2014年 03月 05日
古典は難しいな。夏目漱石『坊っちゃん』読了。東京で物理の学校を出た坊っちゃんは、松山の中学校に赴任する。慣れない田舎暮らしでであったのは、いたずらばかりする子供たちに、ろくでもない先生たち。腹を立てた坊っちゃんは、同僚の「やまあらし」とともに天誅を喰らわすべく奮闘する。 (375-1)坊っちゃん :夏目 漱石 | ポプラ社 来月の道後温泉旅行の予習として、道後ゆかりの小説『坊っちゃん』をチェック! 漱石の作品て『こころ』くらいしか読んでないかもしれないつーレベルなのですが、うーん、面白いとは言い難かったなー。やっぱりまず昔の言葉遣いはリズムに乗りづらいというのがどうしてもある。つっかえつっかえするので、読むことそのものに神経使う分、面白みを感じ取れなくなるような気が。 てのを差し引いても、あんまりピンと来なかったのでげす。学園もののはしり的なことらしいけど、子供たちとの絡みはよくわからないうえ、結局いたずらなのかなんなのか判然としないし(いたずらなんだろうけど)、教師同士のいさかいもなんだかパッとしないというか、ゆるすぎるぜ。坊っちゃんのキャラも輪郭は浮かぶけど特に魅力的とは思えず、実際活躍も全然なかった気がするし、その他のキャラにしてもあまり印象に残らなかったな。「やまあらし」はなんとなく見えるけど、「うらなり」君あたりはもう少しなんかフォローがあってもよかったような。あと、「マドンナ」ね。道後じゃなにかとマドンナの名前が使われてるようだけど、ほんの少ししか出てこないじゃんかよ! 勝手に青春ロマンス期待しちゃってたから肩透かしだよ!! 松山、道後の描写も、ほとんどなくって、田舎のなにもかもが気に入らない坊っちゃんも温泉だけは好きだったっていう1行程度のもんかいな。これじゃ参考にはなんなかったなー。一応、当時の道後の様子をよくまとめてはいるらしいけど、2014年の俺にはうまく拾い切れませんでした。文学的素養が足りなすぎるということなのかな。文学に限らず、映画とかもクラシックはけっこうしんどいなーて思うこと多いのだよな。 ま、これも勉強のうち。もっと精進しようと思いつつ、道後が楽しみなことには変わりなし! 愛媛つながりで『坂の上の雲』も読みたいけど、あとひと月のうちには無理かな。。
by april_hoop
| 2014-03-05 00:00
| 出版
|
アバウト
ツナガール。1min.で読めるがルール。管理人エイプリル(1977年生まれ)の日々雑感エトセトラがどこかで誰かと何かをコネクトしてユナイトすることを願いつつ、であーる。 by april_hoop information
【ハジメニ】
weblog-policy 【管理人ブログ】 <映画感想> cinema literacy 【出版物目次】 あ〜た な〜わ 【旅行記】 海外 国内(2006〜2013) 国内(2014〜) 【RUN戦歴】 ランニングスタッツ 【好きな言葉】 座右の銘リスト 最新の記事
最新のトラックバック
カテゴリ
検索
タグ
トラベル(635)
アート/カルチャー(305) 小説(239) 雑誌(201) ラン/バイク/スイム(183) バスケ(152) ショップ/スポット(137) 写真(126) ドラマ(124) 小説以外(118) グルメ(110) コミック(108) ライヴ(80) 野球(64) イベント(57) 音楽(57) エッセイ(48) サッカー(44) ボード(34) 蒼井優(31) 以前の記事
2019年 12月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 03月 2018年 07月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 more... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||