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2013年 05月 23日
しまなみ海道へ_03
しまなみ海道へ_03_c0160283_1214945.gifしまなみ海道へ_03_c0160283_122446.gif大島のお隣の伯方島はちょろっと通過しただけで終わってしまって残念だけど、もう一個先の大三島へイン。ここもけっこう大きい島だったわ。「大」がつくだけある。まず目指したのは、ところミュージアム大三島っていう現代彫刻のミュージアム。大きい美術館じゃないんだけど、入り口からしてインパクトのある作品が登場。海っぺりの高台に建っていて、中に入るとそこから海に向かって階段を下りるような建築。これも活かすな〜。中はいろんな現代彫刻がちりばめられててなかなかにユニーク。徐々に下りてっていちばん奥はレストスペースになっていて、なんとそこは絶景オーシャンビュー! 気持ちいいな〜、これは長居したい。作品もなんかのびのびして見えてくる不思議。でも思いきり曇天だったんですけどね。ぐるり巡って戻ってくると、サイクリストがひとりやってきていた。しかし大三島は大きいしアップダウンもけっこうあるからか、だいぶヘバってました。島ってそうだよな、だいたい坂が多いからけっこう体力いるよな。憶えておこう。

ところミュージアムから車で30秒くらいのすぐ隣に一昨年できたのが、伊東豊雄さんの建築ミュージアム。最初はところミュージアムの別館を造ろうとして伊東さんを招聘したらしいけど、右翼曲折の末に伊東さんのミュージアムを造ることになったんだとか。スティールハットなる建物はかつての伊東さんの私邸を再現したとかで、中で過去の伊東さんの建築アーカイブを展示。今は、東北の「みんなの家プロジェクト」の写真資料なんかもあって興味深い。それから「いい建築をつくるにはまず面白い人にならないといけない」みたいな含蓄あるメッセージがちりばめられた部屋もあって、それは示唆があって好きだったな。こちらも海沿い高台という好立地。なんとスティールハットの屋上にも登れて、またも海に心いやされるのであった。もうひとつのシルバーハットはライブラリーかつイベントスペースだそうで、子供向けのワークショップがあったり建築好き以外にも開かれたコミュニティになっているとか。これも見られてよかったな。そうそう、この秋には島のバス停を改修するプロジェクトもあるんだって。サイクリストがひとやすみできるような憩いの場的なものになるとかで、楽しみですね。

さてさて昨日はわけあって尾道に泊まっていたんだけど(一応尾道ラーメン食しましたが適当に入ったのでフツー)、2日目は大三島の中にある「ふるさと憩の家」というお宿にドロップ。ここ、廃校となった小学校を10何年前に再利用して宿にしたんだそう。今でこそリノベブームだけどそんな前から始めているとは先見の明ありますね。建物はほぼ学校のままで、客室に改装されたもと教室に泊まる。部屋は畳敷きで、THE民宿って感じ。おしゃれでもなんでもないですし、風呂トイレ共用だし、合宿所レベルなのでそういうのが大丈夫な人向け。食堂は元職員室で、ごはんは美味しかったわー。地元の新鮮魚介と野菜を使っててGOOD。これで1泊2食付きで1人6000円。ホテルとかと比較するともちろん清潔感ないし虫とかも出ちゃうけど、このリーズナブルさは嬉しいと思うよ。一応管理人室周りはWi-Fi飛ばしてたしね。敷地内には、岩田健母と子ミュージアムみたいなのもあって、これも伊東さん建築だって。開館時間にいられず、中は見られなかったけど。

翌朝は早起きして(まだ時差ボケ残ってる)、宿周りを軽〜く5kmラン。小さな港とかを眺めつつ、人とはほとんど出会わなかったな。。車が1台通り過ぎたくらいで。これぞ島の風景だね。

by april_hoop | 2013-05-23 00:00 | 旅情


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