2012年 09月 03日
感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の3
c0160283_1157286.gifc0160283_11573931.gifc0160283_11574937.gif今回のルートプラニングは、新作を中心にして未見の作品をなるべく見て回ろうというもの。そうするとどうしても、ちょっと外れた作品が多くなったりしちゃうんだよね。その作品まではクルマで15分とかなんだけど、そこに15分滞在して、帰りも15分かかると、結局小一時間消化してしまうという。写真撮ったり物思いに耽ったりすると、雪だるま式ですわ。そのうえ暑いので休憩もしたくなる、というあたりをまったく考えてなかったので失敗! 欲張っちゃ駄目ですなー。およそ思い描いていたのは、中里エリアを軽めに流して、津南エリアをがっちり周り、十日町の奥地に点在する空き家、廃校プロジェクトをつぶして、最後キナーレで締めるプラン。けど序盤にして半日以上たってしまったので計画変更を余儀なくされました。

ドラゴンカフェで休憩したあとは、アン・ハミルトンの「金属職人の家」へ。もと板金屋の家だったというルーツをいかし、架空の職人が作った様々な発明品が並んでいる。その内容は。飛行機と楽器。アコーディオンの仕組みをカスタマイズした感じで、鑑賞者がいろんなところを押したり引いたりすると音が出る!楽しい♪ 2階は空を飛ぶことを夢見たと思われる飛行機模型やらパラシュートやら。お客さんけっこう入ってたのも頷けるー。これを見た後ならドラゴン現代美術館のほうのインスタレーションとのリンクも理解できるな。

津南エリアを後にしたあとは、越後田沢駅前に造られた、「船の家」「未来への航海」「水から誕生した心の杖」を鑑賞。「未来への航海」にインストールされてた種子みたいなものは、以前この地方で2000年前の種かなんかが見つかってそれを発芽させるのに成功したエピソードにインスピレーションを得ているらしい、というのはたまたま一緒に鑑賞していた地元の人風おじさんの談。それを聞くと、このノアの方舟の持つ意味も俄然リアルだなぁ! 杖の作品もおもしろかったお。でもって、もう何度も見てるけどこれはつい見たくなる「再構築」へ。相変わらずシンプル楽しいおうちです。見てない方は必見。駐車スペースが広くなったように思いましたよ。そうそう、前回は路駐し放題だったけど、今回はかなり路駐しないでという対策がとられてたのが印象的。田舎だからってただの野放図ではなく、ルールを守ったアート鑑賞体験。こういう気配りが、芸術祭を10年以上にわたって続けられる理由のひとつかも。

次に見た「おもちゃの実」という作品は、かぼちゃに型をかぶせて、おもちゃ型かぼちゃを作るというもの。だいぶ実ったおもちゃかぼちゃの木でシェルターが作られていてかわいかったけど、纏足的なことかと思うとちょっと怖かったりもしつつ。次に目指したのは前回時間切れで見逃したアントニー・ゴームリー「もうひとつの特異点」。外れの道をショートカットしようとしたら微妙に道に迷って、通りすがりのおじいちゃんに聞きつつ、雨も降り始めやがったけどなんとか辿り着いたぜ。しかし苦労したカイがあった。これはすごい作品だー! 立派な空き家の中に張り巡らせたワイヤー。その中心に目を凝らすと落下するような人のシルエットが浮かび上がる。宇宙の起源を示したというこの作品。小さな田舎の廃屋によみがえる生命誕生の瞬間。ゾクゾクします。余韻にひたりながら後にしたら、お客さんのクルマが側溝にはまってて近所の人と救出大作戦してたのを横目に、ごめん、オレ、次いくわー。あ、雨やんだー。

「もし明日がなかったら」。そのタイトルと廃校プロジェクトってだけで気になって仕方がなく、はるばる赤倉集落へ。うーん、これはピンとこなかったな。作家の個人的体験と思われる写真や映像がインストールされてたけど、かなり地味でわかりづらかった。。学校が持つノスタルジーはよかったけどね。道すがらにある旧作の「あかくらん」は小品だけど可愛かったよ。てことで、今日はあと一カ所だな。

大地の芸術祭の里
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by april_hoop | 2012-09-03 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
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