2012年 09月 23日
アートのチカラ
c0160283_1102457.gifこの夏はいろいろとアートにかぶれたわけだけど、これって世間的にもひとつのトレンドっぽい。まずマウリッツハイス美術館展は3ヶ月弱で75万人の来場者だってさ。これ半端じゃないよね。でも大地の芸術祭も50日ほどの会期でなんと48万人。これは前回2009年の39万人から25%ほどアップしている。それから奈良さんの展示も2ヶ月で17万人とかだったかな。の来場者を記録したそうで、これまたすごい数字だな〜と思うわけ。

てか西洋画ってそんなにチカラあるとは思ってなかったよ。確かにフェルメールの名前は有名だし、真珠の耳飾りの少女が初来日というトピックスもあったけど、50点程度の作品数にしてここまで連日満員てのは予想外だなー。なんでも美術展て景気が悪い時ほど西洋画展に走るそうで、ある程度手堅い入場者が見込めるというのがその理由だそうだから、驚くほどのことでもないのかもしれない。

新潟は、実感として明らかに3年前より混んでいたからこの数字に不思議はない。これはアートツーリズムってやつが浸透してきたこと、田舎への注目度の増加、そういったものが合わさっての結果なんだろう。ただ、ここはどうやって入場者数をカウントしてるのか不明。屋外作品は数えてないし、家系は手計算だし、延べ人数なのかなんなのか。パスポート購入数とは少なくとも違うみたい。でもスゴイな。関西方面のナンバーも見たし、地元の人が「こんなに県外ナンバーのクルマを見たのは初めて」っつってたよ。奈良さんも、連日人気だったようで、11年前は10万人弱だったようだから倍増近いわけで。もちろん作家の知名度があがっているというのもあるにせよ、やっぱりすごい数字。

これってSNSの影響が相当あると思うんだよね。行列するものが過剰に行列するのって、SNSで日々たくさんの情報があふれているからだと思う。今までは気づかなかったもの、見逃されていたものが、どんどん入ってくるもんね。誰かのつぶやきかもしれないし、友達が押したいいねかもしれないし、バイラル具合が半端ない。いいものはもちろん拡散性強いだろうし、近しい人がいいというものは、そりゃ確かに見たくなるもんな〜。

もちろん、アート自体の持つ力も増大しているんだと思う。やっぱりインターネットの普及とあわせて表現の幅が広がったこともあれば、発表の場も多くなり、表現者の数が増えれば鑑賞者も増えて、いろんな裾野が広がっているんだと思う。アートと呼ばれるすべてが立派な芸術ではもちろんないし、玉石混交なことは間違いないけど、それでもこの正解のない世界は現代に求められているんだと思うな。白と黒にわけられず、ゼロとイチのドットでは割り切れず、想像することを強要し、理解することは不可能かもしれないこの不思議な世界が。

もちろんアートのチカラは入場者数なんかで測れるもんじゃないから、例に出したこの3つが素晴らしいものかどうかはわからない。大事なことは、やっぱり自分がそこで何を思うかだし、芸術や美術というものがなんでそこにあるのかを考えることなんだろう。知識も教養もロクにない僕ではあるけれど、それでもアートと呼ばれるものが好きだけどね。
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by april_hoop | 2012-09-23 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
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