2013年 02月 08日
本と紙と、物語と_38、本屋さん始めようかな
c0160283_2325758.gifリニューアルして以来なんとなく縁遠くなっていた『HUgE』だけど、ブックストアの特集やってんじゃん!と飛びついてみた。本屋特集に滅法弱い今日この頃。
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本の街として知られているらしい(そしてものすごく有名な本屋があるらしい)ポートランド紀行にはじまり、ブルックリン、シンガポールの書店事情から日本のインディペンデント書店へと流れる本屋特集。いやー、本屋を営む人たちの今の思いがたっぷりとつづられていて、読み応えも共感性も高かったな。特に2色ページの著名書店長たちが1ページで本屋としての現在過去未来を書き下ろしているところは刺さったなー。みんな強い思いで本と向き合い、本屋というコミュニティを作っているんだなぁ!

電子書籍が登場して変わったことっていうのは、紙の本が売れなくなる云々というよりも(それもあるけど)、本好きたちがもっと本を好きになった(本が好きな理由を指折り数え始めた)、ってことなんじゃないかと思う。自分も含め、ちょっと執拗なくらい紙の本を賛美しはじめた。なんのかんの言い訳をつけながら。プロダクトとして美しいだの、メディアとしての完成度が高いだの、手触りやめくる喜びだの、本棚という文脈が人格を作るだの、いろいろ言ってるけど、それに「そうそう」なんつって頷いてくれるのってもともと本が好きな人だけだよね。本特集、本屋特集いろいろあるけど、結局のところ内輪受けで、広がりってあんまりなさそうだなぁ。なんて思ってしまったよ。この本はとても楽しかったのに。

で、なんかさ、あー本屋を開くのもよさそうだな、って思ったの。さっき言った店長たちのステートメントを読んだらさ。みんなきっかけも考え方も違うけど、自分の信じた本屋道を歩んだ結果、全国的に知られた書店となっている。それはもしかしたら俺にも真似できることかもしれない。自分が好きな本を徹底して読んで読んで読んで、そしてセレクトする。その触れ幅に共感してくれる人たちと小さくとも確かに手を握り合えたら、ささやかながらやっていけるんじゃないかなーとか。たとえばスポーツ。たとえば旅。たとえば映画。それだけでもおよそ読み切れない量の本があるだろうし、ジャンルが広いんだか狭いんだかもわからないけどね。考え甘過ぎるか。でもきっとそれをとことん一生懸命やればなんとかやっていけるんじゃないかな。難しいかな。

本が好きな人たちだからか、みんな文章が上手だったことも覚えておこう。よく読み、よく書いて、また読んで、またまた書く。その繰り返しの先に、なにか素敵な場所が待って要るんじゃないかって、いち本屋好きとして思うのです。
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by april_hoop | 2013-02-08 00:00 | 閑話 | Trackback | Comments(0)
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