2012年 06月 04日
佐久島アートピクニック(西港)
c0160283_11275153.gifc0160283_1128189.gif1泊2日の東海旅、本命はここでした。三河湾に浮かぶ小さな有人島、佐久島。名古屋から西尾駅まで小一時間、そこからバスで港まで30分、船に乗って島まで30分の道のりをへてやってきました。ここは、ディズニーランド3個分ほどの小さな島。歴史は古く縄文土器の出土もするほどで、水産業で賑わった時代もあった豊かな土壌。しかし長らく過疎高齢化が進んでいたこの島が変わったのは、十数年前から始まったアートによるものでした。
ようこそ佐久島へ 自然 あふれる アートの島

数年前から、名古屋にアートの島があるという噂を聞いていて、そしてどうもそれがけっこうユルイらしいという話で、行ってみたかった場所。なかなか縁遠かったのだけどついに実現したー! そしてとてもとても楽しかったです! アートで町おこし、というのはひとつのキーワードになっている昨今、ここ佐久島はその先駆者ともいえるひとつ。規模は決して大きくないし、アートの強さも例えば新潟や直島と比べたら弱いけど、でもそれが島ののどかさととてもいいコンビネーション。「アートピクニック」と題されて、作品をめぐるスタンプラリーが企画されているけれど、まさに"ピクニック"っていう響きがぴったり。

佐久島は東西に集落がわかれてて、港もそれぞれに1つずつ。今回は、西港から入って東港へと向かう感じで回りましたよ。なぜなら干潮の関係で、東港まで船が行かなかったから。でもどっちからでもいけそうな感じ。レンタサイクルがいいと聞いてたけど西港にはなくて、でも実際大人ふたりが徒歩で5時間あれば、一通りは回りきれるサイズ感だったわ。

さてさて、事前にあんまりリサーチしないまま、西港前にある案内所へ。するとマップ付きのスタンプラリー台紙がある。港周りだけですでに3つのアート作品。それらが早速ゆるい感じでイカスー! よくある写真撮影用に顔だけ出せる絵のボードもアート作品になっていたし、そもそも案内所もリノベーションによるアート作品。そこから5分歩くと「弁天サロン」なる場所が。ここにはアート作品となっている地蔵もあれば、島で出土した土器なんかの博物館も兼ねていたり。待ち構えた地元のおばちゃんとなにげないトークをかませちゃうのも島らしいカルチャー。人手も多くはなくて、いやーほんといい感じのゆるいテンション!

西側のアート的ハイライトその1は、築100年の空き家を使った「大葉邸」。弁天サロンで鍵を借りて入るとそこはほの暗いまま、家がそのまま残されている。おそらくだけどあえて手を入れるのではなく、なるべくそのまま残す保存に近い考え方で、人の不在によって機能不全に陥ってしまった空間というのを表現しているのではないだろうか。そしてそこで実際に使われていたという食器なんかも残されていて、独特の時間が保存されていた。もちろん見た目の質感だけでもかなりのインパクトだし。アート的ハイライトその2は、海岸に作られた「おひるねハウス」。写真左のごく単純なハコなのだけど、この中にすっぽり収まって座ったり寝転んだり、通り抜ける海風を感じながら波の音やカモメの鳴き声に包まれるのは貴重な体験。これは時間を忘れてゴロゴロしちゃうな〜。いかにも島らしいサイトスペシフィックな作品ですぜ。

いやいや、西側だけでも満足度高いっす。この勢いで東まで足を伸ばすよー。
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by april_hoop | 2012-06-04 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
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