2012年 09月 04日
感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の4
c0160283_1211890.gifc0160283_1213665.gifc0160283_1212768.gif予定してたルートを消化できなかったけど今日のラストは今年最大の目玉、キナーレを改装した「越後妻有里山現代美術館」へ。前までは、キナーレってただの公民館的で、拠点施設のわりに面白くなかったからね。ここが美術館としてリニューアルってことで超絶期待大! 19時まで開館しているのでラストにもってきました。

入ってびっくり! ため池になってた施設中央に大量の古着がうずたかく積み上げられている! クリスチャン・ボルタンスキーの「NO MAN'S LAND」は、過去によそでも展示したことがあるらしいけど、すごい迫力だなこれは! そして設置されたクレーンが無造作に、山の頂の古着をつかんで持ち上げては放し、つかんで持ち上げては放し、を繰り返す。ときどき立ち上る煙と、響き渡るの心臓音。明確に死をイメージさせる、彼らしい作品だぜ。だけど、オープンエア空間ゆえに心臓音が反響して来なかったのは残念。「心臓音のアーカイブ」や「最後の教室」みたいな圧迫感がなくて。でも大作。芸術祭期間中の特別展示だから急げ! 余談だけど、古着の量は十数トンに及んでいるそうだぜ。

さて、2階の回廊部分に著名アーティストが大集合。「スイミングプール」とか、瀬戸内の作品でも知られるレアンドロ・エルリッヒの「トンネル」は越後妻有の代名詞でもある、かまぼこ型の倉庫と、トンネルを組み合わせた作品。彼らしい錯覚を利用した体験型でおもしろいけど、ある程度この地域のこと知ってないとなにがなんだかわからないかも。初心者でも楽しいのはカールステン・ヘラーの「Rolling Cylinder, 2012」かな。床屋の回転灯みたいなトリコロールがぐるぐる回るトンネル。楽しいけど、これはどういう意味があるんだろう? 

いちばんシビれたのは、クワクボリョウタの「LOST #6」かな。暗い部屋に作られたLEDつき模型列車が、照らし出す妻有の風景、ってこれも現物みないと感動が伝わらない系だな。ともかく息を呑む作品のひとつで素敵! カルロス・ガライコアの「浮遊」もおもしろい作品なのに、多量の来場者に耐えられてないのか、作品の中に入れるのが時間制になってしまってたし(11時、14時、16時と聞きました)、降ってくる銀紙の量が減らされてて残念。もしかしたら芸術祭終わったあとに本来の輝きを見せてくれる作品かも。その他「ゴーストサテライト」とかも面白かったなー。

バルもあったり、他の作品も含めて見所たっぷりなのだけど、なんか期待したほどの感動がなかった。それは、やっぱり大地の芸術祭の作品のダイナミズムってやっぱり里山と一体化した作品にあったんだな、という感じ。もちろんここにある作品も、この地域からインスピレーションを得ているものばかりなんだけど、それでも壁で仕切られたハコの中に入れられた瞬間に、サイトスペシフィック性って損なわれてしまうんだね。作品クオリティはとても高いだろうけど、場から切り離されるだけでこんなにも違うなんて。というか、それだけ妻有の場の力ってのがすごいんだなー。大地は偉大だってことを、逆説的に知ることになったわ。もしかしたら、それに気づかせることが、この里山現代美術館の新たな使命なのかもね。

最後に、近くの神社で「鬼太鼓座」なるイベントがあるというので行ったところ、ローカルな太鼓パフォーマンス披露の会でした。けっこうお客さん多くてよく見えなかったのと、さすがに疲労困憊でそうそうに退散。キナーレの明石の湯で汗を流し、十日町駅前の「おにぎり屋 白雪」さんで食事して、ホテルニュー十日町(普通のビジネスホテル)にチェックイン。明日に備えてとっとと寝ることとします。

大地の芸術祭の里
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by april_hoop | 2012-09-04 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
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