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2014年 11月 10日
50年前を越えよう東京五輪!
c0160283_13434656.jpg超〜胸熱! 江戸東京博物館で開催中の「東京オリンピックと新幹線」行ってきました。今年は東京オリンピック開催&新幹線の開通から50周年ということで、当時の写真や資料から、東京を変えたふたつのトピックスの姿を浮かび上がらせてます。
東京オリンピックと新幹線 - 江戸東京博物館

両方ともキーワードとしてしか知らなかったけど、実際の写真とか資料を見ると、当時の熱気がものすごく伝わってきて、超〜〜〜昂ぶったわ。なんといってもオリンピックね。当時のポスターがものすごく力強くて格好いい。シンプルだからこそ、日の丸が際立つし、シンボリックだし、競技をイメージしたものもダイナミック。だけど日本的な感じもちゃんとする。初めて見たけど、すごいね〜。これが東京中、もしかしたら日本中にあふれていたんだろうか。

そして、オリンピックを迎える町の興奮さえも伝わってきたよね。タクシー運転手用の英会話練習用の紙があったり、外国の方に恥ずかしくないように町をきれいにしようなんていう運動があったり、そこまでのインパクトがあったなんて想像もしてなかった。国を挙げてのお祭りであり、戦後復興を見せる場であり、日本人としての誇りでもあったんだろうな。今はこの一体感はまるでないから、羨ましくもあったし、これに負けないくらい盛り上がってほしいなーって素直に思います。その他、メダルや、スタッフの制服などなど、どの資料も興味津々だったわ。

一方の新幹線のほうも、これはこれでカッコイイね。夢の乗り物だったことは間違いないよね。特急電車からの進化の過程が模型で展示され、開業記念グッズや、当時のシートなんかも。もちろんレトロだけど、今見るとめちゃくちゃ格好いいのね。これは鉄道マニアじゃなくても萌えるねぇ。

なんか、50年前に嫉妬するくらいの輝きを放ってました。でも、昔はよかったなんて言うつもりはないよ(実際のところは知らないしね)。6年後、これよりもはるかに素晴らしいオリンピックにしたい!と、一都民、一国民、そして一スポーツファンとして強く思ったのでした。
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by april_hoop | 2014-11-10 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 11月 09日
流線型の女王
c0160283_0192136.jpg
そういえば、パークハイアットから近いんじゃない?って思ったら余裕の徒歩圏内だったので、オペラシティ行ってきましたよ。お目当ては、現在開催中の「ザハ・ハディド」です。2020年にむけた国立競技場の改装計画のコンペ勝者かつ、建設計画を見直す見直さないで話題のあの人ですね。
ザハ・ハディド|東京オペラシティアートギャラリー

ザハ・ハディドは、世界で引っ張りだこの建築家で、イラク出身。ベイルートの大学に進み、渡英後に建築を学んだそう。今でこそスター建築家だけど、デビュー後はなかなかプロジェクトがまとまらなかったそうで、プランが通っては実現せず、ということの繰り返しだったみたい。で、なんとキャリア初の実現プロジェクトは、札幌のムーンスーンというレストランの内装だったそう。展示の初っ端は、この内装の再現だったのだけど、鮮烈なインパクト! インテリアというより、建築というより、完全にアートの世界では、というデザインで、比喩ではなくエッジィだったわ。残念ながらこのレストランは現存しないようだけど、完成当時札幌で話題のスポットになったというのも納得。そのくらいとんがってました。座っちゃいけなかったのが残念すぎる。

さて、その周辺には実現しなかったものも含めてプランニングやドローイング、CGなどが展示される。ぱっと見じゃこれが建築物のプランとは思えないようなデザインばかりで、実現に至らなかったのも仕方ないのかなってレベル。資料と展示を見比べていくうちに、ようやくその世界観が落ちてきて、段々その尋常じゃなさも自分の中に落とし込めてきて、改めて先鋭的すぎるし近未来的SF感が半端じゃない。バブリーと言ってさえよさそうだけど、でもその極端なまでの流線型が躍動感を生んでいるのも事実か。自然界に直線が存在しないことを考えると、実は彼女のその流線型は人やエネルギーの流れをダイナミックに表しているのかもしれないとも思いました。

次の部屋に行くと、そんな彼女の主要プロジェクトが30分の映像に。CGから実際の建築までをまとめていて、あらためてすごいインパクト。シンシナティの美術館はクラシカルっぽい街並みに突如近未来建築が現れるし、ドバイのオーパスタワーってのは逆に未来都市の中に溶け込みながら古代遺跡のような形状を見せていたり。とても興味をひかれたのはコペンハーゲンのオードロップゴー美術館てやつかな。森の中に、やっぱり突然流線型の美術館が佇む姿に強くそそられましたわ。

最後は、新国立美術館のプランがどどんと展示。確かにザハの建築は異物感が強いから、日本人の好みとはちょっと合わなそうな気もするし、今回のコンパクトでエコな五輪というテーマともマッチしてない気はする。でも大会の目玉としてこういうスター建築家を呼びたいって気持ちもなんかわかるし、これだけ評価されている人なのだからいい仕事するんじゃないかとも思う。長い目で見てどっちが正解かはわからないよね。ちなみに昨日、パークハイアットの41Fから神宮方面を眺めていたら、そのスケールで見るとここにザハ建築が入っても全然どうってことないわって思ったよ。もちろん、周辺環境とかその他の諸問題についてはなんとも言えないけどさ。でも、ザハ案だとしてもやりようはあるんじゃないの?って思うけど。

いやはや、展示は資料系と映像ということで、地味なものではあるけど、ひとつひとつが強烈なのでかなり楽しめたわ。こないだのガウディ井上雄彦の1000倍おもしろかった。建築学生っぽい人も多かった気がしたなー。なにより、実物を拝見しに世界に旅立ちたいと思いました。さて国立競技場はどうなるのか。賛成派も反対派も、とりあえずこの展示見て考えてみるといいんじゃないかな。会期は12/23までです。
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by april_hoop | 2014-11-09 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 10月 20日
さあみんな、映画を作ろう!
c0160283_22231034.gifタートルマラソン惨敗の苦い記憶をひきずり、そして狙ってたカレー屋の昼営業に間に合わないショックも重なりながらいってきましたよ、「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」展。ゴンドリーの手触りありまくりのポップ&ファンタジックな世界は好きなので、かなり楽しみにしておりました〜。
展覧会|東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

が、期待していたのとはちょっと違ったかなー。映画作品の小道具とかセットとかがたんまり展示されるもんだと思ってたけど、あったのは最新作の「ムードインディゴ」のものが大半。あとはちょろちょろって感じ。まあそりゃそうか、旧作の美術とかそんなに残ってるわけないか〜。でもやっぱり残念。

どちらかというと、ワークショップに重きが置かれてるようで、いくつかの即席セットのようなものが用意されてました。実際に映画制作のワークショップがあって、参加者でジャンル、シナリオ、もろもろ考えて短編撮っちゃうらしく、鑑賞者はその真似事的にちょっと体験するようなことはできました。手作り感はゴンドリーっぽいのかも。でも実際参加したらうまくことは運ぶんだろうか。メンバーとファシリテーター超重要そう。

いちばん嬉しかったのは、『僕らの未来に逆回転』の顔出しパネルがあったことですかね。ジャックブラック側と、モスデフ側、両方から顔だして写真撮っておいたからね。

てことで、ゴンドリーの次の作品をおとなしく待つことにしたいと思います。
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by april_hoop | 2014-10-20 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 27日
札幌アート&グルメ_05
c0160283_2326326.gifc0160283_23261792.gifc0160283_23263196.gifさて、いよいよ芸術祭最後の目的地、札幌芸術の森美術館へ。前から行ってみたいところだったので楽しみー。
札幌国際芸術祭2014

まずは、芸術の森ゾーンへ。ここは、箱根彫刻の森美術館みたいな感じで、森と山の中に、彫刻作品が点在するタイプ。ここは芸術祭作品はスーザン・フィリップスによる音の作品がひとつだけ。不思議な歌が流れる森は独特の雰囲気を醸してました。芸術祭がらみは少ないかわりってわけでもないだろうけど、「Sprouting Garden 萌ゆる森」という企画展示があって、北海道にゆかりある作家18人が出品してたよ。これがなかなか野外インスタレーションで芸術祭の雰囲気を醸してて、面白かったわ。ちょっと妖しげな森の精の作品とかはけっこう好みだったな。

あとは、写真で見たことあるおなじみの作品の実物を見つけて満足しつつ、彫刻と肩抱き合って写真撮ったりして楽しませてもらいました。やっぱりハイライトというか写真映えするのは、「椅子になって休もう」でしたね。時間がなくなってきて駆け足で回ってしまったのがもったいなかったけれど。

下山して、最後に美術館内へ。ここが芸術祭で最も良かったゾーン。まず、中谷芙二子さんの霧の彫刻が登場! 道後でも見ていたけどこっちのほうが霧の量が半端じゃなくて見ごたえあったな! 美術館を覆い、池のうえに張り出してくるのみならず、館内の中庭はホワイトアウトするレベルで、体感として楽しかったです。それからカールステン・ニコライのカラーバーみたいな映像作品も、心惹かれた。単純なテクノロジーに見えて、それが次々移り変わる様子に目を奪われたわ。栗林隆さんの作品も、おおーって感じ。トマス・サラセーノは前に銀座で個展見て以来。あの時と同種の展示でしたね。

と、完全にコンプリートはできなかったけど、2日間でおよそ大体の作品を見て回ることができました。全体の感想としては、エリアがかなり分散していて、そのわりに一つひとつのボリュームがちょっと少なめだったのが残念かなー。瀬戸内とかもひとつの島の作品数は似たようなもんだけど、あそこは島そのものの体験が強烈だから、物足りなさは皆無。それに比べると、都市型にしてこのボリュームはちょっと旅行者には難しい面もあったかなと。地元だったら、ちょっとずついろいろ見て回るというスタイルもあるんだろうけど。

でも、1回目からいきなり上手くいくわけないし、回を重ねて地元に根をはり、だんだんいい芸術祭に育つことを願いつつ。大地の芸術祭だって第一回はとんでもなく苦労したっていうしね。これからに期待です。

帰り、新札幌駅前の親子パンチという居酒屋で一杯。ザンギの唐揚げがデカすぎて食べきれず持ち帰りお願いしました。飛行機乗ってまで…w。てことで、プチ夏休み第二弾、これにておしまい! また会いましょう、札幌のみなさん!

札幌アート&グルメ 01 02 03 04 05 
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by april_hoop | 2014-08-27 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 26日
札幌アート&グルメ_04
c0160283_2395240.gifc0160283_2310731.gifc0160283_23102157.gif宿泊は札幌駅周辺のホテルが取れず、新札幌って少し離れた駅のシェラトンに宿泊(バニラエアとのセットでした)。今日の予定は、芸術祭の残り2つの主会場であるモエレ沼と芸術の森。それぞれ札幌を中心に考えて真反対に位置してて移動も困難なので、急遽格安レンタカーを手配しました。
札幌国際芸術祭2014

まずは、2度目のモエレ沼公園へ! 前回は冬だったけど、今回は夏、超楽しみ! とりあえず園内のレンタサイクルしようとしたらすでに全車出払ってるということでしばし待つことに。15分ほどで返却があったので無事に借りて園内へ。わーい、最高に気持ちいいぞー!

まずはガラスのピラミッドへ。ここって15分おきくらいに霧が出るんだね、知らなかった! てか多分冬にはなかった。からいきなりはしゃぎまくり。館内は、坂本龍一と真鍋大渡の共同作品が。札幌のいろんなところに仕掛けた電波だかを音に変換してて、ノイジーだったけど面白い。竹村真一さんの地球儀の映像作品も面白い。てかすべてはこのモエレ沼というロケーションに尽きるぜ。もっとたくさんインスタレーションしてほしかった気もするけど、ここ自体が彫刻作品であるというコンセプトを考えるとそれはナシだったんだろうな。それでいいとも思う。

園内のプールは子供達がはしゃぎまくっている横で僕もバシャバシャとはしゃぎ、遊具はさらに子供達がはしゃぐ横でやっぱり僕もはしゃぐ。これぞ正しき夏休み。テトラマウンドも満喫して、いやー自転車で回るモエレ沼公園楽しすぎるぜー。そして真ん中の噴水にいくと、なにやら一大噴水ショーが! これも冬にはなかった!! そして壮大な水の物語にびっくりしたー。めちゃくちゃおもしろい!

自転車の貸し出し時間が2時間だったので、泣く泣くこれにて退散することにしたけど、またいつかの夏の日にこよう。今度は子供連れてこれるといいなー!

札幌アート&グルメ 01 02 03 04 05 
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by april_hoop | 2014-08-26 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 25日
札幌アート&グルメ_03
c0160283_22315797.gifc0160283_22321321.gifc0160283_22384752.gif石器を携帯に戻して、いよいよ芸術祭の目玉エリアのひとつ、北海道立近代美術館へ。芸術祭のほかに、なんか信長だか家康だかの展示やっていて、そっちのほうが人が入っていたのがなんとも言えないな…。でもそれが日本の現代美術の立ち位置か。地方ともなるとその傾向がより顕著なのかもしれない。
札幌国際芸術祭2014

さて、先に感想を言うと、ボリューム的に物足りなかったなー。ひとつひとつの見ごたえはあったけど、美術館の展示室でやるには量があまりに少なかった気がするよ。でも、岡部昌雄の炭鉱を作品化した展示はインパクトあったし、スポート・グプタの作品は、キノコ雲を思わせつつインドの状況を比喩的に表してて興味深かった。アンゼルム・キーファーの飛行機のやつも印象深いな。

いちばん心惹かれたのは、中谷宇吉郎さんの、雪の結晶たち。これはアートではなく自然科学なんだろうけど、それこそ自然の神秘のひとつである結晶の数々は目を疑うほどに美しかったなー。雪の結晶がこんなにも繊細で複雑で多様な形で存在しているなんて全く知らなかったよ。30くらいあるそれらを見てるだけで時間を忘れた。アナ雪とか目じゃないレベルの感動だったわ。自然こそが最大のアートと思わされるし、札幌らしい展示のひとつだったと思う。いやはや!

さて、近代美術館から札幌芸術の森美術館に移動しようと思ったのだけど、間一髪シャトルバスを逃したので方針変更。タクシーで、前にお世話になった「たべるとくらしの研究所」でランチへ。そういえば腹ペコでした。ものの10分ほどで到着すると、前に来たのが冬だったこともあり、緑がもりもりになってて、より「たべ研」らしい隠れ家感が出てた気が。あいにく満席だったけど、ちょっと待ったら空きまして、ランチは終わってたけどパンが驚異の美味しさ。さすがだー! 安斎さんご夫妻ともお話できて、芸術祭に来たんですと言ったら『バベル』見た?って聞かれた。それ、昨日やってたやつですよね。観てないんですというと、東京公演あるから絶対みた方がいいってさ。そこまでオススメされると超観たいです。

しばらくまったりして、おふたりにご挨拶してお暇して。路面電車で再び市内中心へ戻り、今度は札幌大通り地下ギャラリーでの展示を鑑賞。これもチカホ同様の感じはあるけど、でもこっちのほうが統一感はあったな。基本壁面で完結していたからかもしれない。ボリューム感もあったし。印象に残ったのは今村育子さんの作品。ニヤっとさせられる仕掛け。写真の楢原さんのも面白かった。

すっかり歩き疲れたので表に出て公園で一休み。したらにわか雨キター! 再び地下に避難。物産ショップみたいなのでお土産物色。さすが北海道、美味しそうかつデザインコンシャスなのがいっぱいあって楽しかったです。夜は、札幌在住の友人夫妻と待ち合わせ、おすすめの居酒屋「こなから」さんへ。居酒屋とはいうものの、新鮮魚介をたっぷり使った料理が絶品! これは再訪したいレベル。二次会は日本酒を味わってよい夜をありがと〜! やっぱ札幌きたら美味しいもの食べないとね。

札幌アート&グルメ 01 02 03 04 05 
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by april_hoop | 2014-08-25 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 24日
札幌アート&グルメ_02
c0160283_2274017.gifc0160283_2275398.gifc0160283_228564.gif芸術祭散歩は続きますよー。
札幌国際芸術祭2014

チカホを抜けて外に出て、次の会場にウォーキング。気持ちの良い晴天が広がる中、大通公園をてくてくと。8月だというのに30℃を下回っていて快適そのもの。公園は広く、あれ、イサム・ノグチの遊具まであるじゃん!と滑り台で子供追いやる勢いではしゃいだり、なんていいところなんだ札幌。ランニングしたいぞ(今回は時間の都合でランシュー持ってこず)。

たどり着いたのは札幌市資料館。これもまた古い洋館でいい感じ。まず1FのSIAFカフェでひとやすみ。コーヒーうまー。内装もゆったりしてていい感じ。2Fはワークショップっぽい展示があって、「とくいのぎんこう」なるものが。これ、個々人が得意なものを紙に書いて預けておいて、それを見た誰かが引き出すことによってコラボレーションを誘発しようってものみたい。子供達がけっこう参加してて、絵が得意とか、水切りが得意とか、そんなのがあったような。館外には、「ころがる公園」なるものがあって、これは子供限定のゾーンで、YCAMが作った楽しげなオリジナル遊具がたっぷり。大人も入りたかったなー。全体的に地元っ子重視なエリアだったかしらね。あ、あと、作品じゃないけどなにやら昔の法廷が公開されてたっけ。法服のコスプレもできたらしいけど、今回は遠慮しておきました。本音は着てみたかったけど。

さらに歩いていく途中で、D&DEPARTMENT SAPPOROにお立ち寄り。ここで一目惚れしたのが、高橋工芸さんの鍋敷き。「ベーグル」っていうその名の通り、穴の空いた円形で、木の種類も4つくらいある中からチョイス。鍋とかおいて、焦げ目によってベーグルっぽくなるらしいので、使うの楽しみだなー。高橋工芸さんは旭川の木工メーカーだそうで、主に北海道産の木材を使ってテーブルウェアや木の小物を作っているそう。他にも素敵なアイテムいっぱいだったなー。そしてHPの取り扱いショップ見たら超ワールドワイドでびっくり。世界に発信するメーカーだったとは〜! いい買い物できました。

ほくほくと進んで、近代美術館の目の前、「携帯電話と石器を交換する」という作品へ。小さなテントで受付していたこれ、文字通り携帯電話を石器と交換するプロジェクト。あのぉ、と尋ねると、交換しますか?と促されるまま交換。石器は20個位ある中から選べた。直感的にしっくりきたやつを選び、携帯はそこに置いていく。石器は北海道で見つかった、本当に価値のあるものらしい。落としたりしないようにと注意を受けたせいもあり、ポケットの中の石の塊は妙に存在感を放つ。ケータイより少し重いくらいだけど、それ以上の重み。普段、ケータイにいろんな情報を詰め込んで歩いているけれど、本当に重いのはどっちなんだろうと考える。そして石ころとさして変わらないようなものを持ち歩いている自分が少し滑稽にも思える。もちろん、ケータイを手放したりできるわけもないのだけれどね。

交換所の人に、なんか石器が取れるらしい場所に行ってみては?って案内されたけど道を間違えたらしくそこにはたどり着けませんでした。30分ちょっとそこらを散歩して戻ってきて、石器を携帯電話に交換。アートって、突然斜め上から思考を落としてくるから面白いです。

札幌アート&グルメ 01 02 03 04 05 
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by april_hoop | 2014-08-24 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 23日
札幌アート&グルメ_01
c0160283_039794.gifc0160283_0392270.gifc0160283_0393521.gifさーてプチ夏休み第2弾は一泊二日で札幌行っちゃうよー! おめあては今年から始まった札幌国際芸術祭だけど、夏の札幌は久しぶりだし堪能しちゃうもんね、と。とりあえず、本当はマイルで行きたかったけどさすがに8月の週末は取れず、初めてのバニラエアで行くことにしましたよ。東東京に暮らしていると、成田までは比較的近いのですっかりLCCがファーストチョイスになってきちゃいました。1時間半のフライトだったら狭さやサービスのなさを気にするひまもなく、なんの問題もなく行けちゃいましたよ、と。
札幌国際芸術祭2014

とりあえず新千歳空港で朝ごはんに海鮮丼を食べて、電車で札幌へ。まだ展示の開始時間より少し早かったので、駅周辺をかる〜く散歩。赤レンガを見に行くと、大勢の観光客。そういえばちゃんと中に入ったことないなーと思って中へ。普段は資料館的なところ?ですかね。古い建物特有の趣がありつつ、ここでも一部芸術祭の展示があって、それは鑑賞できました。作曲家の足跡と、アイヌの風俗を撮影していたカメラマンの作品。アイヌについての知識も一切なかったのでこの写真は興味深かったな。今ある姿ではないのだろうけど、明らかに見慣れないアイヌの姿もそうだし、風習についても。

さて、駅の方へ戻りまして、いよいよ芸術祭の本丸その1へ。チカホと呼ばれる、地下道が展示会場になっていて、このゾーンは通行者に無料公開されているのです。まずはインフォメーションセンター&ショップを眺めつつ、公式グッズほしかったけど我慢して鑑賞に。地下空間という制約がありながらも、いろんな作品が並ぶ。札幌国際芸術祭のテーマは、「都市と自然」。ゲストディレクターに起用されていた教授こと坂本龍一は体調不良で降りちゃったけど、まあそれはそれ。各作家はそれぞれのアプローチで、札幌をリサーチし、作品にしていったようでした。ある人は、札幌の歴史を探り、ある人は札幌の水の流れに注目し、という感じで。

作品のひとつひとつは興味深いのだけど、惜しむらくは、公共ゾーンゆえにアートに興味ない人には黙殺されてしまうというところか。興味ない人にも見てもらえるというメリットももちろんある一方で、美術展示空間ではないだけにアート好きが集中できなかったり間延びして見えるような印象もあったのがもったいなかったような。どうせならもっともっとたくさんの作品を並べて、量で圧倒するという手もあったのではないかな。などと偉そうに思ったり。

ちなみに、映像作品と、音に関する作品が多かったのも今回の特徴。公募の映像作品がずーっと流れているのをちょっと見てたら、妙に耳に残るポップな女子ボーカルバンドMVみたいなのが。絶対YUKIリスペクトでしょって感じのそれ、「あららら」というバンドの『さよならせかい」という曲でした。いかにも〜なガールポップだったので、なんとも言えないけど。いつかメジャーデビューするかな?

札幌アート&グルメ 01 02 03 04 05 
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by april_hoop | 2014-08-23 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 17日
ヨコトリ2014!の4
c0160283_11455078.gifc0160283_114621.gifc0160283_11461287.gifさて、ヨコトリを半日で堪能したところで、同じく横浜で連携して行われてるアートプロジェクトの鑑賞に向かうことに。新港ピアからぷらぷらと歩いて、まずは象の鼻テラスでやっていた、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014です。
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014

これは障害を抱えながらも鋭い感性を持つ方々と、プロの表現者とのコラボレーションによって生み出された作品を展示する場。今年からスタートして、トリエンナーレ同様に3年おきの開催をめざしてくんだそう。第一回目、作品数やスペース的には象の鼻カフェの半分くらいなんでちょこっとだったけど、なかなか美しく刺激的だったな。思うに、作者の顔が見えなければアートというプレゼンテーションの上で障害のあるなしなんてまったくわかりようがないので、普通の美術展となにが違うのかはわからなかったわ。そういう意味で美術・芸術ってのは平等だなーと。ヨコトリの釜ヶ崎芸術大学でも同じことが言えたわけで、となるとプロフェッショナルのアーティストってなんだろう、とか。アーティストにプロもアマもないのかな。職業にしているかどうかって線引きはあるんだろうけど。美術の境界線てのも、おもしろい題材だな、やはり。

そこからさらに足を伸ばして、横浜の定番アートスポット、BankARTさんへ。前回のヨコトリ会場だったけど、今回は単独で企画展やっての連携プロジェクトで、タイトルは「BankART Life4 "東アジアの夢"」。アジアの作家たちによる展示会。
BankART Life4 "東アジアの夢"

これはなかなか見応えあるボリュームと内容。1Fのnoridanのロボみたいな作品もインパクトあったし、高橋啓祐の映像作品は見とれてしまった。なんか人類の進化の絵巻を観ているような感覚。蔡國強の、いわきとのプロジェクトも圧巻だったしね。芸術家としてはもちろん人としての器も感じさせるね。黒田大祐さんの扇風機カオスもよかったな。こういう密集系はやっぱりわかりやすいインパクトある。原口典之のオイルプールは鏡のようで異次元への扉のようで、こういうの前にも観たことあるけど心がざわざわします。などなど、思ったより日本人作家の作品が多かったな。なんにせよこれも一軒の価値あり。

ヨコトリ、全体的にはコアな美術ファンが多かった気がして、越後妻有や瀬戸内のようなフェス感は少なかった気がする。でもキュレーションとしても展示作品も、いいものが出品されていたんじゃないかなー。横浜は大きな都市だから、アート一色ってわけにはいかないけど、でも長く長く続けることで、もっともっとアートタウンになっていったらいいのにな、と思います。世界的にそういう都市があるのかどうか知らないけれども。
ヨコハマトリエンナーレ2014

さーて、再来週は札幌も言っちゃうよー。2014、芸術の夏!
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by april_hoop | 2014-08-17 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
2014年 08月 16日
ヨコトリ2014!の3
c0160283_22374435.gifc0160283_22375549.gifc0160283_2238650.gifヨコハマトリエンナーレ2014

横浜美術館のカフェも展示スペースになっていて、ここは第7章として三嶋安住+三嶋りつ惠さん母子の作品が。りつ惠さんのヴェネチアンガラスを使った彫刻作品は、その有機的な形態と外から入る自然光とが美しいコントラスト。安住さんの絵画も色彩が美しくてナイスな調和。落ち着いたカフェ空間になってました。さて、この後、もうひとつのメイン会場である新港ピアへの移動は、美術館裏手から出ている無料のシャトルバスで。歩いていけないこともないけど20分くらいかかるからね。

こっちのゾーンは、美術館よりもスペース的な制約がないので大掛かりな仕掛けもあって、より現代アート感が強かった印象。初っ端に登場するのは、わなぎみわさんの舞台トラック。これ、台湾で主流のものだそうでトラックの荷台がトランスフォーマーみたいにばーんと開いて、演劇舞台になってしまうという。そしてここで実際に公演を行いながら移動するものだそう。それを日本に持ち込み、ド派手なペイントほかカスタマイズをして披露。制作は東北、京都、台湾の学生がコラボということで、おもしろい旅を続けてますね。これが序章で、ここから実際にここで舞台を上演して全国を回るらしい。いつかそれも観てみたいな。

葛西絵里香は、このトリエンナーレの題字を彫った張本人で、その作品も同じテンションでスナップ写真を版画にしたものを展示。今やインスタントに消費される写真が、彫ることで記憶を定着させるような威力があっておもしおり。笠原恵美子は、世界中の教会などにある献金箱をアーカイブした作品。同じ献金箱にもいろんな見た目、形があって、興味深い。1点から世界を見渡すことで見えてくるストーリーってあるよね。それもまた、データからは導き出せない忘却の産物なのかもしれない。バス・ヤン・アデルの映像作品もシュールでおもしろかったなー。家から転落したり、風に吹かれて転倒したり、木の枝から落っこちたりというのがなんともいえないおかしみがあったわ。作品意図を読み取るのは難しいけど、この作家、1975年に海に漂流に出て、そのまま消息を絶ったというのもまた今回の展覧会コンセプトと奇妙な符合があって不思議。

最後に待つのは、大竹伸朗の新作で、記憶を濾過するマシンがテーマ。水陸両用っぽいデザインの小屋の内部には、家族写真のプリントが大量に展示されてる。その1枚1枚が記憶の断片であり、観る人とは直接関係ないのになにかどこか頭の中をくすぐられるような感覚がある。誰もが人生の中で何度も撮るであろうTHE記念写真。ノスタルジーを伴いながら、自分を忘却の中にあるものに向かわせる力を持つんだろうなー。この会場の外はすぐ海で、この作品自体がいつか海へと漕ぎ出すようなイメージも持ってるね。

さて、最後はカフェスペースがあったので、ここでランチ。そんなに凝った作りじゃなくフードコート感あるけど、「菓子451」なんていう洒落の聞いたお菓子をテイクアウトしてみました。焼き菓子で美味しかったですよ。

メイン会場はこれでおしまい。このまま連携プロジェクトにも足を伸ばしたいと思います。
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by april_hoop | 2014-08-16 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)