2013年 04月 21日
every face is a massage.
c0160283_0423454.gif外苑前からキラー通りに向かうと、左手になんか異物が? 近寄ってみると…ン? 写真?? ビルの壁面に人物のモノクロ顔写真がびっしり張り巡らされてるけどなにこれ!?

正体は、ワタリウム美術館でやっている「JR展 世界はアートで変わっていく」。フランスのフォトアーティスト、JRの作品の個展でした。「JR展」の名前だけ聞いたときは知らねーっつってスルーしてたんだけど、なんかでビジュアル観てはっとしました。『Pen』の写真特集に載ってたアレだ!ってね。家帰ってPenひっくり返してビンゴ。これは行かねば!ってことで冒頭のエピソードにつながるわけです。
watari-um art museum next exhibition JR展

JRは、グラフィティアートからスタートして、いつしか人の写真を撮ってでっかくプリントして、脈絡無く町中に張り始めたんだそう。今じゃそのアートは世界中を巡っていて、ブラジルの丘の集落の壁という壁に張りまくったり、カンボジアの駅舎にはったり、インドのどっかにはったり、パリの高級住宅地に張り巡らしたり、パレスチナとイスラエルに両方はったり。ただのインパクト賞なんかではなく、それは強いメッセージを放つ。無名の個の写真が、引き延ばされて街に解き放たれた瞬間に、同じ顔はふたつとないその個が絶対的存在としてそこに立ち上るのだ。と同時に、その強烈な個に優劣なんてないということも主張する。男性も女性もない。老いも若きもない。持つ者も持たざる者も、本質的にはないのだよ違いなんて。そのモノクロ写真から背景なんて読み取れやしないのだ。

展示の数は少ないけれど、とにかく強烈なインパクトに持ってかれること間違い無しの、天才的確信犯。これは是非観た方がいいと思う。難解さは皆無だし。ワタリウム美術館は、パスポート制なので、1度チケット買うと期間中何回でも観に行っていいし。で、最後の展示室は、なんとお客さんの顔写真を撮影してくれてしまう。撮影後1分ほどで、階上からポスタープリントされたものがひらひらと舞い落ちてくるという仕掛け。これ、インサイドアウトプロジェクトなるもので、すでに東北など日本でも、そして世界中の都市で行われているもの。オレももちろん参加!と行きたかったのだけど時間の都合により(並んでいたため)泣く泣く出直すことに。でも6月2日の会期終了までに絶対いってやるんだから! そのポスターをどうするかはともかくとして、でもJRの意志に賛同の意は表明したいので。

みんなも撮ろうぜ、このすんげークールなやつ。どんな顔して写るか考えるだけでもけっこう楽しいしね。

<2013/05追記>
てことでNYでまさかのインサイドアウトに遭遇! 大興奮の末、JR本人にも会えて大満足。帰国後、さっそくワタリウムにも出直して再撮! が、ジャミラをやろうとしたらそういうのはダメとか言われて普通に写るハメに。JRはそんな細かいこと言わなかったぞ!

<2013/06追記>
さらに結婚式のウェルカムボードにすることにして、再々撮! 何回インサイドアウトすりゃ気が住むんだかw
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by april_hoop | 2013-04-21 00:00 | 文化


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