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2012年 11月 26日
感想_リアル(12)
感想_リアル(12)_c0160283_0244815.gifこの季節がやってきました。1年ぶり12回目の『リアル』読了。毎年来し方を見ては1年て早いなぁと思い、そして行く末を思えば1年は長いなぁと思う恒例行事ですな。
[リアル]第12巻 発売記念特設サイト

代表合宿から戻った戸川は、自分に足りないバスケ経験を求めてAキャンプに参加するが、そこにはエンジョイすることを優先する選手たちが集まっていて、焦りを感じる。同じ頃高橋は、バスケ用車椅子に乗れなかったことから、リハビリに集中し始めていた。その姿を見た両親もまた、それぞれの中に変化の兆しを感じ取る。そして高橋とともにリハビリをするスコーピオン白鳥は、2ヶ月後、リングに立つことをまだ諦めてはいなかった。

みんな変わろうとしている。それは障害があろうと、なかろうと変わらない。変わる為に必要なものはなんなのか。新しい環境へと踏み出す勇気。そして、人の輪、なんだろうな。人は多分、ひとりでは変われない。周りの誰かが、それが赤の他人であったとしても影響され、影響を与えして、変わっていく。もちろんそのためには、今の自分を知り、受け入れなくては始まらないんだろう。白鳥のいう「自分を安く見積もりはしない」という言葉は最高にシビれました。白鳥だけは、変わらない。障害を持っても。たとえ、リングに立てなかったとしても(ああ、どうなるんだ次の話!)。

ただ、戸川がチームワークに目覚めるくだりはわりとよくある展開だったのが若干物足りなさもありつつ、まあだからさらっと通り過ぎて「変わる」だけを強調してったんだろうな。そして、もうひとり変わった人、野宮でオチをつけつつ(軽くショック)、さて来年はどうなるんでしょうか、と。ふみか再登場にもびっくりだね。高橋とくっつくってか!

では1年後に13巻を無事読めることを祈りつつ。

by april_hoop | 2012-11-26 00:00 | 出版


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