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2017年 09月 18日
感想_ダンケルク
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地味、しかし、目が離せない。『ダンケルク』鑑賞。1940年、ドイツ軍によってダンケルクへと追い詰められたイギリス・フランス連合軍は、海から35万人の兵士を撤退させることを決断する。陸、そして空からのドイツ軍による攻撃をかいくぐりながらの、一秒も気を抜けないその撤退を、クリストファー・ノーランが精緻に描き出す。
映画『ダンケルク』オフィシャルサイト


ノーラン作品、世界でヒット中となれば、見ないわけにはいかぬと、雨の日曜日の朝一に駆け込みました。とてつもなく地味な映画というと怒られそうだけど、ダンケルクの戦いにおけるダイナモ作戦といういう史実に残る厳しい撤退の様子を、退屈させずにここまで緊迫させられるノーラン、天才すぎるよね。


海岸から撤退を図るイギリス兵の陸の視点(1週間)、この作戦ならではの英雄となる民間船のユニット(1日間)、そして影で撤退をサポートした空軍(1時間)。主にこの3つのドラマを並行して描くという構成だけど、その重ね方というか編集テクニックがすごい。音楽による緊張感、小さなエピソードの並べ方、そしてカメラワーク、どくにも隙のない完成度は毎度のことながら凄すぎるね。インセプションやインターステラーのようなスケールの大きな飛び道具設定なしでもここまで見せ切るんだから。逆に言えば、エンタメ度は低いと言わざるをえないのだけど。


帰還後の電車で新聞を読むシーンには不意に涙がこみ上げてきて、それはジョージのエピソードに依るところが大きいのだけど、戦争というと大きな視点で語られがちな中、エンドロールにあったように、この戦いで人生を左右された人は戦死者の数の数十倍いるということを思わされる。戦死者を始め兵士など直接戦争に関わった人はもちろん、その家族や友人、軍や政府関係者など間接的に関わった人もたくさんいる。そしてそれはドイツ軍にも当てはまることなのだと思う。『つぐない』という映画でもこの撤退戦は背景にあったね。あれはフィクションだけれども、1人の戦死者の周りにはたくさんの物語があるということの、一つの真実だとも思う。


それにしても、名前も顔も誰だかわからない混乱下に置かれる戦争の凄惨さよ。キリアン・マーフィーも(船でクダ巻いてたあいつか)、トム・ハーディ(恐れ知らずのパイロットか)も、エンドロール見るまで出てたの気づかなかったし(僕の目が節穴だっただけですが)。ところで、とにかく戦争の臨場感が半端じゃないという評判を聞きつけていたのですが、そこまでかな?という感想でした。が、どうやらIMAXで見た方が凄まじいらしいです。僕が見たのは4Kには対応してたみたいですが。


誰もが見るべき映画とは思わないけど、名作の一つとして語られそうな1本。ちなみに、ダンケルクの戦いのWiki見てたら、過去にもこの戦いら映画化されてるのだね。



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by april_hoop | 2017-09-18 00:00 | 映像
2017年 09月 17日
感想_君の名は
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あえてSFは抑えめ?『君の名は』iTunes鑑賞。岐阜の田舎で、神社の娘として生まれた高校生の三葉。ある日、自分が東京に暮らす瀧という男子高校生となる夢を見る。目がさめると、それとは逆に自分の中に別の人間が入っていたような痕跡に気づく。二人は、夢を見ていたのではなく、それぞれに入れ替わっていたのだった。お互いに入れ替わっている時の記録を残すことでそれぞれの存在を知り、同志のような関係を築いていくが、ある日を境に入れ替わりが終わりを迎える。それは、彗星が地球にもっとも近づく日だった。

ようやく見ました。本当に面白いのかよ?と斜に構えながら見たけど、あっという間で楽しかったです。が、あんなに大ヒットするほどなのかな?とは思いました。でもああいう火のつき方は今っぽいな、とも。ドラマの『カルテット』とかもそうだけど(言うほどの作品じゃなかったと思っています)、バズったときのバイラルは、逆炎上とでも言うべき広がり方なんだなーと、今さら遠い目で思いましたわ。

さて、中身の方。三葉はかわいいし、瀧君もまあ魅力的で、彼らが近づいていく感じは好感持てます。糸守の町と東京のコントラスト、入れ替わりと彗星のSF感、どうなるんだ?と興味を引きつけるプロットも見事。けど、瀧君の背景はあんまり描かれてないから感情移入度は低い。父子家庭で建築に興味があるんだな、くらいで。そして、終わってみれば普通のティーンの恋愛もの以上のことはなかったよね?というのが正直なところか。

でも、それは狙ってそうしたようにも感じました。本当なら、宮水神社の背景はもう少ししっかり描いても良かったのだと思います。おそらく女系の家なのかな? そこで受け継がれる不思議な能力があるということ。三葉だけでなく一葉にも二葉にもその能力があったことは明らかにされていて、1200年前の隕石の落下とその能力はどうも関係があるっぽい。四葉にも同じ力がこれから芽生えるのかもね。で、古文書が燃えちゃったからもう定かではないけど、その能力はこの隕石(に限らないかもだけど)による滅亡回避のためと読み解けますかね。そこまでして糸守を守る理由はわかんないけど、何か云われがあるんでしょう(というかこの一族ありきで、「糸守」という地名になったと考えるほうが自然ね。この町を守るんじゃなくて、糸=時間、時空の守護者ってことか)。

口噛酒とか、ご神体のある場所のあの世感、自分の半分を置いてくる、みたいなキーワードも多数。二葉の死については何も描かれてないけど、能力と関係があったんじゃないですかね。父さんが娘たちを捨てたのは、能力に頼らずに町を守りたかったのでは(すなわち愛する二人の娘を守るため)。そのためには町長になるという道しかなかったんでしょう。三葉が父を説得するシーンが描かれないのは、おそらくその秘密に触れる部分で、ものすごく感動のドラマがあったのではと思いますが、意図的にここを省略したということは、恋愛<壮大なSFになることを避けたんだと思います。ちょっと複雑になっちゃうし、運命の仕業感が強くなりすぎると、二人が自然に惹かれあったピュアさが損なわれちゃうからね。でもまあ、なんで入れ替わり先が瀧だったんだ?って疑問はちょっと残るけど。

糸と時間をリンクさせるメタファーや、黄昏時(誰そ彼)と「君の名は?」をかけたセンスなんかは最高だと思います。なので、アラフォーおじさんの僕としては、やっぱり落とし所が単なるティーンの恋愛というアウトプットよりも、もう少し大きなメッセージにして欲しかったな。あれだとハッピーエンドめでたしめでたし以上、だもんね。むしろこの後二人がちゃんと長くお付き合いできるか心配というトレンディドラマ的な感想すら湧いてきたわ。基本的に恋に恋して出会った二人とも言えるので、お互いのことそんなによく知らないでしょうし。

ところで、四葉も東京に出てきてたよね? 彼女の能力の開発具合が気になるな。そして糸守の町も神社もなくなった今、宮水の力はどうなっていくんだろう。『時かけ』的な、時間を超える想い的なとことも、目指してるのはちょっと違う気がしたので、落とし所さえうまく消化されたらマスターピースになってたんじゃないかなー。果たしてこの着地は、監督の狙いなのか、配給側のお願いなのか。

その辺りをアレンジした実写をみたいです。ハリウッドでお金かけてお願いします! どうでもいいけど奥寺先輩の分かりやすい悪女感なんなんですかね。あと最後の再会は、思い切り『パラレルワールドラブストーリー』でしたね。『君の名は』もパラレルワールドの恋愛物語だからかな。あとあとあと3年のズレに気づかないってことはあるんですかね。入れ替わったら、今どこ私だれ状態で、まず日付は確認しそうなものですし、瀧君はその辺り合理的っぽいけれども。

そんなあれこれ考えてたら、最終的にいろいろ楽しめたことに気づきました。やはりきちんと作り込まれているからだと思います。ライトなファンも、そこそこコアな映画好きも楽しませる稀有な一本だったのかもね!

<追記>
一夜明け、トレッドミル走りながらiPhone6でもう一度鑑賞(雑ですみません)。前言を撤回します。この物語は、単なるラブストーリーではなく、運命とはたった一つとは限らない、ということをメッセージする作品だと感じました。

2回目で強く感じたのは、「むすび」に象徴される価値観こそが、根底にあるということ。神様がくれた時間と運命であり、それを紡ぐのは人の手であり、それは唯一絶対の決まりごとのようでもあるけど、予想外の展開だって十分に起こりうること。名前も思い出せない、消えてしまった夢の記憶を追い求める二人は、論理や人知を超えたものへの監督のリスペクトが強く出ていたように感じました。時にねじれ、絡まり、やがて元に戻ることもあれば、二つに避けることもある。糸=時間は、直喩であり、暗喩でもありました。そして二人を文字通りつなぐ物質でもある。911や311後からまた少し進んだ、今必要な「いとへん」の物語。

やっぱり口噛酒の存在と、それによって邂逅する二人がハイライトで、自分の体を通し、そして神に捧げられたものが時空を超えて二人を結びつけ、やがてそれは悲劇の回避というアウトプットにつながっていく。それは三葉の使命かもしれないし、神の定めた宿命かもしれないけど、確かに運命を変えた瞬間だったわけで。瀧もやはり選ばれた人間で、突然現れた女に何かを感じ、手渡された紐を身につけ、そして最終的にあの地へと立つことのできる人物だからこそ入れ替わりの対象になったんだろうな。それは、見えないものを信じることの、大いなる意味だと思いました。非科学的だし、は、なにそれ?と言われたらそれまでだけど、でも。タイムパラドックスも解消できてなくても。3年のズレに気づかないことは、記憶を操作されてるからかな。ケータイの記録が消えるのも、記憶が薄れるのも、それが宮水の能力の限界つーかルールなんだと解釈しました。ご神体が離れているのは、隕石被害を免れるためかな。

やっぱり町長は全てを知っていますね。悲劇回避後の週刊誌記事によると、宮水神社に来る前は民俗学者だったそうだから(最初の鑑賞で追いきれなかったこの見出しの部分が見たくて二回目を見た)、糸守には調査のために入ったのであろうことが示唆されてる気が(糸守には民俗学上重要な何か=宮水家の存在、があるという裏付けにも)。そして二葉と出会い、入れ替わりを目の当たりにしたのでしょう(もしくは、二葉との入れ替わりによってここへ導かれた? 糸守を救う三葉を誕生させるため?)。瀧が三葉に入っていることに気づいたのはその体験が初めてではないからだろうし、最終的に行動したことも、描かれてはいないけどそう考えれば十分納得できる。

合理性や、ロジカルな生産性が強いチカラを持つ現代だからこそ、この効率とは無縁な見えないものを信じる強さはとても大事なことだと思います。一回目とはだいぶ違う感想ですが、きちんとしたメッセージと世界観を持った良作でした。今はそう思っています。やっぱり実写のほうがよりグッときそうだ。マシュー・ヴォーンとかどうかな。

<さらに追記>
そういえば糸守では黄昏時を「カタワレドキ」と呼ぶとあったが、あれは入れ替わりの「片割れ」とまみえる時間帯という、宮水家由来の意味だったのではないだろうか。



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by april_hoop | 2017-09-17 00:00 | 映像
2014年 11月 22日
感想_リーガルハイ・スペシャル
今回は泣けたー! 土曜プレミアム『リーガルハイ・スペシャル』鑑賞。ある大手病院が新薬の投与によって患者を死なせたという医療過誤により訴えられた。原告代理は、通りすがりのたかりの弁護士・九條。対するのは、盲腸手術を終えたばかりの顧問弁護士・古美門健介。たかりの弁護士である九條には裁判に勝つだけの材料はなかったが、院長である赤目の個人攻撃へと舵を切り、展開はもつれはじめる。そして、赤目の跡取りと目され、当時の主治医だった広瀬が、証言をする。新薬に、リスクがあることを知っていたと。
リーガルハイ - フジテレビ

泣かされましたわ。周囲とは異なる価値観、甘っちょろい感情論に流されないゆえに誤解され、医療を見つめた男を弁護する古美門の言葉にヤラれてしまいました。リスクはある。しかしそれを冒さなくては手に入らないものもある。その重さは人それぞれで、だけど選択しなくてはいけなくて。憎むべきは果たしてなんだったのか。

もしかしてこの話、小保方インスパイなんじゃないかなーって思ったよ。膨大な先行投資によって成り立つ研究があり、気の遠くなるような時間をかけた末に、それでも結果が出ないことの方が多い。でもその結果の出なさのひとつひとつがデータとなり、いつか実を結ぶ時が来るかもしれない。医療においては、人の命が犠牲になるから難しいけれど、そこにメスを入れましたね。正しい、間違ってるではない。目の前の結果とは違う軸での視点てのは、今必要なものかもしれないなー。

ゲストは大森南朋さん。年とったなーと思いつつ、技術じゃなく気持ちでぶつかる姿はよかったですね。それを跳ね返す堺さんは鉄板で。てか、赤目院長、古谷一行だってわかんなかったよ!

安定の面白さ。こんな感じで単発で続いてほしいなー。
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by april_hoop | 2014-11-22 00:00 | 映像
2014年 03月 31日
感想_笑っていいとも!(最終回)
c0160283_1211556.gifあっという間にこの日が来たなーという感じで、『笑っていいとも!』最終回です。僕は特別な思い入れはないので、お昼の最終回と、夜のグランドフィナーレ、両方とも録画で鑑賞しました。
森田一義アワー 笑っていいとも! - フジテレビ

お昼は、たけしからの手紙が長いこと長いこと! でも、この長さはそのまま番組の長さと比例しているってことだよなーと思うと感じ入るものがあるわけで。そして夜、芸能人があれだけ集まるってのはすごいなーと改めて思ったり。が、こっちも長かったなー。ネットで散々話題になってた、ダウンタウン、とんねるず、爆笑問題たちの共演てのも、なんかすごく期待してしまったのが悪かったのか、特に面白いとは感じませんでした。さすがに番組の体はなしていなかったような。でも、それでいいんだとも思うけど。すべては功労者タモさんへの餞別ってことで。

終わるとなると、ひとつひとつが愛おしく思えるもので、ウキウキウォッチングの歌もあらためて口ずさんでみたくなったり。なんだかんだ、僕も物心ついてから25年くらいはチラチラ観てたりするわけで、あの人がレギュラーだった時代が懐かしいなーとか、あのコーナーあったなーとか、ポロポロと思い出されてくるのです。そして、いいともの記憶って実にジェネレーションギャップが出るってこともわかりました。あたりまえだけど、若い子はダウンタウンがレギュラーだった時代なんて知らないんだよね。鶴太郎が大入り袋を毎週「大人袋」って微妙に下品なネタやってたこととかさ。てか、僕が中学生くらいの頃は、タモリってつまんねーくらいの言われようだったと思いますが、気付けばあのトーク術すげーってことになったよね。たけし、さんま、タモリのゴルフの英語禁止とか、さんまがバカバカ喋ってペナルティくらいまくってるのに、タモリはそもそも口数減らしてズルイとかね。あれも今思えば、そういう台本だったのかもしれないと思うよ。僕たちも大人になったし、時間ていうのは色々なものを変えていくね。昨日今日の数字でいろんなことが語られる現代ですが、長い目でみないとわからないこともたくさんあるね。

しかし、久しぶりにテレビを見ると、主だったメンバーに特に大きな変化はないと思うんだけど、みんな老けてて驚くわ。タモリもそうだけど、さんまも肌にハリがなかったし、たけしもまぶたが重そうというか、手術後の整形が崩れてきてるかもと。まぶたが重そうなのはアッコさんとかもさすがに老いを隠せない感じで。松ちゃんもずいぶん太ったね。関根さんとかはあんまり変わらないなーと思ったり、なんかほんと時の流れを感じてしまうわ。

あと、テレビが面白くなくなったとかいろいろ言われているけど、もちろんそういう部分もあるだろうし慣れとか飽きも大いにあるけど、テレビ以外の面白いことが周りに増えたってことがいちばんかもなーって思うわ。ネットもそうだし、スポーツも見やすくなったし、街に出るといろいろやってるし、とにかくそういうことだと思う。

いいともがなくなっても明日は来るし、日々は続いていく。タモリが芸能界引退するわけでもないし。何はともあれタモさんはじめ、制作にかかわる皆さんお疲れ様でした。これからも心の中でいいトモローし続けます。タモさんは、とりあえず自伝本とか出したらいいんじゃないかな(もうあるのかな?)。あれならゴーストライター、やりますよー。
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by april_hoop | 2014-03-31 00:00 | 映像
2013年 12月 18日
ドラマ_リーガルハイ(最終回)
c0160283_1058323.gifということで今シリーズも楽しませてもらった『リーガルハイ』、いよいよ最終回は30分拡大スペシャル! 地裁に差し戻された安藤貴和裁判だったが、古美門は担当弁護士を外されてしまう。すべては羽生の仕組んだ計画で、死刑廃止論者の彼は安藤貴和を無期懲役に処そうとしていた。その裏にまだ知らない真実があると睨んだ古美門は、それを突き止めるべく動き、予想もしない真相をつかみ反撃に出る。
リーガルハイ - フジテレビ

期待したようなヒリヒリ感はなかったけど、きちんと全部回収して一件落着、楽しかったですね。羽生君の違和感としてずーっとつきまとっていた、理想を目指すと言いながら個人の私的幸せを無視したロジックをようやく木っ端みじんに。そうそうそれだよそれ、あまりに幸せの定義を型にはめすぎるのが羽生君に共感できなかった理由だよね、と今更いってみたり。

てか広末でてこなかったなー。なんか残念とか思ったんだけど、はたと気付きいた。小雪と広末って同じ事務所じゃなかったっけ、と。じゃあ小雪の起用は、広末をゲスト的に再登板させようとしたら、小雪も出せっていうバーターだったんじゃないかと。でもふたり仲悪い説あるから、同じドラマに出るのに共演しないっていう捻れなのか!? と脱線&邪推しまくり。まあどっちでもいいけど、小雪の見せ場ほとんどなかったことを思うと、広末の正義感を突き詰めてもらったほうがドラマとしては面白かったと思うのだけどな。そこはシーズン3に期待、なのか!? 代わりに、じゃないけど生瀬さんが帰ってきてくれたのは嬉しかったです。フットサルはじめるくだりも面白かったしね。あと、羽生君が古美門を「ケンスケ」呼ばわりも笑えたー。

つーわけで、最後は羽生君ホモ落ちで終わらせて、黒木華ちゃんは北の国に帰り一件落着。こんだけやってくれれば大満足です。しかし古美門は結局今回も無敗。手のうちもだいぶ見えちゃった今、次のシリーズをやるにはけっこうシリアス路線ついてかないと難しいかもね。善悪のグレーゾーンとか、それこそ一個前の大衆の民意の恐ろしさとか、スペシャルでやってた空気がイジメの元凶とかそういうの。てかあれだね、ガリレオ湯川との対決とか、アメコミ方式でクロスオーバーしてくんないかな。あーそれいいな。福山対堺雅人、吉高対ガッキー。裁くのは広末。うわー超オレ得。どっち応援しよ!?
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by april_hoop | 2013-12-18 00:00 | 映像
2013年 12月 11日
ドラマ_リーガルハイ(vol.8、9)
c0160283_1032546.gifまんまと脚本に振り回されてます! 8話、おざおざの森の世界財産登録をめぐる訴訟に、推奨派と反対派に別れて闘う古美門と、黛らNEXUS。調停にあらわれたのはまさかの別府だった…。9話、いよいよ最高裁で安藤貴和の裁判が始まる。圧倒的不利な世論の中、相手はなんと因縁の醍醐。死刑判決を覆す決め手を欠いたまま古美門は崖っぷち迄追い込まれ、新しい証拠を探していた黛は、死刑賛成派から暴行を受けてしまう。
リーガルハイ - フジテレビ

8話、目的のために手段を選ばなくなり始める羽生の危険さをあぶりつつ、やはり最終回は別府=広末が登場するんだろうなと思わせる前フリでしたね。裁判自体はさほど面白いネタではなかったと思うけど、このあたりの展開は最終回に向けての布石だったように思われます。今シリーズは、1話1話の横軸よりも、全体の縦軸を通すほうに重きを置いているような気がするなー。広末の、精霊を呼ぶ「るーるるるー」は面白かった!

9話、古美門カッケー! 黛ピンチで立ち上がる古美門構図は前シリーズのセルフオマージュ! しかし違うのは黛の成長! そしてすっかりアツアツなふたり(イヤン)。なんにしても、世論の恐ろしさ、多数派に流される危険性をぶった切った古美門はお見事でした。たびたびお題にあがるネタだと思うけど、今は特にこの風潮を感じやすいかも。批判、炎上を恐れて無難な意見に終始しやすい現代。そのあたりへの目配せはらしい脚本だと思います。

で、なんとなんと羽生の正体ってなんなのー! 服部さん何を知っているのー! もうまんまと脚本にのせられてしまってますが、羽生悪者風に見せてはいるけど、多分これもフリで、落ち着くところはゆとりの国の王子様だとは思うんだけど、どんな展開になるのか読めないわ。安藤貴和裁判自体は30分拡大の最終回でもそんなに深く落とせないだろうから、登場人物の人間関係と、法と倫理と正義の価値観を思いっきりぶつけてくれるんでしょう。おそらく答えのないグレーゾーンに切り込んでくれるはず。罪と罰。命の重さと正義感の危うさ。

来週がかなり待ち遠しいです。生瀬さんも帰ってきたりするかな? あと、オープニング映像誰かつなげてくれてるかな? 見たい。
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by april_hoop | 2013-12-11 00:00 | 映像
2013年 11月 21日
ドラマ_リーガルハイ(Vol.6&7)
c0160283_11475445.gifだいぶ加速してきました! 『リーガルハイ』6話と7話鑑賞。6話、古美門のもとに持ち込まれたのは、一妻多夫を営む女性からの弁護依頼。訴えたのは夫のひとりの母。またも羽生との対決が始まるも、古美門の勝利。だが、黛は…!
リーガルハイ - フジテレビ

裁判自体はそれほどの見どころがあるわけでもなかったけど、羽生陣営が古美門を追い詰めるかのように進むと見せかけてやっぱりうっちゃり~。羽生君、攻めてたようだけど、あのままだと奥さんが孤独になってしまって、お義母さんと同じ寂しさを味わわせることになるんじゃないか?ってところだけが疑問だったかなー。まあ、それよりもなんと黛を放出と、は! これは次回が楽しみ!

7話。黛は羽生の事務所に入り、新たなスタートを切る。しかし受ける案件みな、敵に回るのは古美門ばかり。。どの裁判も古美門のペースで進んでしまい、黛は苦悩する。やはり古美門には勝てないのか。それとも…?

よかったわー。いいテンション。裁判自体は今回も軽いけど、古美門と黛の師弟対決なかなかおもしろいです。そしてそこにアクセントを加えるのが伊東四郎というのがいいね。ほんとこの人いい役者だなー。宮崎駿的アニメ巨匠をガンコに演じてましたわ。そして彼の主張がなにげに共感呼ぶよね。才能なんてない。ただ死に物狂いでやってきただけだ。お前らはどうなんだ、とね。そして弟子の「大人が勝手に作ったゆとり教育」発言も刺さりますよね、時代の被害者。

小雪戦線もようやく話が進みそうだけど、次はまたも広末登場か。これは小雪裁判、広末が裁くってことですね。豪華布陣だわー。来週で前ふりして、残り3週(?)で小雪ネタですかね。最後には生瀬さんも帰ってくるかな?



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by april_hoop | 2013-11-21 00:00 | 映像
2013年 11月 17日
新歌舞伎町の女王!?
c0160283_601256.gif印象的な名前をメディアでちらほら見かけつつも、いまいち何している人かわからなかったスプツニ子!はん。そしたら『情熱大陸』出演するじゃん、チェックチェック!って感じです。肩書きつけるならメディアアーティストってことになるのかな? 興味深いわー。
スプツニ子!(アーティスト): 情熱大陸

イギリス人とのハーフで、日本のインターナショナルスクールを出た後英国王立芸術学院でデザインを学んだという経歴の持ち主。意外だったのはそのあと、イギリスでプログラマーとして働いていたということ。彼女自身が語るには、新宿歌舞伎町育ちで、小さい頃から見ていいものと、見てはいけないものを見分ける情報処理能力が発達した、だってさ。その発想からしてユニークですな! でまあ、コンピュータの仕事に創造性を感じられなくて、だんだんとアーティストの方向に傾倒していったとか。

でこれまた意外なのが、絵は芸術家にしてはあんまり上手ではないところ。でも、描ける人に描いてもらうというスタイルで、次々とイメージを形にするチカラがすごいのと、それをネット上で拡散し議論を巻き起こすだけのエネルギーを持っているところ。つまりは編集能力、キュレーションに長けているってことだよね。どんな仕事でも大事なのは、ばらばらにあるナニカとナニカを結びつける能力ですな。ツナガール。冒頭に流れたNASA協力のもと、月面にハイヒール(=女性)の足跡をつける、というプロジェクトにしても、イメージを協力者たちと共有して形にしちゃってるもんね。みずからPVにも出演するし、なんでもやってやれ精神つーか、やってやれないことない精神に刺激を受けますなー。ハーフの顔立ちでグラマーなスタイルでミニスカで闊歩されたら嫌でも目立つってのもあるんでしょうが、新歌舞伎町の女王とでも呼びたいですよ。

本人の言動は気負いがなくて至って普通っぽいのも好感を持てるところ。今じゃMITのメディアアート助教授にまで就任という伸び盛りの20代。とりあえず月面ハイヒールの「ムーンウォークマシン、セレナの一歩」は東京現代美術館でまさに今展示中ってことなので、これは見に行っとかなくちゃね!
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by april_hoop | 2013-11-17 00:00 | 映像
2013年 11月 07日
ドラマ_リーガルハイ(vol.4、5)
c0160283_0371750.gifらしさが出てきたけど、エンタメとしてのバランスが崩れ始めたかも??
リーガルハイ - フジテレビ

vol.4、隣同士、似たような家族構成で仲が良かったはずなのに、片や旦那は出世し息子も優秀で、片やそうでもない。いつの間にか疎遠になった奥様ふたりがいざこざから傷害事件に発展! これは正当防衛? それとも…。闘うのはもちろん、古美門vsゆとりの国の王子様こと羽生君! さあ、結末やいかに!

ゲストが佐藤仁美さん&猫背椿さんという、中年女性演らせるなら鉄板のおふたりを揃えるも、ツウ好みであることは否めず。そしてそして裁判の展開もいつも通り、圧倒的不利と思われた古美門が痛快逆転劇で勝訴するわけですが…、オチはその後に待っていた〜ってか。負けた羽生君が、裁判に負けて勝負に勝つかのような結末で覚醒モードを察知する服部さん、あんたやっぱりナニモノー!って感じですね。このシリーズで服部さんが何者なのか明らかになるような気が、、、いや、しませんね。さて、噛ませ犬にしちゃ物足りなすぎると申しました羽生君が、ようやく役割を果たすときが来たようです! こういう展開にもってくのか〜。

vol.5、古美門事務所にやってきたおじさんはなんと黛の父親! 娘の職場環境を心配しやってきたのだった。そんなとき古美門が請け負ったのは、おやじいぬのキャラクタービジネスで大会社となったあじさい文具と、おやじいぬ発案者による正当報酬を巡る争い。古美門は、冴えない発案者の側について25億を要求する! そんな様子に黛パパは羽生を応援するが…。

黛、成長しましたー!の回。古美門の理論を飲み込み、単なる馴れ合いの和解でもなく、判官びいきでどちらかに肩入れするでもなく、フラットな目線で互いの主張を汲み取ろうとする黛。争いを避けることだけを目的とする羽生と、勝利だけを目的とする古美門、双方をあわせた幕引きはお見事のひとこと。いよいよ、このドラマの持つ社会性が前に出てきていい感じ。

と言いたいところだけど、古美門のキャラが弱まってませんかー! もちろん、それもこれもこの後の布石だとは思いますけどね。さあ、若者が育って来てもそれをひっくり返してぶん投げちゃってくださいよ、古美門センセイ! エンタメ性、社会性、キャラクター性、すべてを揃えて後半戦よろしくお願いします! 古美門×黛ロマンスは要らないっす(あ、でもイジり倒してくれる分にはオッケー)。
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by april_hoop | 2013-11-07 00:00 | 映像
2013年 10月 24日
ドラマ_リーガルハイ(vol.3)
c0160283_21403367.gif予告で楽しみにしてた第三話鑑賞! 負けた事実が広まって事務所が困窮する古美門が引き受けたのは、黛の高校時代の同級生、熊井がもってきた離婚裁判。離婚理由は、なんと妻ほのかが整形していたことを隠していたから。美人と結婚し、美人の子供を授かることを結婚の動機としていた熊井は、本当は不細工なほのかを許せないと言う。古美門は彼の主張を支持し、そしてほのかには羽生が弁護につくが…。
リーガルハイ - フジテレビ

いやー不細工とここまでドラマで連呼することがあっただろうかっていう、不謹慎ストーリー! 不謹慎ゆえの笑いがそこかしこです。予告に出ていた不細工スパイラル、期待通りに面白かったわー。CGで作った子供のかけあわせ想定パターンのところがバカバカしくて。塚地、久しぶりに観たらなんかほんとすっごくおっさんになっていてびっくり。美波もちょっとなんか微妙になっていたような。。(不謹慎ついでに)

しかし羽生君はとんだ噛ませ犬というか、完全に生瀬さんの代わりってことなんだね。理想の追求が甘すぎて噛ませ犬にすらなれていないという現実。黛にすら見下されてしまって、この先どうするんだろう。同じ事務所のおっさんと黒木華ちゃんにストーリーがないのも残念だなー。ここががんばってくれないと、古美門の独壇場すぎてゲスト頼みになってしまいますがな。まあ、前シリーズもそうだったか。てか、その割に前に出過ぎじゃないか。生瀬さんとこはちゃんと負け犬らしいポストだったのにな。

さて、最後はちゃんと不細工不細工言いながらも、それをうまく撤回するようなスカっとしたオチが用意されてて、古美門も悪者を回避してめでたしめでたし。と見せかけて、塚地だけが悪者になるというね。てか、小雪のくだり、進まないなら小出しにしなくてもいいですよ?
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by april_hoop | 2013-10-24 00:00 | 映像