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2013年 10月 05日
美食百花dish146_マクロビ、それは調和した世界
美食百花dish146_マクロビ、それは調和した世界_c0160283_15564855.gifマクロビオティックっていうとどうもストイックな匂いがするというのが僕のイメージ。でも、本質的にはそうではないんだな、ってわかりました。吉祥寺の「ヒトト」さんに行ったからです。
ヒトト(旧ベースカフェ) | マクロビオティック・オーガニックベース(東京 吉祥寺)

こちら、もとはbase cafeという名前で、この9月にリニューアル。基本的な思想や方向性は同じままで、内装を一新し、メニューも新たに変更してスタートしたそう。てことでお昼ご飯をいただくことに。おかず6種類くらいから3つ選ぶ定食にしました。てか接客からしてとても感じよくて丁寧。最初に出されるお茶も美味しいしね。

で、ごはんがンマーイ! マクロビオティックですので、動物性のものは使ってないのだけど、本当に美味しかったな。毎日これでもまったく文句無いというレベル。聞けば玄米ごはんは選米を手作業でやって籾殻をはがしたり混じってる小石をよけたり。1日水に浸けて、翌朝土鍋で炊いて、おひつで蒸らしてと手間ひまかけておられます。おかずも1品1品素材の味もしっかりしてるし、味つけが薄いなんてこともなくペロリ。満足度高いわー。

マクロビオティックって、ルーツは日本なんですね。戦前くらいから提唱者が表れ、戦後のアメリカで徐々に広まり、昨今はセレブ愛用的な感じで逆輸入されて日本でも広がったというのが全体の構図。そもそもは、健康法としてスタートしていて、体にいいものをちゃんと食べようぜ、っていうことが本質にあるので、宗教的なニュアンスとかは全然ないものだそう。ただ、今は商業化してるものもあるし、中には宗教色が出てしまっている人もいたりして、誤解を生むもとになっているとか。

理念はいろいろだけど、食べてわかったのは、ちゃんとしたごはんて美味しいねってこと。体にいい玄米とか野菜を食べればそりゃー気分もいいし、続けることで体の調子が整うっていう理屈も納得いきます。高度化した社会でいろんな選択肢があるけど、自分の体を中心に考えたときにマクロビを選ぶってのは理解できるな。もちろん僕は肉大好きだし、ジャンクも大好きだから、マクロビオティックなライフスタイルを送ることはできないけれど、思想には完璧に同調できました。要するに自分が何を選ぶか、なのだ。

テイクアウトで買ったマフィンも美味しかったし、とにかく心地よくて大満足ですよ。夜は夜で、日本のクラフトビールや日本酒、ワインを揃え、マクロビの酒の肴を出してるというからそっちもすげー気になる! 誰か一緒に行きましょう!!

by april_hoop | 2013-10-05 00:00 | 美食


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