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2010年 11月 03日
本と紙と、物語と_11
本と紙と、物語と_11_c0160283_811338.jpgTwitterを斜め読みしててみた「iPadに秘められた無限の可能性」という記事。うーん、考えちゃいますわね。

iPadにしても、デジタルデバイスに対してわりとフラットに見ていたつもりだったけど、実際の今のボクのライフスタイルには特にiPadを必要とはしていなくて(チャリ移動多くて触る時間があまりないからというレベルの理由だけど。あったらあったでいいとは思うけど)、まだやっぱ紙のほうがいいじゃん、なんか的な。アナログ礼賛は嫌いなくせに、どっかでイノベーションに対する抵抗があったのかもなー。いかんね、こんな頭の堅さじゃ。否定するよりも、なにができるか考えるほうがよっぽど建設的だった。もうすでにiPadはここにあるわけだから。そしてきっと次のデバイスなりマシンなりが着々とできていくだろうから。

このblogは極端な例だとは思うのです。少年がtouchしているのは常に同じ質感の機械なわけだから。別にTVのリモコン操作も、PCのキータッチも変わらないような気もするし。あと「想像力」と「仮想力」というのはちょっと別物のような気もするし。ただ、でもこの体験は確かに彼のなにかを刺激して育むきっかけになっているだろうし、それは特殊な環境にあろうがなかろうが共通するもんなのだろうな、と。というかむしろあらゆる経験、砂遊びとか、積み木とか、それこそ絵本とか、と同列に考えていいのかもしんない。それがなにをもたらして、なにを損なうかなんて、誰にもわかんないつーか、なにかを損なうなんて決めてかかるのは大人のエゴでしたね。子どもからしたら「オレらのポテンシャルを見くびんじゃねー、ナメんな!」てなもんですわな。

もともとお年寄りにいいとか、そういうことは言われたし、子どもの吸収というか適応も早いし、iPadの可能性はまだまだこれから広がってくんでしょう。まるで思いもよらないくらいに。革命的に。なんせ"魔法のようなデバイス"だものね。紙には紙の、デジタルにはデジタルの良さがあって、欠点もきっとあって、でもそれを補完したり、共存させるアイデアなりスタイルなりを構築するのは自分自身か。あくまでツールですもんね。道具をどう使うかはその人しだい。なんていう超原点的な結論に落ち着くのでした。ま、これからも本のこと、紙のこと、物語のことをゆるゆると考えていきたいと思います。もうちょっと物語のことも考えないとな。

by april_hoop | 2010-11-03 00:00 | 閑話


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