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2007年 07月 31日
感想_銀河鉄道の夜、こころ、友情・初恋
c0160283_0222545.gifc0160283_0223523.gifc0160283_0224473.gifナツイチ蒼井優ヴァージョン3冊を読了。普段読むことない古典は新鮮でやんした。3作とも未読でった。

『銀河鉄道の夜』。古語と方言?とで読みづらいまくりで時間かかったなぁ。でもこの現実ベースのファンタジー感自体はわりと好み。兄と弟、ジョバンニとカンパネルラ、又三郎と子供たち。いつもなぜか死のニオイがつきまとうのは、賢治のフィロソフィーなんでしょうか。

『こころ』。主人公になんとなしの親近感を抱きつつ、そしていつの世にもありそうな三角関係の行く末に引っ張られて読破。恋心と嫉妬心に苛まれる先生の、"純然たる俗っぽさ"にも共感。はたしてこれを読んだ主人公の心持はいかばかりだったであろーか。なんてことを考えつつ、タイトルの意味するところを考えつつ。

『友情・純愛』。あれ、これどこかでちょっと読んでたかも?(教科書とか?) 本当に単純な恋と友情の話だけど、その中身を膨らませればこんなにも物語れるんだね、なんて思ったり。野島の思いも『こころ』の先生と同じくらいありふれたもので、つまりはそこにある切実さもまた、世界中で共有できそう。時代が移ろっても親しまれるというのは、それだけ本質を捉えてるからってことでしょう。

3冊読んでみて、やっぱり文体とか口調とか、現代文学のほうがなにかと好きだな、と再確認。作家の個性というものを抜きにしたら古典の中にしか見出せないものって、ないのではないだろうか。というのも、良いとされるもの、普遍的なものは、確実に今の世にも受け継がれているはずだから。ってものすごい反論を招きそうだな。現代文学より先出ってことは鑑みないとだめか。

c0160283_0225877.jpgで、今出ている『ダ・ヴィンチ』8月号ですね。この写真、めちゃくちゃよくってジャケ買い。フォトグラファーは市橋織江さんですね。蒼井優は連載持ってることもあって、ちょくちょくカバーを飾ってますが、今回の表紙も秀逸。表情、ライティングと質感、ヘアメイクまで含めてカンペキだと思います。市橋さんの写真てあんまり惹かれたことなかったけど、いやー、ホントこの表紙いいわ。中身はナツイチ撮影の裏話なんかもあって、ファンは楽しめますよ。

ちなみにナツイチの撮影は鳥巣佑有子さん。存じ上げなかったのですが、人物を背景に溶け込ませて、なおかつ人物を浮き立たせるってちょっと神業的では。惚れ惚れ。『天コケ』のスチールもこの方なんだね。ぜひお仕事ご一緒したいもんです。

てことで、全部ジャケ買いで恐縮ですがそれぞれに表も中も馳走でった。
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by april_hoop | 2007-07-31 00:00 | 出版
2007年 07月 28日
ケラ&シンセサイザーズ・ライヴ(ちょい時効警察)
c0160283_23491065.gifひょんなことより、ケラリーノ・サンドロヴィッチ率いるケラ&シンセサイザーズのライヴ「TOKYO PORCUPINE COLLECTION 2007」へ@渋谷クラブクアトロ

20時前に到着すると、ケラさんとゲスト・鈴木慶一(moonriders)がMC中。かなり内輪な話に花が咲いている。そもそもケラさんが音楽をやっていたことすら知らなければムーンライダースにも当然疎いオレさまですから、ちっとも話についていけません。でも場の空気になじむ時間てことでね。客層は20代後半〜30代てところか。立ち見も出てました。

で、数曲聴いたらゲストの犬山イヌコ登場! なにいってるのかさっぱりわからない曲をこれまた数曲披露。キャラ設定掴めないままMCもやっぱり聞き取りづらく、このユルさを笑っていいのかなんなのかわからず…。笑

そうこうしてると、お次のゲスト、なんと三日月しずか(麻生久美子)登場! もちろん婦警ルックですわ(ちなみに麻生サン、今は髪が短いのでヅラ着用)。歌うはもちろん『しゃくなげの花』『月見そばのうた』。ちなみにオダジョーも客席にいたようだけど、ステージからの呼びかけに「ムリムリ!」と。残念。そして渋谷の客は、そんなリアクションにも大した不満もでないのね。クールやわ〜(ウワサではアンコールに出たとか出ないとか)。『時効警察』からのお花もきてましたわ。

で、ようやくシンセサイザーズの曲を数曲聴いて、一足お先に退散。滞在1時間ちょっとだったけど、半分以上MCというユルユルっぷりでした。普段まったくなじみのない空間は貴重で、ゲストも豪華で楽しかったなー。ケラサンの演劇人として以外の顔は新鮮でやんした。

ところで、「ケラサン」の「サン」て、サンドロヴィッチの略なのか、単純に敬称の「さん」なのかわかんないんだけど、どっち? 
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by april_hoop | 2007-07-28 00:00 | 文化
2007年 07月 26日
N700系で時を越え京都
c0160283_912148.gifc0160283_913195.gif公用で日帰り京都。これ幸いと乗ってきましたN700系! これに乗りたいがために、出発を2時間以上早めました。車両内の変化は、ACのコンセントがついたくらいかなーって感じだけど、京都までなんと2h11mで着いたよ! あっという間だなー。鉄ちゃんにまじってオレも写真撮っといたわ。笑

母方の祖母が京都に住んでいて、中学生までは毎夏訪れていた京都。大人になってからは公用以外とんと足を運ぶこともなかったけれど、行きたい気持ちはあったんだよね。てことで思い出の地へ。北山駅から鴨川に出る。なんか昔より中州の草がぼうぼうになってんなー。そして、子供の頃はもっと大きいイメージだったぜ。大文字焼の舟形を焼く山もこんなに近くに見えるとはなー。もっと遠かったイメージ。そして川沿いにおしゃれカフェがちらほら。いつの間にか鴨川リバーサイドは京都の名物になってたみたい。オレが知らなかっただけかな?

その足で上賀茂神社へ。世界文化遺産に登録されたらしく、随分キレイになった気も。でも境内の雰囲気は変わらないなー。京産大生がたくさんいたのは、かつてはなかった風景。京都に来ると、境内を流れるこの小川で毎日のように遊んでたわ。夏休みの宿題でスケッチしたり蝉を取ったり。うーんノスタルジー。

実は祖母は今、施設で寝たきり。もう長くないだろうと言われおり、お見舞いへ。もう話すことも叶わなかったけど、認識はしてくれたみたい。来るの遅くなってごめん。

c0160283_92398.gifその後四条まで戻って、まずは京都芸術センターの前田コーヒーで打ち合わせ。このセンター、廃校をリノベーションしてて、レトロな雰囲気がたまんないねー。フレンチトーストが絶品。で三条通りをふらふら歩いて、ひたすら歩いて、てくてく歩く。町家やリノベーションがあちこちに。着物姿も見受けるし、ああ京都って感じ。そして京都国際マンガミュージアムへ。これもまたリノベーション。中は漫喫みたいだったけどw 

いやー日帰りでもけっこう楽しめるね京都。新幹線がもう少し安ければちょいちょい来ることも全然可能だということが判明。修学旅行をやり直そう計画も、意外に簡単に実現するかもしれません。多分、近いうちにまた行くと思いますのでお楽しみに。
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by april_hoop | 2007-07-26 00:00 | 旅情
2007年 07月 25日
感想_ミヨリの森
c0160283_0233910.gifいつだって森は神秘の場所。フジがアニメ化、しかも主演は蒼井優とあらばチェックしないわけにはまいりませぬ。小田ひで次『ミヨリの森』読了。両親が離婚し、田舎にある父の実家に預けられた小6のミヨリ。斜に構え、意地っ張りのミヨリだったが、家のそばの森で不思議な声を聴く。それは森に棲む精霊たちの声だった。

環境保護が表テーマにあって、森を守ることを通しながら、都会と田舎の対比だったり、親子関係だったり、いじめだったりいろんな社会問題をパッキング。クソ生意気なミヨリはその背景と、そこからくる個性が立体的で、かなり魅力的な少女。主人公として十分立っている。設定や話の流れに目新しさはないけど、ミヨリの言動や発想が今っぽいから古くささは感じないね。自然との共生、蒼井優というキーワードから『蟲師』も連想させる。

裏テーマは人間の使命とエゴ。キーパーソンはミヨリの母で、そもそもの張本人であり、彼女の言葉は大人の都合のいい理屈を代弁。でもそれは、普通に暮らしている大人たちには少なからず覚えのあるセリフで、ミヨリが子供らしい真っ直ぐさでそれを指摘するくだりはかなり染みますな。父母には毒づくけど、その他には黙して語らないミヨリ。しかしいつの間にか精霊たちと気兼ねなくコミュニケーションを取り始める変化はかなり素敵。また、そんなミヨリにフラットにコンタクトする祖父母と田舎の子たちが、人間本来の関係性ってのも示唆。自分以外の誰か(何か)のことを考えたとき、はじめて繋がりってものが生まれるのです。

娯楽コミックもいいけど、こういう本質のあるマンガは読み応えあるね。惜しまれるのは単行本1冊であっという間に終わってしまったこと。まだまだいろんな話を読みたかったなー。と思いきや、ミステリーボニータなるコミック雑誌で続編の『ミヨリの森の四季』が連載中らしい。読みづらいなこの雑誌…。

さあ、そういうわけでアニメ化。なんでも2億つー巨費を投じて製作ということで、チカラ入ってるみたい。光と陰が同居する擦れキャラで、しかも11歳てのは蒼井優じゃなきゃ演じれないね、きっと。オンエアは8/25。現在ウェブで試写会プレゼントやってますよ。

アニメ版感想
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by april_hoop | 2007-07-25 00:00 | 出版
2007年 07月 23日
美食百花 dish34 こってりを卒業した君へ
恵比寿で仕事を終えて先輩とラーメン屋へ。

<<恵比寿/ラーメン
AFURI
 (渋谷区タウン ラーメン道 AFURI(阿夫利)
恵比寿駅西口を出て駒沢通りを右(明治通り方面)へ。恵比寿一丁目の信号を越えて川の手前を(看板あり)右に入ったところにあるこちら。ミニマルな外観に似つかわしく店内もコザッパリ、そして味わうラーメンもさっぱり美味?!

オーダーしたのは「ゆず塩ラーメン」。想像に難くはないゆず風味の塩ラーメンだが、これはなかなか新鮮な味わい。コクはありつつもサッパリで、こってりをそろそろ遠慮したい昨今のメタボな心持ちにもズバリ。そして細麺ストレートがピタリ。ヌルめのスープはゆずの風味を飛ばさないためかにゃ?

とどめはチャーシュー。目の前で炭火で炙られた後にトッピングされるこいつは、ラーメン界ではかなり異例の美味しさ。とろけるジューシー系の食感に肉の旨味たっぷり、おまけにゆずとの相性も抜群で、これは焼肉屋で出されても納得のクオリティ。おかげで非常に満足度の高い一杯にしてくれました。

飲みの後にもイケそうだし、普通にリピートしてもいいと思います。お近くにお越しの際はぜひお試しあれ。

【special thanks!】
情報提供/yhey

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by april_hoop | 2007-07-23 00:00 | 美食
2007年 07月 16日
マリンデイ葉山
c0160283_8595961.gifc0160283_90965.gifハッピーマンデイ・マリンデイ。鵠沼海岸にできた海の家に行く予定でしたが急遽中止になったので舳先を変えて葉山方面へ。

めざしたのは森戸海岸。逗子駅からバスで15分ほど。東京は晴れていたけど、到着する頃には曇り。ざんねむ。海水浴客はほどほどに、ビーチにフラガールなんかいたりして、のんびりまったり葉山らしいにぎわいが心地よし。海はいいね、観てるだけでなごむわ。砂浜に座ってひとしきり。

で、葉山エリアの超有名店Costa del solへ。リゾートっぽいデザインの建物と、スペイン料理、そして目の前が海というロケーションがサイコーに素敵。ミックスパエーリャは、エビ、ムール貝、地蛸、鶏と具沢山で美味。注文から40分くらいかかるけど居心地いいから待ち時間も苦にならず。店員さんがおこげを落としてくれたりサービスもグッド。最初窓際があいてなかったけど途中であいたら席を移してくれたしね。ウワサに違わぬ名店でった。週末は予約してくのがよさそうね。

あとはこのあたりをフラフラと。プチ別荘地っぽいところだけに優雅なお宅がずらり。かと思えば古そうな茅葺きの民家もあり。飲食店はどこもスローな空気醸してていい感じ。みんなげんべいのビーサン履いてるしね。この文化、なかなかに素敵です。確かにこーゆーところに住んでると東京のバタバタ感もバカらしくなるかもねー。なにもせずとものんびり過ごせていい海の日でしたわ。

次は海水浴したいっす!
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by april_hoop | 2007-07-16 00:00 | 旅情
2007年 07月 09日
美食百花 dish33 モンゴル人も太鼓判!
東西横綱をモンゴル人が張る時代なのでこちらを。
<<池袋/モンゴル料理
故郷(ノタガ) All About


池袋駅北口から徒歩10分。そろそろなにもなくなったころに出てくるこちらはモンゴル料理「故郷(ノタガ)」。まあ外観も内観もパッとはしないので、予備知識なしだと入りづらいかもだけど、安心してどうぞ。美味しいです。モンゴル人じゃなくても、その家庭的な味は納得できるはず。2004年オープンで、食通の人にはそこそこ知られているお店。

メニュー数はさほど多くもなく、メインはやっぱり羊肉料理。でもこれがいちいち美味しい! 旨煮とか、ホルホグとか、けっこう野性的に調理しただけっぽいけど、柔らかくて肉汁たっぷり、味付けも素朴で良好! おまけにボリュームもそこそこあるから大満足。ホーショルなる焼き餃子もいいアクセント。冬なら鍋も外せないし、コースメニューもリーズナブルっぽいね。ちなみに羊臭さは全然なかったっす。

もう一個の目玉は牛乳酒。その正体はいまいちわからないけど、度数高いわりに悪酔いしない、美容にいいともてはやされているそう。オレっちは日和って16度(ミルクワインと呼ばれるらしい)をいただく。あ、飲みやすくてほんのりミルクの香り。臭みはない。なかなかいいかもー。

ということで、モンゴル料理っていうとちょっと微妙なイメージになってきちゃったけど、ここはイケます。店員さんもいい人だった点も◎ですね。



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by april_hoop | 2007-07-09 00:00 | 美食
2007年 07月 08日
感想_夜明けの街で
c0160283_0291575.gif理系の恋って感じするなー。東野圭吾大先生の新刊『夜明けの街で』読了。渡部の勤める会社にやってきた派遣社員の仲西秋葉。不倫なんてするやつは馬鹿だ、と思っていた渡部だったが、彼自身がその領域に足を踏み入れることに。しかし、秋葉の家は15年前に殺人事件が起きており、秋葉は容疑者の1人だった…。

ミステリ要素の占める割合がどんどん小さくなる東野作品。この本なんて、不倫のダシになっちゃったよ! でも読ませる力はさすがで、不倫男の胸の内がどう決着するのか見届けないと気が済まない。しかもこれだけ恋愛感情を募らせながらも、そこに大人がどうしても持ってしまう打算や狡さを織り込むところは氏らしいね。

だがしかし、やっぱり理系の匂いは拭えてない。だって渡部のあらゆる感情が論理的に過ぎるんだもの。「理屈じゃない」という言い分すら客観的に自己分析できちゃってるから、どうしてもロジカルなんだよねー。別に共感できないってことはないけど、口でいってるよりも冷静に見えちゃって、その熱がこっちに伝染してこないのだよ。

女性の描き方は相変わらずもう一歩かな、というところで、恋愛小説としてはややパンチに欠けるなってのが正直なところですわ。サイドストーリーの「新谷君の話」は面白いです。
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by april_hoop | 2007-07-08 00:00 | 出版
2007年 07月 06日
キミのその常識、覆してやるよ。
c0160283_8583213.gifc0160283_8584512.gif岐阜にとんでもないスポットがあったじょー! 名古屋からおよそ1時間、その名は「養老天命反転地」。美術家の荒川修作+詩人マドリン・ギンズが共同製作した一大アート作品なのだ!!
養老天命反転地

はっきりいって説明のしようがない迷宮空間!(多分、写真じゃなにがなんだか分からないはず) ここは平らな面というのはほぼ皆無。およそデタラメ(じゃないんだろうが)に組み合わされ入り乱れ撒き散らされた建築で、通常の感覚をすべて狂わせるというのが基本コンセプトらしい。普段うちらは視覚や常識に頼り過ぎて暮らしているから、それをリセットすることによって新たに発現する開発される、眠れるチカラがある、と。ホント?

「極限で似るものの家」という摩訶不思議ハウスと「楕円形のフィールド」と呼ばれる野球場なみの広さのすり鉢エリアがメインスポット。どちらも解釈不能ながら、詳細な使用方法まであるのです。例えば"何かを決めるために、あるいは以前決めたよりもより繊細に、またはより大胆に(あるいはその両方に)なるために、「もののあわれ変容器」を使うこと"とかね。芸術家の考えることはわかんねー!

てことで理解することはおよそ不可能だし、天命が反転するかどうかはわからないけど、一生に一度はいっておきたい摩訶不思議スポット。半日たっぷり楽しめます。同じく荒川氏&マドリン氏による「三鷹天命反転住宅」なるマンションまであるみたい! しかも空室アリ! ちょっと興味あるなー。さらに「天命反転ホテル」も計画中とか。これなら試しに泊まれる! ちなみに荒川氏は日本人ではじめてグッゲンハイム美術館で個展を開いたそう。なんかそれも頷ける世界観です、ハイ。
荒川修作+マドリン・ギンズ

とにもかくにも、なんとも刺激的な日帰り岐阜の旅、でした。
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by april_hoop | 2007-07-06 00:00 | 旅情
2007年 07月 05日
ただその言葉に出会うために。
c0160283_030025.jpg読書の秋とよく言うけれど、書籍のキャンペーンとしたら夏の文庫フェアのほうがアツイ?

なんたってまずは集英社「ナツイチ」。昨年に続いて蒼井優をイメージキャラに起用。去年は『ハチクロ』バーターなニオイが無きにしも非ずだったけど、今年は起用すべくしての起用だね。引っ張りだこの彼女ですが、こういうコマーシャリズムの中で蒼井優の本質と合致した必然性のある展開ってのは少ないだけに貴重。イメージ、ターゲット、認知度、そして本との結びつき、どの点から見ても文句なし。

で、コンテンツも充実。まずは蒼井優のショートムービー。歌と踊りが観られてファン垂涎。最近こういうふんわり系の衣装ばっかでやや食傷気味ですがまあよいでしょう。ストラップは大したこと無いけど、蒼井優の限定カバーをまとった古典が3作品! これは邪道ですが商売的にはきっと大ヒット。オレも思わず衝動買い。動機はともかく、こんなことでもないと古典に手が伸びにくかっただけにちょうどいいわ。

とまあ表層的な話はどうでもよくて、「ナツイチ」のコピーは"ただ言葉がならんでいるだけなのに"。そう、ただの言葉のくせにそれが並ぶと無限の可能性が花開く。涙が出る。ドキドキする。想像する。夜が明けるまで読みふける。大好きな人に教えたくなる。こんな気持ちをくれるものってそう多くはないはず。

言葉って記号だからさ、ある種、数学的であるとオレは思うのです。ただ方程式が数限りなくあって、そこに普遍性がないってだけであって(ってそれじゃ全然数学的じゃないか)。だから、自分にぴったりとしっくりくる言葉の方程式を探して、本を読む。言葉を綴る。そんな出会いを導いてくれる文庫フェア。応援したいじゃない。

集英社以外だと、お次は新潮さん。なにげに長い歴史のアーカイブもあるし(過去のイメージキャラは意外な人が!?)、読んだものを記録しておける本棚システムも搭載(ブクログと似たようなやつ)。ナツイチ(多分ターゲット若め)より海外文学が充実しててより純文学的なラインナップ。Yonda?パンダもすっかり浸透したね。驚きなのは「100冊大人買い」ってコンテンツ。買う人いるのかな?

角川は上の2つに比べると見劣り。これといった大きい展開はないね。

夏以外にも、思わず本を手に取ってしまうような仕掛け、やってほしいもんです。なにはともあれ、まずはあなたもこの夏、文庫という名の扉を開けてみては。
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by april_hoop | 2007-07-05 00:00 | 出版