2010年 10月 06日
屋久島紀行05
c0160283_193477.jpgc0160283_194610.jpg登山口から数えて2時間半くらい、ついにトロッコ道が終わりを告げる。大株歩道入口。さすがに1時間以上休憩なしで歩いたら疲れたわー。途中何度か休もうかなーと思いながらも、やはり一人ということもあり、なんとなく行ってしまえできてしまったわ。15分休憩を課す。なんたってここからが本番、いよいよ山道に突入。トイレを済まして、水分補給し、カロリーメイトをぼりぼりやって、水を汲んだら再び立ち上がる。

って一気にテンション変わり過ぎだろう、この登山道は! 今までのトロッコ道は完全にお散歩レヴェルだわ。登山でもなければトレッキングでもなかったと実感するほどの急勾配&ワイルド。これぞ山登り。もちろん木や石によって道が作られ誰でも登れるようにはなっているけど、こりゃ体力要るわなー。一気に減速する人もいるし、変わらず元気な人もいるし、ペースもそれぞれでおもしろい。わっちは、童心帰り系アスレチックモード。ぐいぐい登りたくなるよね、こういうところにくると。背中のザックが重くて時々バランスを崩しながらもヒョイヒョイ登って登って登ること20分程度で、あ、ウィルソン株じゃないの!

いやこれはすごいね。切り株というレベルをはるかに越えた神切り株。中は前のわっちの部屋より広いんじゃないの?ってほどの空間。祠があり、光が差しこみ、全体的に苔むして、静謐な空気が循環しつつ滞留している感じ。なんか醸成されそう。そういえば、ここって上をみあげたらハート形に見えるんじゃなかったっけ?と試したら…、あ、見えた。ってこのポイントを見つけた人スゴイね。知らなかったら絶対に見過ごすわ。入って右手前、かがみながら見あげるのがヒントでしょうか。

ウィルソン株以降は、ちょいちょい巨大杉が登場するから、飽きなかったな。時間にして1時間くらい。疲れはあるけど、それほどでもない。天気はますますよくて、これはもう快晴。大王杉、夫婦杉と突破して、さらに歩く。ふと森の切れ目からは遠くの山々が見える。湧き水がちらほらあって手を伸ばせばひんやり。そして…

「やっと会えたね」

見えた! 保護のため設置された展望台。その先には、見まごうことなき縄文杉様や〜! 森の王者や〜! 世界遺産のシンボルや〜〜!! これまでの屋久杉たちも十二分に強烈だったけど、はるかに圧倒的な迫力。迫力というか存在感。決してね、生命力を誇示するような感じではないの。王様じゃなくて長老。なのに、だけど、全然タダモノじゃない神々しさ。樹齢は7000年という説もあるほど(DNA鑑定では2000年強ということらしいけれど)。幹は白んで老木のようなのにね、仙人だね、これはもう。神様そのものだね。命というよりも、"自然"とはいったい何なんだろうと思ってしまったわ。

とにもかくにも、片道5時間かける価値はある。写真では何度も見たけど、これはやっぱりここに来ないとわからない。縄文杉を前に想いをめぐらせること30分。濃く、貴重な30分。
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by april_hoop | 2010-10-06 00:00 | 旅情 | Trackback | Comments(0)
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