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2014年 01月 25日
現像難民の中で出会ったもの
現像難民の中で出会ったもの_c0160283_9125791.gif現像難民の中で出会ったもの_c0160283_9131442.gif北欧旅行の写真現像しなきゃなっと思って、毎度お世話になっている日正写真紹介のHPにアクセスすると様子がおかしい!? なんとアナログの銀塩プリントが終了だそうです。機械の老朽化が原因ということで、こればかりはいかんともしがたいか。僕がフィルム撮影遊びを始めてから約4年間、100本くらいお願いしていると思うから3500枚以上の現像、プリントをお願いしたことになるでしょうか。直接お店にうかがったことはないのですが、やり取りはスムーズで価格も良心的だったと思います。本当にありがとうございました。まだまだずっとお願いしたかったのだけど。
日正写真商会

ということで現像難民になったわけですけど。ネットで「フィルム 現像 アナログ」みたいなキーワードを入れてみます。アナログの現像というのは微妙に語弊があって、どっちにしても機械でスキャンしてはいるんだけど、その方式が旧式のほうが繊細に情報を取れるということらしい。ただし作業と機械メンテナンスに手間がかかるから、今ではほとんど残っていないみたい。新しい機械ももうないだろうから、日正さんみたく今使ってる機械がダメになったら終わりだろうし。検索結果を見ると、日本中でいくつかあるようだけど、でも結果のリンクをたどると比較的最近お店を閉めたところもまたけっこうあって、時代の波には勝てないというか、仕方のないことなのだなぁと実感。

で、アナログでの現像というのはとりあえずあきらめることにして、知り合いに聞いたところで西村カメラさんにお願いすることにしました。東伏見駅前に店舗と写真工房があります。価格でいえば全国にもう少し安いところもあったし、量販店ならポイントなんかがついてお得だったりもしますが、なんとなく抵抗があったので、ひとりでも知り合いが良いといっているところにしようと考えたしだいです。結果として、とてもよかったと思います。メールベースでしたがご対応は丁寧で、迅速に発送していただけました。
写真屋さんからあなたへ・・・

なのですが、今回ひどいミスをやらかして、旅行の際にフィルムを手荷物にせずスーツケースに入れてしまいました。スーツケースの荷物は強烈なX線を浴びるということをすっかり忘れていて、1600のナチュラを持ってった僕のフィルムの一部、影響を受けていたような痕跡が。X線かぶりについてはカメラピープルの記事がわかりやすかったです。もっとも僕の写真は適当露出なので、ぶっ飛びまくったり超アンダーだったりってのはザラなのですが、とはいえナンダコレ?な状態のやつがあったので、おそらくX線かぶりなんだろうな。実は西村さんからのメールで「色調整に少し時間がかかってしまい遅れてすみません」とありました。あがったプリントを見て、ああきっとこれに苦戦されたんだなと気付き、X線かぶりと思われますすみません。と送ると、「やはりそうでしたか! いろいろとやってみましたがお気に召さないものはすぐにやり直すのでおっしゃってください」と丁寧なご返答。さらに「今回あらためてお客様の大切な瞬間を残す仕事であることを思い返しました。自分もフィルムが大好きでたくさん撮影をしますが、どこかで一瞬を大切に残すということを忘れていた気がします」というようなことをおっしゃってくださって、なんか感激だなー。僕のほんのお遊びの写真にもそんな風に本気で向き合ってもらえたのかと思うと、こっちが申し訳ないくらいです。今度お店をちゃんと訪ねますね。もちろんまたプリントお願いしたいと思います。

なんとなく、もう少しマジメに写真を撮ろうと思いました。下手の横好きだけどマジメに。上手く撮ろうとか思うのはやめてね(やめられないけど)。

by april_hoop | 2014-01-25 00:00 | 閑話


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