2012年 08月 27日
友は去った。僕は
c0160283_9484660.gif同い年の同僚が辞職して壮行会という名目の送別会を行った。僕よりも長く、10年以上今の会社にいた同僚は、大勢の人に愛されて、そして温かく見送られていった。同僚が、元同僚になった。とりあえずおつかれさま、なのである。

34歳にして、進路を決めずにこのフィールドを後にした。慌ただしさに流される日々から離れて、一度足を止めて考えたかったそうだ。これまでのこと、そして、これからのことを。このご時世だから、望むように転職することは簡単ではないかもしれないけれど、それでも今の結論を選んだ。勇気がいることだったと思うけど、そう決めたことは支持したい。

何にしても、同い年のよしみで仲良くしていた同志が去っていくのは淋しいものだ。日頃なにげない冗談をかわす時間は今にして思えばとても貴重なものだった。使い古された表現だけど、これはひとつの卒業式のようなもんで、別々の道を行くとしても会おうと思えばまたすぐ会えるし、決して哀しいことでもない(小学校の卒業式、2週間後には同じ中学校に進むのにボロ泣きしている女子を見て理解に苦しんだっけ)。ただひとつ違うのは、向こうは去っていったけれど、僕はまだここにいるということだ。

2度目の転職からはや6年半が過ぎた。今まででいちばん長く勤めた会社になった。小学校より長くひとつの組織にいたことは初めてだ。日を追うごとに日々は加速度的に過ぎていって、そんなに長い時間が流れたような実感はないけど。同僚が去ったことは今の自分をもう一度考える機会にもなる。それこそ転職を繰り返した頃は、そのたびに新しい世界が開け、なんかステージをワープするような感覚がけっこう好きだった。転校生のような緊張感も悪くなかった。でも、ひとところに長くいるのもそれはそれでいいもんだし、日々を重ねることでしか得られないものもあるよな、と思う今日この頃。

結論はないのだけど、自分はどこに向かって進んでいくのか。もしもいつかここを去るようなことになったとしたら、その時に温かく送り出してもらえるくらいには、頑張らないといけないな。さて、明日も会社に行きますか。
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by april_hoop | 2012-08-27 00:00 | 閑話 | Trackback | Comments(0)
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