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2011年 09月 08日
恋と、蒼井優。
恋と、蒼井優。_c0160283_1451620.gifなんだかすごく楽しみにしてたのこの特集。ブルータス「恋の、答え。」。知りたいじゃん、だって知りたいじゃん、恋の答え。アンサーオブラブ。したらまさかの表紙に蒼井優だもんね。強烈に嫉妬すると同時に、このセレクトは本当にピタリだと思います。共感。阿鼻共感。撮影は新津保さんですが、またこの写真がいいんだわ。
マガジンワールド | ブルータス - BRUTUS | 716

恋と蒼井優に果たして必然性はあるのか。声を大にして、というか大声で言おう(ボールドにしよう)、恋と蒼井優に必然性はある! そう、あるのである。言い換えるならば、ここにこそ恋の答えがあるといっていいだろう。いきなり逆説的ですが、恋とは答えのないもので。ガリレオ先生に言わせるなら虚数解だ。そしてまた、蒼井優という女優にも答えがないのである。その魅力はなんなのか。純粋性? 刹那さ? 儚さ? 透明感、少女性、演技力、笑顔、泣き顔、まあいろんな要素があるのに、ずばりこれです!という解がない。美人というほどでもないし、小悪魔というのとも違う。でもなんだか好きになってしまうという。ああもう、恋そのものではないですか! 彼女自身が、恋を象徴するような存在でありながら、と同時に僕たちを恋に落としてしまう、恋と蒼井優と僕たちの三角関係を考えれば、そこにはなにか運命づけられたものがあろうというものである。そりゃあ恋の特集の表紙にするよな、うん。正しいよ、圧倒的に。

でまた冒頭の佐々木中先生の文章が美しいんだわ。お名前は存じてたけど、文章読むのは初めて。一気に引き込まれました。明瞭で簡潔、リズムがよくてリラックス。村上春樹となにか共通するものがある、僕が理想とする文章のひとつだと思ったな。冗談とロジックのバランスもとてもいいし。この先生の著作はチェックしなくては。で、後は恋愛という要素を、ブルータスの好きなあらゆるカルチャーから抜き出して並べたコンテンツ。音楽あり、文学あり、手紙に美術、糸井重里、落語、田辺聖子にジム・モリソン。こどもたちの投稿は相当笑わせてくれました。切りも切ったり、恋愛切りってなもんです。

いろいろ入ってて面白かったは面白かったけど、なんかこうもっと胸締め付けられたり、わくわくしたり、うんうん頷いたりしたかった僕ニーズとは違う内容だったな。並列でいろんなおかずはあったけど、系統立てて串刺してくれるようなストーリー性があるのを期待してたんだけどね。ある種の恋愛小説を読むような、恋愛映画を見るような、ラブソングを聴くような。あ、でもサカナクションの山口君の歌詞論には共感したなー。

しかし、この特集を強烈に印象づけるビームスとのタイアップ展開。誌面連動のみならず、ビームスは35周年企画のひとつとして「恋をしましょう」キャンペーンを展開。オリジナルサイトの立ち上げのほか、原宿駅では大々的にポスター展開しているらしいぞ(見てない)。問題はその中身。なんと恋を体現する女優、蒼井優が歌って踊る「恋をしましょう体操」、川島小鳥撮影のカップル8組、600枚を超えるフォトブック、Twitter連動企画に、コンドルズによるラブレターなどなど。なにをさておき「恋をしましょう体操」がヤバすぎる! 振り付けはコンドルズ。そして蒼井優に恋死すること必至だわ。このページを見た8/31 AM4:00を俺は忘れないのではないだろうか…。
KOIWEB

結論は、恋っていいですよね。なんのかんの楽しいことでした。

by april_hoop | 2011-09-08 00:00 | 出版


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