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2012年 06月 05日
佐久島アートピクニック(東港)
佐久島アートピクニック(東港)_c0160283_11452771.gif佐久島アートピクニック(東港)_c0160283_11454251.gif東へと向かうその前に、と。腹ごしらえはカフェでと思ってたら、「もんぺまるけ」さんお休みでした(Blogに何も書いてないのにー!)。なので、「茜」というフラワーロード沿いのお店へ。居酒屋さんぽいけど、わりと新しめで、さすがは島てことで海の幸たんまり〜。あさりの酒蒸し、アオリイカの刺身、タケノコの唐揚げ、エビの塩ゆでと、ザ居酒屋な感じのメニューをいただきましたよ。ランチだろうがランチメニューなんてないのが潔いです。そしてなぜかペットはダチョウ。店先につながれててビックリしましたわ。関係ないけど、すぐそばにヤギの「ノン」と「ビリー」もこの島にはおります。
ようこそ佐久島へ 自然 あふれる アートの島

さて、東へと向かう前に。アートさんぽのほかに、「弘法巡り」というのも用意されている。これは島内の88カ所をめぐるお遍路で、もともとある祠に、現代の建築家が作った祠がプラスされているもの。こちらも全部で19カ所のスタンプが用意されているんだってさ。最初から両立は無理と思ってスルーしてたんだけど、途中でいくつものスタンプに出くわしたからコンプは無理でも一緒に集めればよかったな〜。そしてこの新旧の祠がまた面白いんです。それぞれに独自の味わいがあるし、新しいほうはエッジィなデザインもあってクール。どんな小さい島でも、こういう信仰心って必ず現れてて、島文化のひとつとして興味深いです。きっと天候に左右される場所だけに、神様への畏敬の念ていうのは強くならざるを得ないんだろうなぁ。

さてさてアートのほうへ戻って、と。島の東西をつなぐフラワーロードをずんずんと歩いて行くと、懐かしい作品だ! その名も「カモメの駐車場」(写真左)。そうです、これは瀬戸内芸術祭のとき女木島でお会いしたアイツ。時系列的にはこっちのほうが先にできていたみたいですね。やっぱりこのトボけた顔がいいんだぜ。ひとつひとつ全部描いているかと思ってたけどよう見るとこれは複製みたいだね。でもそれがまた面白さ。カモメと戯れて風を感じた後は、島の北側に向かう。小さな展望台から周囲を見晴らし、その裏にある海沿いの「星を想う椅子」を眺める。このあたりは小高い山になっていて、ハイキングコースにもなっているほど。小さな中に山も海もある。これもまた島の醍醐味だなぁ。てか本当に植物が元気で、花はすごいビビッドだし、草木は南国っぽいものも。みかんも取れるそうで、気候も土壌もすごく豊かなんだろうなぁ。

いよいよアートピクニックも残りわずか。東港周りの集落(こっちがメイン)で海神さまに出くわしたり、「佐久島の庭」を訪れたりして、全19作品をコンプリート! 年々ひとつふたつ増えているようで、2011年以降で3作品増えてたみたい。こののんびりペースもいいよね。とにかく、もっとグダグダだと思ってたのに島内のガイドとかしっかりしていたし、島民の理解もけっこうありそうな感じで、ストレスなくとても楽しいピクニックだったわ。島ならではカルチャーと、その風景の中で異物になったり、溶け込んだりするアートは、本当に相性がいいんですね。東海地方在住なら日帰りにぴったりだし、東京から足を伸ばしてみるのも悪くないなーと思いました。夏ならおそらくマリンスポーツ的なこともできるだろうし、釣り人もいるみたいよ。

とにもかくにもありがとう佐久島! アートな夏はまだまだこれから。楽しんでいきたいと思います。

by april_hoop | 2012-06-05 00:00 | 旅情


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