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2014年 08月 15日
ヨコトリ2014!の2
c0160283_23233363.gifc0160283_23234672.gifc0160283_23235729.gif会場構成は、11の章に分けられていて、それぞれに小テーマが設けられてる。そして、それを順に巡ることで一冊の本を読むように作品に触れてほしいとのこと。章立てとかは↓の開催概要に詳しくあります。
ヨコハマトリエンナーレ2014

美術館の中に入ると、いきなりでっかいアクリルの箱が出てくる。これはなんとアートのゴミ箱というれっきとした作品で、高さ7mもあるとか。で、捨てられているのはまさにアート作品たち。絵とか、彫刻とか、よくわからないものも。これは要らなくなった作品や、アーティストの失敗作など。美術作品だったはずのものが、そうでなくなってしまうとはどういうことなのか。なぜそれを放棄してしまうのか。見えない境界線が興味深いね。そしてこれ、作品を捨てる人を公式サイトで募集もしてます。完全予約制てことでその他条件はウェブをチェックで。ちなみに始球式(?)はアーティスティックディレクターの森村さんがやったそうです。

さてさて、ここまでが序章2つで、いよいよ第一話が始まる。展示は、真っ白な絵や、まったく何も描かれていない五線譜とかが並んでいる。ここのテーマは沈黙。表現をしない、という表現によってメッセージを発しているものたち。何も描かれてない五線譜は、無音を描いているんだそう。どこだかわからないところに向けて発砲される銃の絵は、対象がわからないことでその暴力性が際立ち、行為の愚かさを浮かび上がらせる。僕はグランドブタペストホテルの、終盤の銃撃戦を思い出した。一発の銃声が、すべてを台無しにしてしまうあの感じ。でも、この絵が本当にそれを表現していたかはわからない。正解はどこにもない。ただ、僕が想っただけ。

第二話は、釜ヶ崎芸術大学という、大阪の釜ヶ崎という場所に高齢者や行き場をなくした元日雇い労働者たちのコミュニティがあるらしく、そこにアートが持ち込まれているそう。その発表会がここで行われている。作ってるのは紛れもなく素人だけど、言いようのないパワーがあふれてる。彼らはいわば社会的弱者。でありながら表現は決して誰にも負けていない。

ちょっと端折るけど、こんな感じで展示は続いていく。相変わらずわかりやすいものや、見るからにポップ!みたいな作品は少ない。でも、だからこそ読み解く楽しさがある。想像する楽しさだ。まるで見当違いかもしれないけど、それでも少なくともここに来ないと出会えない類いの刺激であることは間違いないし、それは案外心地いいものだ。なんでも先回りしがちな昨今だから、予定調和を許さないこういうものに惹かれるのかも。社会的に死亡証明を出されてしまった途上国の人たちの写真とか、それだけ観たら何のことかさっぱりわからないけど、その裏テーマを知ったときの衝撃はすごかったな。あと、写真の黒板みたいなやつは、「何もすることがない」って百万回くらい書いてあります。いや、書いたんじゃなくて彫ってある。なぜ? どうして? 意味や効率というものさしでその行為を図ろうとしても絶対に答えは出ません。世の中、本当はそういうもののほうが多いよね。

展示は後半戦へと続く〜。
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by april_hoop | 2014-08-15 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 14日
ヨコトリ2014!
c0160283_238551.gifc0160283_2382079.gifc0160283_2383467.gif8月1日よりヨコハマトリエンナーレ2014開幕! 3年に1度の国際展てことで楽しみに行ってきました。今年のテーマは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」です。この一筋縄ではいかないタイトル、小説の『華氏451度』がモチーフ。あの小説は、本を読むこと、所持することが禁じられた近未来という設定で、50年前の作品ながら現代と符合するところがいくつもあるもの。インターネットの登場以降、何もかもが記録され、誰もが声高に叫ぶ世界だけど、その後ろには無限の忘却や記憶されざるものがあって、実はそこにこそ大切なものが潜んでいるのではないだろう。そのなかに大事なものを忘れていやしないだろうか、という問いかけ。
ヨコハマトリエンナーレ2014

とまあ、難解なテーマからも想像つくとおり、一目見ただけでは何のことかわからない作品が多かったわ。でも、そのテーマを踏まえた上で目を凝らしたり耳を澄ましたりすると、おぼろげにメッセージが伝わってくる気もする。そもそも、テーマ自体はとても共感できるものだ。情報は何でも手に入るようなネット社会だけど、それゆえに真実はいっそう見えにくく、進むべき道を選び取ることはかつてより困難になっている。何より、目に見えるものが増えたけど、目に見えるものは決してすべてじゃないという事実を忘れかけてもいる。見えないものを今一度見よ。そんな気持ちで臨ませてくれる展覧会でした。

前置きが長いね。主会場は、横浜美術館と、新港ピアという埠頭にあるオルタナティブな倉庫の2つ。前回よりやや縮小している感もなくはない。横浜は大都市過ぎて、なかなかアート一色というわけにもいかなくて、コアな美術ファン以外はなかなか取り込めてないんだろうなと想像する。会場は中学生がいっぱいいて、聞いたところによるとヨコトリ側が学校に営業かけたみたい。招待してるのかな? 夏休みの宿題っぽい感じで、でもこういう体験は悪くないなって思った。子供向けのガイドブックも用意してて、美術の楽しみ方、想像の働かせ方のような根本的なことを教えてくれるみたい。それもGJだと思う。

さて、前置きが長くなりましたが、みなとみらい線から美術館へ向かうのですが、地下鉄改札を出て、MARK ISって商業施設入るところでまず第一の作品登場! 柱のそばにあるのは、ん? ゴミ袋で作った熊が捨てられてる?? いえ、これはギムホンソックの彫刻作品。テディベアをゴミ袋で作ってしまうこと、それをゴミと一緒に置くことで、美術品ってそもそもなんなんだ?という価値の逆転を生み出し、しかもそれを消費の象徴ともいえる商業施設に置いてしまうというパンチの効いたメッセージ。一見するとほんとゴミ袋にしか見えないけど、ブロンズ製らしい。ゴミとかいってまさに忘却されるものの代表格。いきなりかましてくれるぜ。けどあまりに普通にありすぎて、道行く人がほとんど反応しないぜ。。それもまた忘却だな。。

外に出ると、なんか大量のピカチュウ軍団がいる!!!ってそれはアート作品じゃなくてただのどっかの夏休み企画だったみたいで、美術館前には大きなトレーラーがどどんとありました。でもこのトレーラーは錆び付いた鉄で、しかもフェンスみたいな空洞で作られて、なおかつゴシック様式でやたら装飾的。トレーラーという機能性がウリの車なのにその機能を奪った上、デコレーションしてしまうその意味とは。使い道のない道具の美的価値とはなにか。これまた逆説的に問いかけてくるぜ。そしてもうひとつ、青い風船がいくつも積み重なった立体作品がある。これもギムホンソックによるもので、風船がなんでぴたっと静止してんだ?と思ったらブロンズの彫刻でした。風船=柔らかいという記憶イメージの不確かさをあざ笑うかのようですわ。

とまあ、見た目には決して派手じゃないけどしっかりしたメッセージのある作品がいきなり3連発。中はどうなっているのか期待高まるぜ!
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by april_hoop | 2014-08-14 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 11日
ポップ女王は無敵の強さ
c0160283_18214084.gifGYLEでやってた「とこしえの愛の部屋」写真展観てきたよー。草間彌生を、写真家ベンジャミン・リーが数年に渡って追いかけて、その写真展です。

主観的な草間作品ではなく、それらを写真を通して客観的に観て改めて。ポップってものすごく強い! 草間彌生といえばご存知水玉オブセッショナルな猛毒ポップなわけだけど、その強さを再認識。そこにどんな意味があろうとなかろうと、見た瞬間に「草間彌生!」ってわかって、同時に「カワイイ」or「コワイ」って思わせるんだからすごい。もうそこに疑問を差し挟む余地なんてない。

この無条件な絶対強度こそが現代美術の持つパワーなのかな、って思う。小難しい理論や、アート界の文脈なんてお構いなしで、とにかくなんだかわからないけどスゴイ、ヤバイ、以上。という潔さ。大きさとかロケーションに左右されず、とにかくパワーがあるってのは重要だよなー。トランプに草間さんが収まってるやつ、えらいかわいかったしね。作家本人を取り込んで増殖しちゃうとか面白いね。ウォーホルのシルクスクリーンみたいになってたしね。

ここまできたら、草間さんにはどんどん作り続けてほしいもんですね。会期は9月6日まで。
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by april_hoop | 2014-08-11 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 10日
JRにまた会いたくて
c0160283_17593414.gifヒカリエのTOMIO KOYAMA GALLERYで「JR展」やるっていうから、そりゃ行かねばです。去年のワタリウムでの個展とNYでの遭遇は思い出深すぎるので(ついでにinsideout projectをウェルカムボードにもさせていただいたり)。8月25日まで。
8/03/ART GALLERY/TOMIO KOYAMA GALLERY/JR展

うむ、今回はリトグラフ10展という小規模展示で、それらもだいたい観たことある作品だったので、大きな感動や発見はなく。残念といえば残念ではあるけど、まあそれを言っても仕方あるまい。作品、販売されてたけど、手は出せませんでした。

彼のFacebookいいねしてるので、定期的に情報はあがってるのだけど、相変わらず世界中のいろんなところで活動してて、どんどんその輪は広がっている模様。もはや彼の活動はアートという枠組みすら超えていってるのかなーとも思う。insideoutについていえば、写真を撮る、プリントする、張り出す。ひとつひとつ違う個性が1枚のポスターになり、その個性はフラットに街中に引き延ばされる。それは伝播し、オンラインを伝って拡散して世界中に広まる。小さな小さな個人が、世界と対峙する姿を切り取ってるみたいでドキドキする。その人は、世界の知らない誰かであり、自分自身なのかもしれないと思う。

写真一枚でこれだけの影響力を持つんだからすごい。でも本当にすごいのはJRじゃなくて、すべての一人ひとりの人物そのもなんじゃないかと思う。同じ顔はふたつとなくて、だけどものすごくその1枚に唯一無二の強さがあって。このプロジェクトの素晴らしいところは、人ひとりの可能性をあらためて見直させていることなのかなーとも思った。その意味で人はすべて平等なのかもしれません。またどこかでJRに会えることを願って。彼は一度訪れた都市はよく再訪するらしいので東京にもまたくるんじゃないかな。そのときを楽しみに待とう。
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by april_hoop | 2014-08-10 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 09日
多少の縁がほしくって
c0160283_17154360.gif楽しげな名前に惹かれてスパイラルで行われてた「FUTURE縁日」見て参った。楽しげだけど、8/6〜10日のわずか5日間だけ。ま、縁日ってそんな何日もやるもんじゃないか。会場は表参道のスパイラル。
フューチャー縁日|三井不動産レジデンシャル

未来の縁日とは言い得て妙。12組のアーティストが、それぞれに出し物を用意していて、縁日よろしくいろんな遊びができますよ、という催し。縁日というだけあってただの展示ではなく、そこにコミュニケーションを生み出す仕組み。例えば詩を作ることだったり、自分がオーダーしたメニューが次の人にいき、自分は前の人がオーダーしたものをいただく飲食店だったり、絵本の世界の登場人物に自分がなってみたり。震災以降のキーワードである、つながりを具現化した企画だと思います。と同時に、祭りや縁日といった日本文化の復活なんでしょうね。不特定多数の人が集まり、その場でなにかが起こる。それっきりかもしれないし、そこから密ななにかが生まれるかもしれないし、そんな感じ。縁日らしいのは、100円とか有料のものが多かったこと。そうね、その小銭感覚もいいかもしれない。

実際のところ、僕たちはどのくらい「つながり」というのを求めているんだろう、って最近思う。コミュニケーション希薄な世の中、とひとくくりに語られがちですが。確かにオンライン上のコミュニケーションは激増したけど、リアルなコミュニケーションが特別減ったとは思わない。あーでも、プライベートで電話することっってほとんどなくなったっけ。隣ご近所さんとは挨拶する程度だけどそれは別に実家にいた頃から変わらないか。あとはまあ普通だ。そう考えると、僕たちが求めてるつながりってのは、もっと前の時代のもので、いわゆる「昭和」的なやつなんでしょう。近所のおじさんが、そこらのガキをどやしつける、的なあのコミュニケーション。そういうの、田舎にはまだ普通に残ってる気もするから、これは都市生活者のないものねだりなのかもしれないな。

つまり、つながりとは言うものの、例えば趣味の領域や、自分をさらけ出す必要のない、煩わしさのない中でのつながりなんてどれほどのものなんだろうとも思う。つながりってもっと面倒くさいものなのではないかと思う。それを、現代都市生活社が受け入れられるのかな、って。利便性に流され、あらゆる意味で独立してきちゃった個が、ほんとの集団に戻れる日なんて来るんだろうか。強制的にそういう環境になったら、そこに順応するしかないんだろうけど、きっとその時にはひとりで生きていきたいって思うんだろうな。ほしがってるのは、多生の縁ではなく、面倒のない「多少の縁」なんじゃないかって思います。

未来の縁日の形とは果たして。クリーンで洗練された現在、もっと泥臭いのに憧れちゃいますね。能登のお祭り見たからかな。
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by april_hoop | 2014-08-09 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 02日
能登トリップ夏編_01
c0160283_22575413.gifc0160283_2258914.gifc0160283_2258259.gifひと足早くプチ夏休みは、2泊3日金沢〜能登の旅! 昨冬魅了された能登、再訪の旅でございます。ANAマイル使ってまずは小松へひとっとび。レンタカーで金沢を目指します。お目当ては、お久しぶりの21世紀美術館。今年、開館10周年ですって〜。

やっていたのは「レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?」展。21世紀美術館を代表する恒久設置作品《スイミング・プール》の作者ですね。この作品はもちろん、大地の芸術祭や、瀬戸内国際芸術祭でも作品を見て、すごく好きな作家だったので、これは是非とも見なくてはならぬと!
レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?
↑出展作品のイメージビジュアルあるよ

いやー面白かったなー。人間の錯覚や、思い込みを逆手にとって、空間ごとひねってしまうような大掛かりの作品が多くて、鑑賞者がその中に入り込む感じがとてもいいわ。自分も作品の一部になった気がするってのもあるし、アトラクション的な要素が強い。最初の円形の箱庭みたいな作品も鏡を大胆に使ったトリックに思わず「おぉ〜」ってなるし、《階段》て作品は写メ必至の楽しさ。螺旋階段をまんま横倒しにしちゃうって、単純なのにユニークな視点の切り替え。《エレベーター・ピッチ》も、どこにでもあるエレベーターあるあるをこういう形で見せますか、と。その観察眼もまたいいです。

《リハーサル》も思わず楽しくなっちゃうエアオーケストラ作品だし、《ログ・キャビン》 は自分が中にいるのか外にいるのかわからなくなるようなギミックがナイス。なんでもない風景や日常をいともたやすく別の日常に転換してしまう手腕が冴え渡ってるなー。残念だったのは、かなり面白そうに見える《エレベーターの迷路》 が、メンテナンスのためお休みだったこと。悔いが残るぜー。作品の数、多くなかったけど、それでも十分満喫できました。

大満足して、他の展示も見て(おもしろかった! 中村好文さんの小屋とか)、ボルタンスキーの空を眺めて、ショップでおみやげ買って。旅の初っ端から充実のアート時間。あらためていい美術館です。そういえば、木梨憲武の展示もやってたけど、あれはいったい…なんて思いましたが、幸先のいいスタートです。

能登トリップ夏編 01 02 03 04 05 06 07
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by april_hoop | 2014-08-02 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 01日
ガウディの入口くらいには
c0160283_2094531.gifかなり気になっていた、ガウディ×井上雄彦の展示、見てきたよー@六本木ヒルズ森アーツセンター。
特別展 建築家・ガウディ×漫画家・井上雄彦 -シンクロする創造の源泉

正直な感想は期待はずれ。井上雄彦を立てるからには彼の描くガウディの物語が広がっているに違いないと思っていたんだけど、かなり少数しかなかったんだよね。基本はガウディの建築群で、それも写真パネルやスケッチ、模型といった限られた資料が展示されてるのみ。資料館的な要素が強かったので、圧倒するような迫力や、秘められたストーリーを期待してしまった分、肩透かしだったなー。井上センセイの名前をここまで出すからには、井上雄彦展ばりの出品をそりゃー期待しちゃいませんかね。

だからといって、ガウディの威光が汚されるようなことはもちろんなくて、限られた資料だけど、その建築をひとつも見たことがないし、彼がどんな人物だったのか知らない自分には入口としては十分でした。彼の奇想天外な建築は、大自然からインスピレーションを得てることとか、幼少の頃の内気な様子とか、若くして名声を博したこととか、刺激的だったな。また、彼ほど独創的な建築家をもってして、「独創とはオリジナル(起源)に戻ること」というのは含蓄ある言葉。確かに神が与えしこの世界以上に奇跡的でオリジナリティあふれるものってないよね。神の前ではすべてが模倣に見えてしまうというのも頷けるわ。と、巨匠相手に勝手に共感。

そしてなんといってもサグラダ・ファミリアにつきるんだろうけど、彼が晩年、この仕事だけに没頭し、寝食すらもままならない状態で向き合っていたとは知らなんだ。そのあたりのストーリーはもっともっと知りたかったけど、それは書物なりで勉強して下さいってことですよね。完成する前に、今の状態を見たいなー。そして完成したらまた見たいなー。バルセロナ、行きたいなー!

東京での展示は9/7まで、その後は金沢ほか地方に巡回するようです。そういえばあと3ヶ月もすれば『リアル』の季節だなー!
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by april_hoop | 2014-08-01 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 28日
play tohoku 22_土湯は温泉とこけしとアートの町
c0160283_1212150.gif今年はというか今年もというか日本全国さまざまな芸術祭が企画されてるようで。大きいところではすでに始まってる道後に、3年ぶりの横浜トリエンナーレ、でもって今年スタートの札幌国際芸術祭。そのほかにもいろいろあって、福島県の土湯温泉なる地でも「アラフドアートアニュアル2014」てのが始まるそうです。去年始まって毎年開催を予定しているとか。ご縁まりまして、その現場を訪ねてみました。
アラフドアートアニュアル2014 | 福島県 福島市 土湯温泉町を中心に開催される芸術祭

土湯温泉てのは、福島駅からバスで20分くらい、高速の最寄りICからも車で15分くらいのところにある小さな温泉街。ここは山に囲まれた地形のおかげもあって、放射線量は最初から低かったらしいけれど、やはり風評被害などもあり旅館の一部は廃業、縮小に追い込まれたそう。それをなんとかしたいという想いもあり、このプロジェクトが生まれたのだとか。現地は本当に小さな町で、ただ一周するだけなら徒歩30分もあればというところ。修善寺をひと回り小さくしたくらいの規模かな。でも旅館は十数軒あり、みやげもの屋や、饅頭屋なんかが点在してて、なかなかに風情はある。公衆浴場もあるし、足湯も点在。お寺とか、吊り橋のかかった公園とか、一泊二日ののんびり逗留はそれなりに楽しめそう。

土湯の街にはもう一つ見所があって、それは「こけしの町」であること。こけしが盛んな東北の中でも3本の指に入るくらいのメッカだそう。街中にもいくつか工房があって、実際に展示されてるわけですが圧巻! そのボリュームも、バリエーションもすごかったー。エリアごとに絵の付け方にも違いがあるそうで、聞いたけど忘れちゃったや。これはファンにはたまらないだろうなー!

さて、芸術祭の会期は9/5〜10/13の約40日間。国内中心に約40組のアーティストが、現代美術作品を展示するそう。旅館の廃墟もあれば、こけしギャラリーもあれば、普通に街中もあれば、とにかくこ温泉街のいろんなところに作品を展示するのだそう。さらには車で少し走ったいくつかの会場にもサテライト的に展示が行われるそう。サテライトのひとつに、民家園てのがあって、古い家屋を移築して集めた公園ですが、これはなかなかようござんしたよ。保存指定クラスの建物が並んでて。地方って突然こういうけっこうすごいんじゃん?てものがあってびっくりするよね。温泉、こけし、アート。小さけれどなかなか楽しいイベントになりそうです。

この秋の東北は、山形ビエンナーレ2014(9/20-10/19)大館・北秋田芸術祭2014(10/4-11/3)と、アート目白押し。全部行きたいけどさすがに難しいかー!
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by april_hoop | 2014-07-28 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 19日
道後にGO GO again! 2
c0160283_1962070.gifさて、道後の夜ですが、松山のほうに飲みにいってきました。地元の方に案内してもらって向かったのは、瓢太ってお店。絶対普通に通りがかっても入ることはないだろう、普通の居酒屋風情。でも内容はグッド。これぞ地元の方の案内ならではです。

お刺身やら、おでんやら、地元食材使ったものをいただきつつ、ビール飲んで、〆に頼んだのはラーメン。これがなんと! スープが甘ーーーい! えー、なにこれ、なんの甘さ? よくわかんないけど…意外と、イケ…る……? 甘じょっぱ系のスープに中華麺がからんで、なんともいえない忘れられない味だったなー。好きかと聞かれると、そんなに好きでもないんだけど、ハマる人もけっこういるらしい。いやー、これに出会えたことはものすごく貴重な体験だったわ。

そして宿泊はなんと、草間彌生部屋に! ベッドシーツは普通の白いものに変更されてましたがあとはすべてこのまま。なんとも興奮しますが…酔っぱらっててわりとすぐ寝ちゃいました。目が覚めたとき少しギョッとしたけどね。この部屋を観るのが2度目ということもあってか、人間わりと慣れちゃうもんです。

帰りのジェットスターも何事もなく到着。成田から都心に出るのはやっぱりちょっと遠いなーと思いつつも、まあ安いから仕方ないよねというところで。改めて、松山よいとこやー! また行きたいなー!

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by april_hoop | 2014-07-19 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 18日
道後にGO GO again!
c0160283_18521652.gifc0160283_18522930.gifさてさて西日本じゃ話題沸騰だっつー話の道後オンセナート、再び参上つかまつった! 今回は初めてジェットスターに乗りました。成田からの国内線は初のこと、明日にでも撤去できちゃいそうなあまりに簡素なチェックインカウンターに驚いたけど、乗ってしまえばなんてことはなくあっというまに松山到着〜。

おさらいしておくと、道後オンセナートとは道後温泉のシンボル道後温泉本館の120周年を記念したアートプロジェクトで、温泉街のホテルの一室がアートになっていたり、温泉街のあちこちにアートが登場したり、今年1年続くイベント。いよいよ夏休み直前てことでまたさらに盛り上がっているところかと思います。今回は、前に来た時には観れなかった部屋も観れたのです!
トップページ | 道後オンセナート2014

まずは、詩人谷川俊太郎さんが手がけたお部屋で、これがまたとてもよかったです。部屋のあちこちに詩がちりばめられていて、お庭や天井、机の引き出しの中や、テーブルの上のお菓子にまで。慌ただしい日常から離れ、部屋に静かに座り言葉を探してみる。そんな作業が非日常へと連れ出してくれるのです。流れる空気、移ろう景色、ああ自分はこんなにも豊かなものを見逃していたんだなぁと思わず気付かされるという。そんな気持ちをしたためるノートも用意されていて、10文字×5行くらいのマス目が描かれている。一部、文字が埋められていて、それを使いながら自由に詩作するというもの。ここを訪れた人たちの詩がすでにたくさんつづられていて、ノートはもう5冊目か6冊目になっているそう。おそらくこれを描いた人で、詩を普段書く人なんていないだろうから、ここにアートの作用ってのを観てとれるよね。すごいなー。

次の部屋は、建築家谷尻誠さんが手がけたお部屋。これも鮮烈なインパクト! なんと部屋のインテリアが筆で描かれた絵画のように! 壁、カーテン、ちゃぶ台、食器に座布団、そして畳まで、すべてがペイントされている。この中に入ると自分も絵の中の人物みたいで、写メ必至の空間に! いやーこれは楽しい。現物観ないとこの楽しさは伝え切れない! ちなみに宿泊を希望する方の大半は、あまりの絵画っぷりに落ち着かず部屋の変更を希望するのだとか! すごいハイクオリティ。建築家にして、こういうアイデアを持っていることに驚かされるなー。

すでに拝見したお部屋含めて、どの部屋もものすごいインパクト。部屋ごとに鑑賞料がかかってしまうのが懐には痛いけど、どれも観て損はなし。強いておすすめ順をあげるなら、草間さん、谷尻さん、ジャン・リュック、谷川さん、皆川さん、KIKIさん、石本さん、荒木さんの順かな。唯一、葉山さんのお部屋だけ観れてないのが心残り!(噂ではかなり良いらしい!) さあみなさん、どうですか、行きたくなったでしょう! 期間は年内いっぱいです。ぜひ、道後旅へ!

続き 
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by april_hoop | 2014-07-18 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)