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2013年 08月 19日
夏休みは瀬戸芸で2013-10
夏休みは瀬戸芸で2013-10_c0160283_9482624.gif夏休みは瀬戸芸で2013-10_c0160283_9483889.gifさてさて小豆島の内陸方面へゆるゆると坂を上りながら移動。行き交う車は少なくて、どのくらいの人が島を訪れているのかはよくわかんないなー。やっぱり直島、男木島、女木島、豊島あたりが人気で、小豆島はそれほど多くの人が来ているわけではないような気もしてきた。
Setouchi Triennale

棚田の美しいエリアに差し掛かってふと盆地のようなところをのぞきこむと、見えたー、作品「小豆島の光」! 車を止めてはしゃいで降りていく。田んぼの稲が育ちまくっていて緑がめちゃくちゃキレイ! そよそよと揺れる稲穂の中を降りて行って、竹で編み込まれた大きな秘密基地の中へ。たくさんの人で賑わっている。上にあがると巨大青竹踏みみたいになってて痛気持ちいい。まったく同じ作家の同じ作品を去年の「水と土の芸術祭」でチラ見したけど、そんときは小雨模様の誰もいないときだったので、1000倍こちらのほうが美しく思えてしまった。日射しは遮られ、風が通り抜けて居心地いいなー。秋になったら黄金色の稲穂になるのかなー。

さて、ランチタイムの時間ということで、すぐ近くのこまめ食堂さんへ行くと、わ、並んでる。けどここで食べると決めていたから並ぶことにした。10分ほどでテラス席に通される。小豆島の光も眺められる場所で、古民家改装型の感じのいいお店。とにかく暑いんで、そーめんセットをオーダー。これがまた美味しいのね。そーめんの美味しさに加えて、かき揚げとおにぎりつき。五臓六腑にしみわたるー! ってあれ、なんと豊島、男木島に続いて写ガールズと再会。とことん同じ行程ですね。でもあちらはバス移動だそうで、さすがにもう会うことはあるまい(会わなかった)。バスはけっこう混んでいるっぽくて大変そうだったなー。すっかり満たされつつ、店頭でオリーブサイダーも買ってがぶ飲み。甘さと炭酸とが染みるぜ! なぜか駐車場近くで1杯100円のソーメンを薦められるも、タイミングが悪かった! どうやら製麺所が直売している?ような感じだったけど。それも食べたかったな。。

さて、ここまででだいぶ時間押してます。車に乗り込んで島を南下し、三都半島へ。道々に作品が点在している系で、車を降りては作品を拝見し、また車に乗っての繰り返し。ちょっとスタンプラリー的になってしまって申し訳ないけれども。でも素敵な作品はたくさんあったよ。越後さんの「火のないところに煙は立たず」はかつて島でさかんだったたばこ産業の再構築で素敵なムードだったし、柚木さんの「瀬戸ノ島景」も瀬戸内の島々のスケールを感じてグッド。臼井さんの「神様のおなら」は残念ながら鑑賞できなくなってしまっていたけど映像で楽しめたし。これらは小豆島芸術家村なるところでのアーティストインレジデンスで島民巻き込んで作られたものだとか。

さらに吉田夏奈さんの「花寿波島の秘密」はまさか屋内作品と思わなかったけどきれいだったな。それから東京藝術大学の学生さんたちの作品も注目。林千歩さんの物議を醸したという映像作品「エイリアンズVSティーチャー」はなるほど物議を醸したのも納得の振り切れた映像作品。猥褻シーンが問題になって泣く泣く修正バージョンになっていたらしいけど、見た限りおそらく途中で全裸シーンが入っていたのではないだろうか。確かにあれは島民の方には刺激強過ぎそう。お話もなんだかとてもクレイジーだしね。ポップでピースなものばかりじゃないよね、アートって。毒もエログロもまた必要なのでしょう。

いやしかし、この作品群の中でもいい感じのおっちゃんに出会い、スイカを食べさせてくれたり、写真撮ってくれたり、ほんとみんな感じいいし、人懐っこいし、ついつい世間話に花が咲いちまうね。でもって海がキレイなのよね。吉野浜かな? あそこ最高だったわ。海水浴したかったぜー。

by april_hoop | 2013-08-19 00:00 | 旅情


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