2014年 03月 29日
国東半島の神秘_08
c0160283_10582476.gifc0160283_10583369.gifツアーは最後のハイライトへ向かいます。半島の北っかわ、福岡との県境も近い長崎鼻という地域へ。ここは地元の有志たちが、花畑を作っているという場所で、春は菜の花、夏にはひまわり、秋にはコスモスが盛大に咲き乱れるそう。折しも季節は春ということで、菜の花シーズンなわけですが……おおおおーーーー、これは見事! あたり一面が黄色く染まっているではないですかー! これは普通に気持ちいいなー。しかも海っぺりなので、黄色の向こうにはブルーが広がってるわけです。観光客の方もたくさんいらしてて、ピーク時は渋滞しちゃうレベルなんだってさ。で、ここでは昨年から「香々地プロジェクト」が展開されてます。
国東半島芸術祭

作品その1は、オノ・ヨーコによる、「見えないベンチ」。広々とした花畑の中に、オノ・ヨーコが置いたベンチが点在していて、そこには一遍の詩が刻まれてます。その言葉の余韻に浸りながら、あたりの風景と向き合うと、不思議と心象風景が広がってきます。じんわり。

作品その2は、参加型作品「念願の木」。参加者がそれぞれ短冊に願い事を書き、それを1本の木にくくりつけていきます。その短冊は、オノ・ヨーコ作品「イマジン・ピース・タワー」(アイスランド)の台座に収められて永久保管するんだって。僕は「2020東京五輪大成功!」を祈願しました。

作品その3は、チェ・ジョンファによる「色・色・色」。お花畑の中でも少し小高くなった丘の上に設置された展望台。ほんと普通の展望台で、そこからの眺めが最もいい、というもの。なのですが、そこに集まる人々を、外から見た時にこの作品は真価を発揮しているんだと思います。この場があることで、人が集まり、自然と溶け込んだ絵が作られるというおもしろみ。人を動かし、見えないものに気付かせる。現代美術の大きなパワーのひとつだと思います。チェ・ジョンファは、十和田市現代美術館の恒久作品「フラワーホース」の人か! まだ行ったことないのでいっそう期待が膨らんだわ。

この長崎鼻、海沿いの自然にできた洞窟みたいな場所もあって、ここにも石仏があったりして、自然への畏敬というのがやはり感じられました。てことで、ツアーは最終目的地の夕日スポット真玉海岸へ向かう、のですが、僕はタイムアップ。飛行機、最終の1個前の間違えて予約してしまったのでここで一足早く離脱となりました。天気もよかったしきっと良い夕日だったろうに残念! この宿題は、秋の本会期にとっとくかー。

さて、国東芸術祭プレイベントをバスツアーで巡った2日間、とても楽しかったです。想像していたものと少し違ったのは、この芸術祭は単体のアート作品を前に押し出すものではないということ。あくまでアートは入口であり、そこから国東半島の持っている豊かな魅力を伝えるというものでした。その狙いは奏功していて、まさにこの地に育まれた歴史、文化、宗教、海と山の自然、というものをたっぷり感じることができました。もちろん2日間だけでわかるはずもなくて、宇佐神宮にも行ってないし、たくさんあるお祭りというのもまだ知らないし、姫島というすぐ近くに離島もいいところらしいし、まだまだまだまだディグる要素はたくさん。あーやっぱり、半島って面白いわー、という認識を改めて持てました。もちろん、別府とか、日田とか、大分全体に目を広げればさらに面白いところあるしね。

全国各地でたくさんの芸術祭が生まれて来ていて、今年もものすごくたくさんあるけれど、いろんなバリエーションが出て来てますます興味深いです。国東半島芸術祭の本会期は、10月4日〜11月30日。ぜひまた来たいなー、と思いました。みなさんもぜひ足を運んでみてください!
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by april_hoop | 2014-03-29 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
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