2012年 04月 18日
ニッポン捨てたもんじゃないぜ
c0160283_142754.gifマガハから新しい雑誌が出てる〜。隔月の定期刊行で『YUCARI』とな。"えんもゆかりも"のユカリ。日本に生まれて良かった、と思うようなモノ・コトを紹介していくそうで、記念すべき1号目はズバリ「サクラ」! もう東京のさくらの見頃は過ぎだけど、この本が出た3月下旬はサクラにぴったりのタイミングだったね。
マガジンワールド | 書籍 & MOOK | YUCARI Vol.01

日本各地の桜の名所から、桜の木を守り続ける市井の人々、桜にまつわるあれやこれやどれやを一冊にまとめたナイスな本。日本のいいところを見直すというようなコンセプトからすると、かなりしっとり真面目な雰囲気かと思いきや、どうしてどうしてすげー読みやすい本。世界観はしっかり統一されているけど、全然お堅くなく、とても気軽に握手ができる感じ。さらにそこにユーモアが乗っかってて、読んで楽しく、ためになる、という素晴らしい練り込み。

こないだ東京は桜が多いって言ったけど、東京だけじゃなかったね。日本中にむちゃくちゃあるな。やはりこれだけあると、日本人のDNAに刻まれて行くのも当たり前だ。そして春が来ると一斉に花を咲かせ、わずか一週間程度でちっていくその儚さ。四季の豊かさと口にするのは簡単だけど、それ以上に死生観とすら読み取れちゃいそうなほどに、見事に咲くよな〜、サクラ。つい見上げ、立ち止まり、パチリってしたくなるのが日本人の正しい行動だな、うん。

桜に限らず、日本にはこういうよい文化、たくさんあるんだよね。効率化社会は、そういうのを置き去りにしてきたろうから、絶滅危惧種みたいになってしまっているものも多いと思う。それに小さな光をあててくれるこの本、果たして自分とは無関係な話だと思うだろうか? 袖摺合うもの他生の縁。きっとなにがしかのゆかりがあるんじゃないかと思いますわ。これを見て、弘前に桜を観に行きたいって思った人は多いはず。実際にGWに観に行っちゃう人だってけっこういるだろう。なんだ、ユカリってつまりはセレンディピティなんじゃないかって思えてきたぞ。どんな偶然も、小さな出会いも、やがてどこかで結実するもの。そう思うと、1年のわずかしか姿を見せない桜の花に、さらなる意味を感じちゃうな〜。

次号のテーマは「和菓子」だそうです。これまたいろんなネタ仕込んでるんだろうなー。楽しみ。

by april_hoop | 2012-04-18 00:00 | 出版


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