2012年 10月 17日
JOJOはアートだったのかッッ!
c0160283_23441244.gif連載開始から25周年の『ジョジョの奇妙な冒険』がいろんなところで露出してるけど、まさか美術手帖が特集してくるとはねー! 興味津々で飛びついちゃったよ。『ジョジョ展』だって絶対行くからね。発売即、重版かかったという噂も。すごい影響力! 実のところ『ジョジョ』は1〜4部(途中まで?記憶曖昧)しか読んでなくて、ジャンプを引退してからはまったく触れておらず、連載がまだ続いていることこそ知っていたけどここまで影響力を強めているなんて思っても見なかったなー。
美術出版社 | 美術手帖 2012年11月号

てことで、美術手帖だけに、完全にジョジョをアートの文脈の中で語っております。冒頭は、今おそらく『ジョジョ展』にもかかっているだろう原画ビジュアルで展開してて、これだけでもあの世界観に吸い込まれるし、色使いが本当にキレイだなー! オレが読んでた頃は巻頭カラーとかもそんなに多くなかった気がするし、今の単行本の表紙や扉絵がこんなに多彩なことになっているとは知らなかったぜ。

そこからは、いろんな人たちがいろんな切り口でジョジョを語ってる。アートの文脈にのせて、マンガ史の中の位置づけ、ファッションやホラーの要素から見たジョジョという切り口もあれば、ルネサンスとの絡みについても。ジョジョが、ミケランジェロに強く影響を受けていたってのも初耳でしたわ。あの彫刻たちからジョジョ立ちって生まれていたのね。マニエリスムやバロックなんて西洋美術用語まで飛び出してきて、読み物としてはかなり難解でした、ハイ。でもエゴン・シーレやクリムトとか、なじみある名前から影響を受けていることもはっきり提示されると、確かにジョジョってアートなんだなぁと納得させられますね。キャラのコスチュームデザインもこんなにファッショナブルになってたなんて。スタンドに対する考察とかも、えらく深遠な世界にまでいってます。そういえば「岸辺露伴ルーヴルへ行く」「グッチへ行く」ってスピンオフは知ってたけど、ただのイロモノじゃなくてアートやファッションていう素地があったゆえの展開だったのね。

ジョジョは世代を超えて受け継がれていくものがある、という大きな流れと、人間讃歌が根底のテーマなんだって。ただの冒険譚にはとどまらないし、善悪二元論の世界でもない。スタンド(と波紋)っていうルールの中での知的バトルをしながらも、それ以上の深いテーマをもって描かれてたなんてティーンの頃の僕には到底わかるはずもなく、改めてイチから読み直させていただきたい! 今のシリーズは3.11も組み込まれているというじゃないか(荒木さんが仙台出身というのも初めて知った)。単行本100巻越えってことで、相当な気合いと覚悟が必要だとは思うけど。。正月当たりに一気読みしちゃおうかなー。

唯一残念だったのは特集内で荒木先生が登場しなかったこと。他のメディアでいろいろ語られてるんだろうけど、美術手帖の切り口の中で読んでみたかったなー。とにもかくにも、まずは「ジョジョ展」に行けだな。11月4日までと会期はあと少し。急がねば!
[PR]

by april_hoop | 2012-10-17 00:00 | 出版 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://aprilhoop.exblog.jp/tb/18575367
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 祈りの家を想う      3日じゃ足りそうもない >>