2011年 02月 14日
もう行きたいところだらけですわ
c0160283_141436.jpg「とおくてよくみえない」とあわせてもう一個アートしてきたのよ。それは「ル・コルビュジェ『東方への旅』を旅する」ってやつ。ご存知20世紀を代表する建築の巨匠コルビュジェが、若き頃中欧〜東欧〜トルコ〜ギリシャ〜イタリアと半年かけて旅をして、そこでその後の建築家人生を変えるほどの大きな啓示を得たっていう。彼の足跡を、今も残る彼が見た建築たちと、彼自身がメモした言葉とスケッチから紐解く内容。
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といっても、関内から10分弱にあるこの大成建設のギャラリーに展示されてたのは、パネルに張られた資料類がメインで、ダイナミズムは全然ない。建築物の写真は、直接コルビュジェとは関係のない普通のやつを借りて来ていて、解説文と本人が残した文章が一緒に添えられる、それだけ。文化祭とかの自由研究の展示みたいにも見えなくはない。まあ無料だしこんなもんだろうし、ついでに言えば特に期待もしてなかったからがっかりはしなかったよ。

でもこれが思ったより面白くってね。コルビュジェが本名じゃあなく、本当はジャンヌレって名前だったことも初めて知ったし、出てくる建築たちがどれも一目で惹かれる名建築の類いばかり。ブルガリアのリラ修道院だったり、トルコのセリミエ・ジャーミィだったり、そんでもってアテネのパルテノン神殿だったり。それらに相対することで自身の意識を変化させ、想いを新たにしていくコルビュジェの成長を追体験するようで興味がわくのです。ゆっても単純に見た目にすげーっていう世界遺産に飛びつくレベルの話だけど。あーリラ修道院行きてー!

どれもこれも共通してるのは、先端のテクノロジーに呑み込まれることなく長い時間を送って来たものばかりってこと。機能性もさることながら、民衆に愛されて来たからこそ備わる力強さとか、迫力は説得力がありまくり。いやー自分の中欧旅行(オーストリア、チェコ)の参考になればと思って見にきたけど、コルビュジェはさらりと流していたのであんま足しにはらず。その替わり、それ以上にブルガリア、トルコ、ギリシャに惹かれてしまって仕方ないわ。GW戦線が終わったら次の旅先はこのあたりかのー!って行ってもいないのに妄想が早くもスパーク。

滞在1時間の間、誰一人お客さんこなかったので貸切で堪能。大成建設さん、建築を扱う会社として、こういう風にコルビュジェにリスペクトを持っているということにちょっと感心だわね。会期は4月16日まで。無料だし、近くを通りがかり、なおかつコルビュジェやこのエリアに興味があるならば観る価値あり。「東方の旅」は出版もされているそうだから目を通したいナ!
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by april_hoop | 2011-02-14 00:00 | 文化 | Trackback | Comments(0)
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