に打たれて同点に追いつかれる。だりー展開だなー。

ちなみに。ひとり観戦でも応援歌を歌ってるうちにゲームに入り込めた。ビールも2杯飲んだ。プレーに対しての感想も雑談も言う相手がいなくて淋しいけど、まあ野球観戦自体は楽しめた。ゲームのスピードが速かったのも助かった。久しぶりの外野スタンドはやっぱり熱いね。攻撃のたびに席を立っての応援は疲れるかと思ったけど全然大丈夫。マートンは、アウトカウントを毎回スタンドに向けて確認してた。あのチョンボを反省しているらしい。そのたびにスタンドは大喜びで、マートンもちょいちょい笑顔をこぼしていた。スタメンは若手起用まくりで応援歌のあるのが鳥谷とマートンだけで、この感じはまさしく暗黒時代以来だなぁ(平塚4番時代)。というか、今日は関東最後だし金本先発も期待したんだけどな。相手が石川だから駄目だったか。右腕を出してよ、小川さん!

とか言っている間に金本の出番もないまま8回1死無走者で岩田の打順。誰もが代打金本と思ったらまさかの岩田そのまま。怒号の飛び交う三塁側スタンド。でもこの展開で金本使いづらいのはわかる。場面として美味しくないし、同点のままならまだ10回までは見えるからここぞ!というところで使いたい。でも万が一失点したら金本の出番がないままサヨナラ負けなんて可能性もある。で、やってきたその万が一。続投した岩田がバレンティンに被弾し、さらに1点献上。一気に負けゲームに。しゃあなしで9回無走者でようやく代打金本。スタンドは大声援に包まれる。誰かが言った。「この応援歌を歌うのも最後なんやな」。ああそうなんだなぁという感慨混じる中、歌った。応援した。だけど、代わったバーネットがまさかのストレートの四球。三塁側大激怒! 「バーネット、お前が引退せーやー」ってまったくその通りだわ。一度もバット振らせてもらえないなんて。オレの最後のライブ金本が、これで終わりだなんて、、あんまりだ…。その後2死1、3塁まで行くも、最後の森田はセカンドゴロでゲームセット。残念過ぎる逆転負けェ。。森田の場面で檜山出せって声もあったけど、ここは一発(と将来)期待の森田そのままで正解だと思う。

試合終了後、引き上げる選手たち。金本をフェンスにかじりついて待つ(最前列席、最高だぜ)。来た! みんなが声を絞り出す。ありがとう! おつかれさま! すると金本は三塁線をまたいでレフトスタンド前にきて、手をふってくれた。帽子を取って敬礼してくれた。自分でも予想しなかったけど、その姿に涙が出た。特別に金本のファンではないのだけど、それでも泣けた。あー、これで終わりなのか。金本がそこにいるのが当たり前だったのに、もう次に来てもベンチにもいないんだ。この6番の金本ユニの出番ももうないのか。これこそがスーパーヒーローなんだね。伝説が、終わろうとしている。

最後の姿を目に焼き付けられて本当によかったわ。ここに来てよかった。涙がこぼれないように空を見上げたら、ずーっとかかっていた薄い雲が取れて満月が顔を出してたよ。嘘みたいだけど。本当に本当に、金本選手、ありがとうございました。たくさんのヒットを、ホームランを、素晴らしい思い出の数々をありがとう。今日の日はずっと、忘れません!
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by april_hoop | 2012-09-28 00:00 | 体育