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2012年 02月 15日
期待という気体
c0160283_14214580.gif人の悩みって難しいですよね。自分が関わっていないところで起きた事によって傷ついたり参ったりしている人がいたとして、どうやってその人を励ましたり元気づけたり勇気づけたりできるんだろう、と考えている。お悩みの根本的な原因を直接取り除いてあげることはできない。特に有用なアドバイスもないし、よく知らない事に対してわかったようなことを言うつもりもない。一緒になって考えてみても、うっかりすると追い込むような気がする。もちろん話は聞くけど、それだけじゃあまりにもおざなりではないか。笑わせてあげられたらいいんだけど、気の利いたジョークの持ち合わせもなくて…。

つくづく人の気持ちは見えないものだなぁ、と思う。隣の人が元気なのか、悩んでいるのか、それすらも気づくのは後になって事が起こってからなんだよなぁ。いや、多少弱っていそうでも、まだ大丈夫だろう、いやいやもう少しがんばれるだろう、って思っちゃう。でもそうこうしている間に、水はいつのまにかコップから溢れていて。恋愛関係もそうかもしれない。ちょっとの遅刻は大丈夫だろう。ちょっと酷いこと言ってもこれくらは冗談として流せるだろう。と思っていた事がいつのまにか積もり積もって取り返しがつかなくなるような。そんなことは世界の至る所にあるんだろう。けど、それを具象化される前に見つけてあげられないことが不甲斐なく思うよ。起きる事がわかっていたら防げる。でもわからないから、防げなかった。ってことばかりだ。お腹が痛いことだって、言ってもらわなければ伝わらないし、伝えられたからといってどうして腹痛を収めてあげられるだろうか。心の痛さって、腹痛以上だろうか、以下だろうか。

悩んでいる誰かのためにできることってなんなんでしょうね。よかれと思ってやることでも、相手が望んでいるものかどうかわからないし、場合によっては改悪される恐れだってある。だからといって、そのリスクを恐れて何もしないというのではいけない気がする。本当に辛い人に「ガンバレ」は禁句だという論理も聞いた事があるけれど、じゃあ「ガンバレ」と思っているときに「ガンバレ」以外のどんな言葉をかけられるんだろうなぁ。

世のカウンセラーのような人は悩める人にどんな話をしてあげるんだろう。全然違う話をするのかな。真正面から受け止めてあげるのかな。ひとつひとつ単純化してあげるのかな。どんな時でも期待に応えられる人でいたいなぁと日頃思っているけれど、目に見えない気持ちをケアするのって本当に難しいなぁと思います。当たり前で今更過ぎることですけれどね。でもね、やっぱり自分の周囲にいてくれる人くらいには、力になってあげたいんだよなぁと思います。

by april_hoop | 2012-02-15 00:00 | 私事


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