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2011年 07月 27日
がれきマラソン
「石巻がれきマラソン」なるマラソン大会が企画されてるってニュースで斜め読んだのは20日とか?だったかしら。この惨事を忘れないために、そして手作りの大会で現地に希望や明るさを、そしてそして願わくは毎年開催して復興の足取りを確認できるように、というような主旨があったと記憶してる。ここでもランなんだな〜と思いつつ、ちょっとでも役立つなら参加してもいいかもと思っていたのだけど、圧倒的に批判意見が多かったようであっという間に炎上状態。数日たってみたら企画の中止が決まったようで、実行委員会のブログも削除されてました。騒動が終わってみたら、時期尚早で無謀な企画だった、ってことか。主催者のブログは、批判を受け止めつつ、それでも開催の道を探るって感じだったんだけどね。

ボクはやってみればいいと思っていたのです。5月に一度だけ見て以降、石巻がどう変わったか(変わってないか)は知らないけど、やってやれないことはないんだろうと。発起人となっていたのは、実際に被災された方とその意志に共鳴した東京の方だったと思う。地元の方のお気持ちがどうなのかは、地元の人がいちばんわかっているだろうから、できるくらいの段階にまで来たのかと思ったんだよな。安全性とかについては、参加するしないの自己責任に委ねていいと思うし。批判やデメリットもあれど、メリットだってそれに同じくらいあるんじゃないかな、って思ったもので。

現場を見るって本当に大事なことだと思っていて、それは主催の方も言っていて。情報ではなく、自分の体験として知るということ。マラソンという手段に必然性はなかったとしても、マラソンがあったから現地に足を運ぶ、っていう人が何十人か何百人かでも増えるのはいいことだと思ったのです。現地で走る以外になにをするわけでもなくても、あの様子を見たら無関心になることはなかなかできないと思うし、それは次のきっかけを誘発する効果がきっとあると思うんです。今のランの状況なら、それなりに人も呼べたんじゃないかと思うし。

それでも中止になったということは、地元でもなかなか賛同を得られなかったってことなのかしら。東北のイベントも盛んになっている印象だけど、被災地を舞台にするのはまだ難しいんだね。

それにしても「がれきマラソン」という名称は強過ぎるよなー。いろいろ考えた末に変に耳障りを良くするよりは直球(?)で行ってやれ〜みたいな気持ちだったんだろうと思ったのですが、真相は果たして。まあ名前は記号でしかないから、中身がちゃんとしてればどんな名前でもよかったと思うけど。

by april_hoop | 2011-07-27 00:00 | 閑話


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