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2012年 11月 30日
感想_宇宙兄弟(17)〜(19)
c0160283_1832240.gifc0160283_1833114.gifc0160283_1833960.gif気付いたら『宇宙兄弟』の未読が3冊になってたのでツタヤで借りてきましたよ。安定のおもしろさでイッキ読みです。
モーニング公式サイト - 『宇宙兄弟』作品情報

17巻、PDを少しずつ克服するヒビトを最後に掬い上げるのはムッタ。と見せかけてともに戦ってきたクルーのみんな、という展開がGOOD! ムッタの励ますわけではない言葉に背中を押されるヒビトも相当よかったけど、そこだけで終わらせないのが上手いよね〜。相変わらず子供時代のエピソードをからめてくるのもいい感じ。ローリーの「宇宙人」Tシャツ、イカすぜ。

18巻、サブクルーメンバーに選ばれて新たな訓練に臨むムッタ。新キャラも続々登場、しかもどいつもこいつもクセありときたもんで。アンディの入念なストレッチがえらい面白かったわ。ほかのキャラはイロモノばかりで、はたしてこの先どのくらい膨らませてくるのかわかんないけど、このあたりは後からでも背景はいろいろ付け足せそうだからな。

19巻、新田、真壁のミッションは小惑星探査に決定。ムッタもキャプコムの訓練に突入、しかしヒビトへのアサインはなかった。ここでロシアの布石が生きてくるってこと!? イヴァンとオルガと再会していくってことなのか!? 別々の場所から飛び立って月で再会するとでも? そこにハグをとっといたのか?? シャロンの夢もそのあたりでかなっていくのかもしれないなぁ。しかしビンスの息子がそっくりすぎるのも笑えます。

わりと細かいエピソードがずんずん進んで行くので、大きなドラマの動きはなかったけど、小気味良い展開で楽しめたわ。より宇宙飛行の具体的な訓練になっていって、知識はまったく追いつかなくなっちゃったけどね。わりとムッタとヒビトのパーソナルなエピソードによったので、ここからもう少しチームワークとかつながりのドラマがまた盛り上がって行くんじゃなかろうかと。ヒビトはしばらく退場しそうな気もするし。また3巻分くらい進んだらおいかけよっと。

by april_hoop | 2012-11-30 00:00 | 出版
2012年 11月 29日
猛省を促す
c0160283_139980.gif夏に、洗濯機の不具合で室内大洪水を起こしちゃいました。階下の管理人宅にまで漏水するほどのけっこうな惨事で、でもその時は致命的被害はなかったってことで管理人さんが収めてくれて大事にはならずにすみました。ところが数日前、漏水したところにあった家電が水をかぶってダメになっちゃったという話をされたので、それは弁償させてもらうことに。なんで数ヶ月たって今更そんなこと言うんだよーと思ったら、お手紙を郵便受けにもらってたらしいんだけど全然気付かず(たぶん捨てちゃったんだろうなぁ)。どうせなら玄関ポストに入れてほしかったな。まあそれはさておき。

反省しなくちゃいけないのは、事故が起きてその場はとりあえず収まったとして、その後に改めての謝罪とかなんのフォローもしなかったことです。1週間後なのか2週間後なのかわかんないけど、その後不具合などどうですかと聞きに行くくらいの対応が、今思えば常識だったよね。そこにちっとも思い当たらなかった自分の非常識さを猛省しました。やぶ蛇したくないって気持ちもあったし、事なかれで収めたかったという自分の姑息さにがっかり。一軒家育ちだからか、そのあたりのマンション住民同士の距離感みたいなのもわかってなかったな。

もうひとつ、これは直接自分ではないけれど、お仕事をお願いしているライターさんと取材先でのプチトラブルが発覚。ライターさんが取材先にした口約束をすっかり忘れて反故にしてしまっていたというもの。うっかりミスといってしまえばそれまでだけど、第三者として聞くからにはこれはライターさんの誠意が欠けていたと思う。僕の漏水事件とはちょっと意味が違うけど、受け手の立場に立ってものを考えれば、違う対応ができたのではないかな。

そういうところに思いをめぐらせてみると、もらったメールに細かい返信するかどうかとか、自分では「まいっか」の範囲だと思っても、相手にしたら「おいおい」って思うこと、多々ありそうだなーと思ったしだい。年の瀬が近づいてきて、つい忙しさにかまけてしまうことも多いけれど、ホスピタリティもって誠実に物事にあたっていかねばと気を引き締めたしだい。いやーほんと、気をつけないとダメだよね。いい大人なんだし。

by april_hoop | 2012-11-29 00:00 | 私事
2012年 11月 28日
聖地オレゴン
c0160283_152518.gifやってみたいと思いながらもなかなかチャンスがない、トレイルランニング。そこでこんなの見せられたらくそーって思っちゃうよね。『PAPER SKY』のトレイル@オレゴン特集!
Backnumbers | papersky

西海岸のオレゴン州はランニングのメッカっていう話はちらほら聞くけど本当にそうなんだなー。ナイキがある街くらいの知識しかないけど(ナイキのトラックも超走ってみたい!)、小さめの都市と周辺には自然あふれるランニングコースが縦横無尽だそうだ。市民は総じてランナーなのか?ってくらいの盛り上げ方。とにかく取材された人たちみんな走る走る走る自然の中を。いやーなんか皇居をぐるぐる回るか荒川か多摩川沿いを走るだけの東京都民からは想像できない世界だな。うらやまー!

もっとも誌面はさまざまなスタイルと思想で走るランナーのほうにフォーカスしてるので、実際のそのトレイルがどういうところかはあんまりわからなかったのが残念。もう少し臨場感出してくれてもよかったんじゃないかなって思う。ところで、この自然がたくさん残る街ってのは、随分前に決められた都市計画だかによって制御されているそうだ。そんな歴史があったとは知らなんだ。ますますうらやまー!

アメリカで走るならニューヨークのセントラルパークっきゃないだろ!とか思ってたけど、いつの日にかオレゴンのトレイルをかっとんでみたいぜ。どうでもいいけどポートランド唯一のメジャースポーツチーム、トレイルブレイザーズも好きなんだぜ。

by april_hoop | 2012-11-28 00:00 | 出版
2012年 11月 27日
周辺にあるもの。
c0160283_7532362.gif今号はなかばカレンダー目当てで買いましたクウネルさん。去年に続いて、おうちカレンダーはクウネルの付録にしようと思います。シンプルで、クウネルくんのイラストが入っている6枚両面タイプなのですが、2013年のテーマは「時」。1月は「1秒でできること」2月は「2分ではできないこと」…12月は「12世紀前からここにいる」といった具合で月の数字と時間の流れを思うコピーがセットになってて、なかなか趣があってよいですよ。去年はなかった祝日の名前(こどもの日とか勤労感謝の日とか)も追加されてました。
マガジンワールド | クウネル - ku:nel | 59号『料理の風景。』

特集の方は、「料理の風景」。カバー写真から見るにクウネルらしいいろいろな料理が登場するのだと思っていたら、半分以上はそうでもなくて、珍しく散漫な特集だなって思って読んでいたけど、読み通して振り返ってみて、あ、料理といっても、食事というものの料理だけに限定するんじゃなくて、いろんなものを"料理する"、すなわちアレンジするって意味合いだったのかもって思ったわ。となるとなるほど面白いな。

最初に登場するのはフランスの古いビスケット「プティ・ブール」のお話。ここはあんまり料理って感じはしないけど、フランス人の中で深く愛されている様子が伝わってものすごく食べたくなります。クウネルなりの「料理しました」(編集しました)っていう宣言なのかしら。続いて、料理研究家ウー・ウェンさんの物語は、これはストレートに料理について。さらに正月のしめ飾りに、高橋みどりさんと長尾智子さんの器と料理の話がきて、どんぐりにロウソクと、いろんなところに話はとんでいく。

どれも、クウネルらしい目線があって、暮らしの中の1ページを切り取っていて、なるほど「料理の風景」か。風景という言葉が持つ意味はなんでしょうね。その周辺に見えるもの。それは家族愛であったり、自然への憧憬であったり、伝統のオマージュであったり、ちょっとのクリエイティビティとかおしゃべりとか他愛ないものもひっくるめて。アレンジというよりは、周辺にあるもの、というのが「料理の風景」の正しい解釈になるのかな。ストレートにごはんの話ではないけれど、家に帰って誰かと一緒にごはんを食べたくなるような、そんな空気です。

なんだかすっかり年の瀬ですね。師走直前にして右へ左へと走らされまくっている今日この頃ですが、ゆっくりとお正月を迎えたいものですね。

by april_hoop | 2012-11-27 00:00 | 出版
2012年 11月 26日
感想_リアル(12)
c0160283_0244815.gifこの季節がやってきました。1年ぶり12回目の『リアル』読了。毎年来し方を見ては1年て早いなぁと思い、そして行く末を思えば1年は長いなぁと思う恒例行事ですな。
[リアル]第12巻 発売記念特設サイト

代表合宿から戻った戸川は、自分に足りないバスケ経験を求めてAキャンプに参加するが、そこにはエンジョイすることを優先する選手たちが集まっていて、焦りを感じる。同じ頃高橋は、バスケ用車椅子に乗れなかったことから、リハビリに集中し始めていた。その姿を見た両親もまた、それぞれの中に変化の兆しを感じ取る。そして高橋とともにリハビリをするスコーピオン白鳥は、2ヶ月後、リングに立つことをまだ諦めてはいなかった。

みんな変わろうとしている。それは障害があろうと、なかろうと変わらない。変わる為に必要なものはなんなのか。新しい環境へと踏み出す勇気。そして、人の輪、なんだろうな。人は多分、ひとりでは変われない。周りの誰かが、それが赤の他人であったとしても影響され、影響を与えして、変わっていく。もちろんそのためには、今の自分を知り、受け入れなくては始まらないんだろう。白鳥のいう「自分を安く見積もりはしない」という言葉は最高にシビれました。白鳥だけは、変わらない。障害を持っても。たとえ、リングに立てなかったとしても(ああ、どうなるんだ次の話!)。

ただ、戸川がチームワークに目覚めるくだりはわりとよくある展開だったのが若干物足りなさもありつつ、まあだからさらっと通り過ぎて「変わる」だけを強調してったんだろうな。そして、もうひとり変わった人、野宮でオチをつけつつ(軽くショック)、さて来年はどうなるんでしょうか、と。ふみか再登場にもびっくりだね。高橋とくっつくってか!

では1年後に13巻を無事読めることを祈りつつ。

by april_hoop | 2012-11-26 00:00 | 出版
2012年 11月 25日
東京らしい蚤の市とは
c0160283_22404295.gifヨーロッパの蚤の市が大好きな僕です。そしたら「東京蚤の市」なんていうイベントがあるっていうじゃない。しかも第2回だというじゃない。いつの間に第1回をやっていたんだ!とほくほくして覗きに行ってきたよ。会場は京王多摩川駅すぐの京王閣つーところ。その昔のレジャー施設で今は競輪場なのだそうだ。主催は手紙社さん。もみじ市とかカフェフェスの旗ふったのもこちらですね。
第2回東京蚤の市

10時開場のところ10時15分くらいについたら、入場ゲートはけっこうな混雑〜。みんな朝からがんばるねぇ! 確かにこういうのは初日の朝イチてのがいちばんいいと思うけど。考えることは同じですな。入場料300円を払って中に入ると、総勢100以上の店舗が大集合! 今回は蚤の市なので古いものを扱うお店を中心に、その他飲食店などが並んでる。会場はイチョウが黄色く色づいてて秋らしいよい雰囲気だわ〜。

しかしまあよくもこんだけ古いもの扱うお店があったもんだね。日本の古い家具、古道具、ヨーロッパの雑貨やアンティークなどなどが大集合してました。だけど、個人的にはこういうお店には行き慣れているので、一同に見られる良さはあるものの、ここにしかない! ここでしかえ出会えない! というような宝探し気分にはあんまりなれなかったな。もちろん、普段あまりこういうお店に足を運ばない人には楽しい空間に違いないと思うのだけど。

それからもうひとつ、出展しているのがみんな普通に商売をしてるお店さんたちなので、値段が高いのです。昭和の丸スツールが9000円とか、ちょっと手が出ないと思うのです。今はこういう古いものが人気だから値段も高騰しちゃって大変ですよね。ヨーロッパの蚤の市と決定的に違うと思ったのはこの価格でした。ガラクタでもいいからもうちょっと安い値段でいろいろ出てたらよかったのになー。結局買ったのは、ペンタックスの純正ストラップ100円を2本だけでしたもの。あとはポトフとホットドッグとコーヒーっつーね。飲食店はしかしすごい行列だったな。

でも、この感じが今の東京らしいってことになるのかもしれません。国を問わずいろんな古いものが集まって、それが重宝がられて、ややプレミア的な値段がつく。その証拠にかなりの人手があったわけだし、おそらく第3回、4回と続きそうだから、その中でこれが一過性のものなのか、より深く浸透していくものなのか確認できそう。その時を楽しみに待つこととしましょう。なんだかんだいってストラップ買えたのスゲー嬉しいしネ!

そうそう、会場が競輪場ということで、初めてバンクを生でみたよ。ここでチャリを駆りたい!という思いを抱いたことも記しておかねばな。場所によってはバンクの一般開放するところもあるらしいのでいつの日にか走らせたる!

by april_hoop | 2012-11-25 00:00 | 閑話
2012年 11月 24日
大地の彫刻!
c0160283_20252055.gifc0160283_20253566.gif札幌に行くからにはどーーーしても行きたかった場所がアル! モエレ沼公園! なんか風強いうえに雪がちらついてたけど、感動の体験でした。
モエレ沼公園 イサム・ノグチ設計

ご存知、イサム・ノグチが設計し、その死後も遺志をついで完成された公園。もともとはゴミ処理場かなんかだったのを、札幌市だかがイサムに公園作りを依頼。イサムも公園作りに興味を持っていて、それを究極の彫刻、すなわち大地を彫刻するものとして高い意欲で臨んだそうだ。いやほんとその意気込みが伝わる素晴らしい公園だったなぁ!

まずはなんといっても北海道らしい雄大さに驚くね。とにかく園内ゆっくり歩くだけで1時間はかかります。園内にレンタサイクルまで用意されてるくらいだからその広さを推して知るべし(でも11月上旬までだったので借りられず)。そして芝生がものすごくキレイ。もう冬なのに。枯れない品種なのかな。それにしてもよく整備されていて素晴らしい。シラカバも美しいし、景観がみごと。本州にはやっぱりこの規模感は多分ないよね。

ガラスのピラミッドは思っていた以上に大きくて、建築的意匠もクール。資料室でひとしきりモエレ沼公園の成り立ちを読みつつ、次は遊具が並ぶサクラの森へ。これもすべてイサムの設計。こりゃ子供たち楽し過ぎてたまらんだろう! 大人だってはしゃいじゃうよ!(時間の都合ではしゃぎきれなかった)っていうレベルのワクワクドキドキ。親も子供をここに連れてくるのは覚悟がいるね。1日仕事になっちゃうだろうからさ! でもってプレイマウンテンに上り(なんか北斗の拳のシュウの気分になる造形だったな)、テトラマウンドを見下ろし、ミュージックシェルを眺め、そしてモエレ山登頂! 冬期に入っちゃったからモエレビーチや、海の噴水を楽しめなかったのは残念だけど、これは夏にまた絶対来たい!という宿題が残ってそれもまたよし、ですな。

彫刻家が、その集大成として大地を相手にするっていうその発想のスケールそのままに、実に楽しい空間でした。

そうそう、お昼にスープカレーを食べたいと思って札幌の友人に紹介してもらったピカンティなるお店へ。すごいエキセントリックなお店でびっくりしたけど、カレーは美味しかったよ。ラムのやつにしました。人生初スープカレー!
PICANTE [ピカンティ] 札幌スープカレー専門店

by april_hoop | 2012-11-24 00:00 | 文化
2012年 11月 23日
食べる+暮らす=生きること。
c0160283_19553877.gifさて、昨日書いたあんざい果樹園さんの4代目のご夫婦は、震災後札幌に移住なさいました。そして奥様は、札幌でカフェを開いています。その名も「たべるとくらしの研究所」。果樹園で暮らしていた震災前からずっと変わらずに、食の安全や体によいものについて考えていた夫妻が、より深く向き合う場所としてここはあります。だから、研究所。
たべるとくらしの研究所

札幌中心部を少し離れたところ(クルマで10〜15分レベル?)の住宅街にある、古〜い建物が、そこ。なんと築100年にもなるそう。札幌じゃこんなに古い家は珍しいらしい。なんせ寒いから、断熱材入れたりとかそういう防寒処理で改築しちゃう家が多いみたいだから。とにかくここだけ異彩を放つような場所。ツタの絡まる家屋、そして小さな庭先にはハンモックがかけられて子供がじゃれてたりして、もう外見だけでいい空気流れてることがよくわかる。安斎さんが借りる前も飲食店だったらしいけど、その頃の装飾は外して、なるべく建物の素の状態に近い感じに戻したそう。なので古いもの特有の時間が刻み込まれた感じもGOODです。福島でカフェをやっていたときのテーブルなんかもここに持ってきたらしいからより濃密。

提供しているのは、ランチプレートやデザート、そしてドリンクメニュー。そのどれもが、生産者の顔が見えることにこだわったものたち。北海道の石田珈琲や(東京でも使ってるところありますね)、その他全国の農産物、そしてあんざい果樹園の果物も。りんごのタルト、すげー美味しかったですよ。そして使っている器が福島同様に素敵すぎて涙出ます。コーヒーカップを木のプレート皿に載せてサーブするとは盲点だったな〜。ものすごくしっくりきたし、空間になじんでいて、店主がなにを大切にしているのか、そういう価値観が伝わる場所でした。

僕たち消費者は与えられた情報を基本的には信じて(受け入れて、のほうが正確かな)やってきたわけだけど、原発に限らず、食品のことや、その他さまざまなことが情報通りじゃなかったりもした。偽装とかいろいろね。そうなったときに、じゃあ何を信じたら安全は確保できるものなのか。本当は全部自分で賄えたらそれ以上に信用できるものはないけど、普通の人にはまず無理。できることといえば、なるべく顔が見える、その顔が信用できるものを選ぶってことだよね。よく飲食店でも「○○さんのレタス」とか、農家さんの名前が出てたりもするけど、どこの誰だかわからない○○さんの何を信用したらいいのかピンと来ないよね。農薬どんだけ使ってるのかとかわからないし。もちろん、農薬をどれだけ使ってますと言われても知識がないとそれをどう解釈していいかもわからないのだけど。

考え出したらキリがないことではあるけど、こういうライフスタイルを選択するというのは、とても現実的な行動になっているし、ひとつの正しい態度だよな、って思いました。本質的にこれに勝る暮らし方ってのはないとも思う。ただその豊かさを、別の豊かさ(効率とか上昇志向とか)に置き換えて社会が変化してきたというだけの話。今の自分がそっちへ舵を切れないことは認識しているけれど、考えさせられるきっかけになりました。そういう話は抜きにしても、居心地よい場所なので札幌行く時はまた足を運びたいです。安斎家の求心力、すごいものがあります!

by april_hoop | 2012-11-23 00:00 | 旅情
2012年 11月 22日
play tohoku 14_あんざい果樹園
c0160283_23135293.gif今年は全然東北に行ってなくて、なんだか薄情な自分をちょっと感じていましたが、ようやく足を運べました、福島へ。今日の目的地は、福島のとある果樹園。僕はごく最近まで知らなかったのだけど、そこはけっこう名前の知れた果樹園でメディアの取り上げなんかも多かったそう。その名は、あんざい果樹園さん。
あんざい果樹園

あんざい果樹園のなにがどうすごいのか。ひとつは、なるべく自然に近い形で愛情かけて果物を育てているところ。無農薬ではないけれど、肥料も農薬も最小限に抑えて果物を育てている。そして、例えばりんごだと、太陽にあてればあてるほど実が赤くなるそう。そのために葉っぱを間引いてよくお日様にあたるようにするってのは常套手段らしい。だけど、本来葉から養分を吸い取る仕組みだから、葉がへると当然養分も減ってしまう。だから、赤さを犠牲にしても、葉を落とさずにおいしくなるようにしているんだそうだ。他にも専門的なことはいろいろあるようで、結果、その果物はすげおく美味しいってこと。もぎたての林檎はそれはそれは歯ごたえもよく、甘みと酸味のバランスが絶妙だったもの。この酸味が実は重要で、とかく商売のためには甘いほうが喜ばれるから甘くなるように仕向けるところ、果物は酸味が大事と考えて、そこも自然の酸味を残すようにしてるんだって。

でも、それだけじゃなくて、果樹園のかたわら、自宅で奥様が器のギャラリーショップをやっていて、これがいい作家さんのものを揃えてて素敵なのよ。20年も前、器ブームもなにもないときから店を持ってるっていうからスゴイ。それも古めの家屋の中にディスプレイされててメチャクチャ素敵なわけですよ。器も本望でしょうって感じ。さらに、物置だったところを4代目の奥さんがカフェにして、これもまた人気を博したり。その他、東京のイベントにも登場したり、単なる農家を越えた「コンテンポラリー農家」として発信力のあるモダンなスタイルの果樹園なのだ。

だけど。3.11で去年は放射線の影響をもろにうけて大打撃。今年は土と果樹を徹底的に除染したところ、放射線の数値は極めて微量におさえられた。それも、検出限界のより低い、東京の検査センターでチェックしたうえでのことだから、かなり信頼できる(しかも2カ所に出してWチェックするという念の入れよう)。現実から目をそらさないそのスタンスがカッコいいよね。だけど、それでも風評被害というのはあって、とにかく福島の人手がへこんでしまっているそうだ。

もちろん放射性物質がゼロなわけではないから、それをどうとらえるかは人それぞれ。だけど僕は、こうして売りに出す以上、大丈夫だと信じていただきました。それに足る安斎家の信頼性だったし。さらに完熟りんごだけで絞ったというリンゴジュースも買って帰ったけど相当濃密でおいしくて、2本買わなかったことをスゲー後悔したよ。

福島の戦いはこれから何十年続くんだよね。微力ではあるけど、なんとか応援していきたいと改めて想いました。来年の収穫時期にまた遊びにいきたいな。

安齋家4代目のたべるとくらしの研究所

by april_hoop | 2012-11-22 00:00 | 旅情
2012年 11月 21日
美食百花dish123_丁寧という味のするお菓子
c0160283_2302223.gifこのコーナーがなかなか登場しない、すなわちイイモノ全然食べてないってことです。てことで今日のご紹介はお菓子屋さん。でもこれは本当にオススメできるお菓子ですぞ。その名は「dans la nature」さん。フランス語で、「辺鄙なところ」という意味だそう。女性オーナーさんがひとりでやっているお店です。
dans la nature

実はdans la natureさんはこれまで店舗を持たずに活動なさってて、いろんなイベントで販売したり、いくつかのショップに卸していたりというスタイル。その味が評判を呼んで各地のいろんな企画にお菓子もって行っていたよう。そして、ついにこの11月よりファン待望のお店がオープンしたというわけ。場所は三鷹と調布の真ん中へん。駅からバスか、クルマじゃないとご近所さん以外は行けないかなー。

しかし、このお菓子わざわざ足を運ぶ価値のあるおいしさ。マフィンがいちおしとのことで、その中でもオーナーさんがいちばん好きだというプレーンマフィン食べたら美味しくてぶっとんだわ! いろんなマフィン食べてきたけど間違いなくこれベスト。というか、マフィンて別に大したお菓子じゃないくらいに思ってたけどこれはすぐリピートしたいレベル。優しいけど素朴ってんじゃなくて、しっとりした食感に絶妙なふんわり生地。パサパサしすぎてないし風味もあってマジで上手いなー。一緒に買ったジンジャークッキーもおいしかったぜ。

いやーファンがつくのもわかるよ。そしてそのファンというのが、一般客のみならずけっこう影響力のある人たちもいたりして、イラストレーターの福田利之さんがお店のロゴを描いてたり、ショーケースとか家具類は巣巣っていう等々力のお店が作っていたり、そういうつながり全部、お菓子から生まれてつながってつながって、っていう感じ。人を呼ぶチカラのあるお菓子なんですよ。

お店の営業は金・土の週2日が基本線とのこと。季節の果物を使ったものとか、卸し先では食べられないようなものもここでは出すってさ。そうそう、去年dans la natureのお菓子作りとレシピについての本が出てるのでそっちも一読の価値あり。オーナーさんがどんな思いでお菓子を作ってるかを知ると、またさらに美味しさ5割増しですぜ! 今年の会社のホワイトデーはこれでお返しすると決めました。

by april_hoop | 2012-11-21 00:00 | 美食