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2011年 04月 15日
旅の始まりと終わりに
旅の始まりと終わりに_c0160283_12294198.jpg旅のエッセイって感じで『TRANSIT』の別冊ムック『TRANSIT SORA』を読みましたわ。「ソラ」が切り口とは! 空港特集か!? と興味津々で手に取ってみたところ、あれなんか薄いし…とためらった末に買った末にやっぱりわりと薄味だったな。そもそものボリューム自体が本誌とくらべると随分少なくて、ちょっとした機内誌のような体裁。それを狙ってたかな? 表紙の紙も違うね。過去の特集の余り写真流用と若干の撮り下ろしを加えて作りました、という感じ。
TRANSIT : TRANSIT SORA 特別編集号 ~美しき空の物語~ - Magazine

オランダ、インド、メキシコのエピソードがあったかと思えば、成田空港のアレコレみたいなのもあり、世界のいろんな空港が紹介されてたりもする。「SORA」というタイトルでくくられてはいるけど、なんとなく内容がブレてる感じもする。でも、旅気分を盛り上げるエッセイとして楽しめばいい1冊だと思う。そういう意味では旅のスタート地点であり、ゴールでもある空港っぽいのかも。いろんな人の旅が交差する場所。わかりやすく理解はできないけど、感じ取る要素はあるか。最初、羽田空港の国際線をあてこんだ企画かと思ったけど、ひとつも出てなかった。むしろJAL。

導入の成田空港でやってるファッションシュートが格好よろしい。最初はスナップかと思ってこんな素敵な写真が撮れるもんなのかぁと思ったら、作り込みでしたか。後半のリアルスナップは楽しかったな。観ているだけで旅の様子を想像させてくれるね。そして自分の旅も予感させてくれる。ああ、旅ってなんていいんだろう。そしてそのよさに気づいたのがつい4、5年前だなんて、自分の感度の低さが泣けてくるよ。

余談だけど、大田区の海っぺりに城南島海浜公園とか、京浜島つばさ公園とかあって、羽田空港のすぐ近く。飛行機の発着が間近に見えるスポットとして、アマチュアカメラマンとかにも有名な場所。たまたまそこに行って、ぼんやりと離着陸をひっきりなしに行う様子を見るともなく見るのもなんだかこの雑誌を読んだ感じと似ているかも。さて、次はどこへ行こう?(ウィーン/プラハです)みたいなね。

by april_hoop | 2011-04-15 00:00 | 出版


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