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2012年 08月 05日
STILL LOVE LONDON day2-2
STILL LOVE LONDON day2-2_c0160283_182690.gifSTILL LOVE LONDON day2-2_c0160283_183470.gifロンドンアイから一路バッキングガム宮殿へ。ビッグベンを横目にやや傾いた日差しを受けながらテクテクと歩く。お目当ては競歩! なんとついこないだまで知らなかったけど同僚のご親戚が日本代表選手だった! それは応援しない訳にはいかないじゃなーい! がしかし計画のゆるい僕でして、スタートに間に合わず到着したのは合法から10分ほど経過した後。レースは、2kmコースを10周するというもの。どのくらいのペースで歩くのか検討もつかなかったけど、どうやら3周目くらいだったみたい。

3層くらいの人の輪の後方からレースを覗き込んでたら、スペイン人から声をかけられる。「おい、ジャパンが1位だぞ! すげーじゃねーか。スペインはビリだけどな。がはは」。え、うそ、マジで!? ほどなく現れた先頭の選手、ゼッケンには「SUZUKI」の名が〜! おおおおお、すげー、マジでー! 競歩といえば山崎と勝手に思ってたけど彼は50kmにエントリー。日本代表は、鈴木、西塔、藤沢の3人でしたわ。なによなによ、鈴木イケちゃうわけ!? 声の限りに即席のSUZUKIコールを繰り出す。行けー、がんばれー!!! すると周りの外人も一緒にSUZUKIに声援を送ってくれた。ゼッケンに名前が書かれるようになったのっていつから? すごくいいよね。自分の東京マラソンと同じと言ってしまったらあれだけど、絶対な前呼ばれるのは元気出るはず。こっちも外人片っ端から応援してやったよ。マルティン、やらパクやら。読めない人は国名でね。メキシコー! ウクライナー! 噂のビリのスペイン人に「ヴァモース」と言ったら、最初のスペイン人も喜んでくれてハイタッチしたよ。あと隣のおばちゃんから「ベラルーシ」の発声を学んだよ。

よーしこうなったらあれを出すしかない!と、ついに持参した日の丸を取り出す。するとそれを観た外人たちが、「なんだお前国旗を持ってるなら前へ出ろ!」といちばん前に入れてくれる。え、いいの!? お言葉に甘えて最前列で日の丸をフェンス越しに垂らす。THIS IS オリンピーーーック! エキサイティングが止まらなーーい! さあ来いSUZUKI率いる(かどうかは知らんが)チームジャパン! 行けー、がんばれー!

しかし応援むなしく鈴木が失速し始める。するとスペイン人がまたオレに声をかける。「おい、鈴木はトップからなんで失速したんだ!」。いや、そこまではオレもわからないよ。。「メイビー、アクシデント…?」と言ってみたけど腑に落ちない顔されました。後から知ったところ、鈴木は去年の世界選手権8位の実績を持っていて、今回も入賞のチャンスがあると観られていたけど、怪我をして4月くらいまで満足なトレーニングができなかったそうだ。ちゃんと調べておけば説明できたのにな(いや、オレの英語じゃ無理か)。

しかし、失速しようがなんだろうが、彼らの戦いが終わったわけじゃない。西塔と藤沢は粘って歩いている。競歩、かなり速くて一瞬で目の前を通り過ぎて行く。そして走りじゃないゆえに筋力使っている気がするー。ひたすら筋トレのように前へ前へ足を運んで行くんだな。タフなスポーツだ。。しかし、その制約の中でいろんな選手がいるなー! あごひげとポニーテール、坊主、よだれダラダラたらしながら歩くやつもいれば、ちょい悪を地でいくイタリア選手も。観客に向けて声援を要求するエンターテイナーもいたもんな。いやー真剣勝負の場でありながらこのユニークさが世界大会かー。そういえば、マラソンみたいに体を冷やすシャワーゾーンが一カ所あったけど、給水もどっかにあったのかな(あるよね、きっと)。

最終的には藤沢18位、西塔25位、鈴木36位。しかし結果以上の興奮と感動をくれたよ、ありがとう3人とも。初めて見る競技だったけれど、とても立派なスポーツでした。ところで、競技中にコース周辺のスタッフ、けっこうゆるい態度で受けたな。笑ったりブラブラしたり、やる気はあるんだろうけど、気負ってないのがなんかいいわ。終わった後、写真撮ってくれたしネ!

競技終わったのは19時くらい。まだまだ明るかったけど、だいぶ疲れたのでホテル近くのパブレストランに戻って晩ご飯。これが当たり。ラムのサーロイン美味しかったー。そしてテレビ観てたらうおー、男女競泳のメドレーリレーが両方メダルやんけー。サッカー日本男子が準決勝やんけー。そうか、現地に行くと日本の情報限られるのか。。ということでホテルでBBC観ながら就寝ー。まだ1種目観ただけ。でももうテンション最高潮!

by april_hoop | 2012-08-05 00:00 | 旅情


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