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2014年 07月 25日
帰化申請レポート_vol.7_final
帰化申請レポート_vol.7_final_c0160283_11585242.gifついにその日が来た。3月末に最期の申請をして待つこと4ヶ月、ようやく電話で連絡がきて、帰化申請が認可されたとのこと。長かった。とりあえず交付式があるとのことで、予定のあった日に法務局へ。広めの会議室のような会場へ行くと、30人ほどが集まってました。交付式がどのくらいの頻度で行われてるのか知らないけど、けっこうな人数がいるもんだなー。

一人ひとり名前を呼ばれて「帰化者の身分証明書」なる書類を手渡される。聞いてるといろんな国の人がいるね。イスマイルさんなんてのもいたし、韓国中国系と思しき人はもちろんいちばん多かったし、欧米系もいたかな。それぞれにいろんな人生があるんだろうなーとぼんやりしてたら名前呼ばれました。その後は簡単なこの後の手続きの説明があり、実質20分程度で終了。交付式は今日だったけど、認可がおりたのは先週だったみたいで、ああすでに事は済んでたのかと思ったりして、感慨らしいものはなかったよ。

やることは、1ヶ月以内に帰化届けを市区町村に出すことと、特別永住者証明書の返送。特に問題なくこれは終了。晴れて手続き完了です。あとは私的なもろもろだけ。パスポートを新しく取得し(1週間で取れた)、名義変更が必要なカードやらなんやらの手続きをしたら、あっさりとすんじゃいました。

はたしてこの転機が僕に何をもたらすのか、何ももたらさないのか。いつか子供ができてこの話をしたらなんて思うんだろう。なんにも思わないというか、ピンとこないか。

こういうどっちつかずな立場だったので、コミュニティへの帰属意識が薄い僕。愛国心と呼べるものも持ち合わせていない。もちろん地元は好きだし、今いるところも、この国も好きだけれど、自分のアイデンティティではない。だから多分、外に出たくなるんだろうな。外に出て自分が何者でもないことを知ることで、安心したいんだと思う。ほら、世界には移民がたくさんいるじゃんとか。ほら、国境なんて意味ないじゃんとか。または属性が大事なのではなくて、個である自分自身こそが大事なんだって思いたいのかな。

よくわからないけれど、とりあえずそんな気分で、新しい旅の始まり。たくさんのものに恵まれたこれまで。これからも願わくば幸多きことを!

by april_hoop | 2014-07-25 00:00 | 私事


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