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2010年 02月 05日
アンドリューにほだされて
アンドリューにほだされて_c0160283_071518.jpgわーい、ついに行ってきたどー、安藤裕子のライヴ! 安藤裕子「〜2010 ACOUSTIC LIVE〜」@千葉市民会館。
++ Andrew Page ++

開演に1時間も遅刻して、席について2曲後に「楽しい時間も終わりが近づいてきました」なんていう衝撃のMCまで飛び出したけれど、なんだかんだでアンコール含めて後半の1時間は聴けたかな。頭から聴きたかったって欲求は当然残るけれども、魅了さられるという意味では十分な時間だったわ。ピアノとギター各1人を従えてのアコースティックだからもちろん表現力が問われるわけだけれど。

会場に入った瞬間、その世界に惹き込まれる。箱は決して大きくないとはいえ伸びやかで声量もまずまず。圧倒的に歌が上手すぎる!ってのとは少し違うんだろうけれど、なんていうのかな、発声発音の周辺にある質感がすごくいいんだよなー。ブレスだったり、スラーにあたるようなところだったり、声質が変わる瞬間だったり、そういうのがさ。だからとても雰囲気があってステキでした。

ロッキンジャパンではへんてこMCだったから心配してたけど、普通にこなしてました。といっても、なかなかの天然マイペースな感じで、独特の味わい。絶対友達少ないだろうな!って感じ(悪い意味ではもちろんありません)。オリジナルだな〜。このオリジナルさに惹かれてしまうんですね、ノーマルなボクは。詞の世界にしてもそう。メッセージ性だとか、ハートブレイクとか、そういう次元ではないんだろうけど、絶対にボクは選ばない言葉のチョイスをしてくるんだよね。決して難解な言葉を使ったりギミックを駆使したりじゃないのに、ボクの引き出しにはない表現なんだよなー。

つまりそれは、理性ではなく感性で生きてるってことなんだと思う。そうか、安藤裕子こそが真の森ガールなんじゃないかって思うわ。見た目のふんわり感もさることながら、この中身ね。森にいそうとはこのことですよ。この世のなににも繋ぎ止められていないような浮遊感と、その中でせっせと物語を紡いでいる感じ。

なんて話が逸れ気味だけれど、そんなことを感じる1時間でした。好きな曲もたくさん聴けたし、行ってよかったぜ。6月の追加公演の詳細も発表されてますね。行けるとしたら熊谷かな。行きたいなー!!

by april_hoop | 2010-02-05 00:00 | 文化


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