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2012年 03月 06日
OJIKA旅04_島の息吹を感じる
c0160283_22173954.gifc0160283_22174793.gifさてさて、午後は島内での体験プログラムです。まずは、小値賀港のある島の中心部で我々の宿もある笛吹きの町を散策するツアー。島はもちろん漁師町で、昔から漁師の家が大量に集まっていたそうだ。農家と違って、狭いところに家が密集するのは、漁の情報交換の必要性からだったそう(抜け駆けできない!)。あと、水難にあう人たちを祀るお地蔵様の多さも特筆点かな。それから、石垣がちらほおら残っていて、石垣より海側は埋め立て地なんだって。島で埋め立てするっていうのは知らなかったな。きっと他の島でもそういう部分はあるんだろう。

しかしなんだろう、淡いグリーンが好きな町だったのだろうか。わりとカラフルな壁した家が多かったんだよなー。とまあ細かい路地も、古びた家並みも、都会にはない情緒てんこもり。ツアーでとっとと歩いていっちゃうもんだからおちおち写真撮ってられなかったけど、フォトジェニックだったよ。かつては捕鯨も盛んだったらしくて、鯨漁で財をなした小田家のでかいお屋敷が、今は寄贈されて歴史民俗資料館となっていました。なんと縄文土器とかも出ていて、そんな時代からこの島に人がいたということにも驚きもものき。万日堂というお堂は島最古の木造建築だそうで、1300年くらいに作られたとか。それもなかなかすごいなー。

町の路地歩きが終ったら、その後は活版印刷体験に。島と活版はあんま因果がないと思うけど、今も現役で活版印刷する印刷所があるんですって。確かにそれはレアだ!ということで向かったのが晋弘舎活版印刷所さん。今でこそ東京ではアナログ懐古的に活版印刷するところがあるけれど、ここは普通に今まで通り活版で印刷を続けているそう。島の印刷物なんやかんやを請けおい、活字を拾って1枚1枚印刷しているという。中に入ると棚にずらりと並んだ活字と中央にでんと鎮座する印刷機。「グーテンベルクの世界とよ」とおっしゃる社長がなんともいいお顔をしてらっしゃって。この空気感だけで酔えるな〜。ステキ世界。

今日の体験は「小値賀島へ行ってきました」というのを参加者で活字拾って、印刷機を触らせてもらって印字するというもの。ごくごく単純作業ですぐできちゃうけど面白かったよ。てか作業よりもやっぱり社長の話を聞く方が面白かったぜ。自分の代で終らすつもりだったけど、娘さんが跡を継ぐって言ってくれたんだそう。「つぶれるだけだから止めとけって言うんですけどね」なんて笑顔の社長さん見てるだけで嬉しさがはみ出し過ぎててこちらまで幸福な気持ちになったわ。お嬢さんは大学でデザインを学んだそうで、ただ刷るだけじゃない提案、展開も生まれるんじゃないかな〜、と楽しみ。

いやー少しだけ島との距離が縮んだ気がして嬉しい時間でした。ここまでで15時過ぎ。夕飯までフリータイムだったんだけど、宿で珈琲淹れてひと息入れたら昼寝してしまった。。体力ないェ……。

夕飯は、お鍋セットが「藤松」さんから届いて、これがまた豪華魚介尽くし! メインは鯛と鰤! サイコーでーす! 〆にはうどん&ごはんもついて、超絶腹いっぱい。近所の酒屋で買った、ビールと島出身杜氏が作った日本酒で夢心地。ヒノキ風呂も堪能したら、あっという間に夢の中へ。

by april_hoop | 2012-03-06 00:00 | 旅情


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