2005年 10月 18日
感想_グランド・フィナーレ
c0160283_11483645.jpg第132回芥川賞受賞作。阿部和重『グランド・フィナーレ』読了。ある秘密がバレたことで離婚、失業し、愛娘と会うことすら許されぬ主人公の物語。

やけに文語を多用した固い表現に若干戸惑いながら読み始め、序盤は説明っぽくてなじまなかったものの、核心に触れるに連れてけっこーのめりこんだ。Iとの対決?田舎に引っ込んでの少女2人と出会いあたりはがぜん面白し。どーなんのよ、どーなっちゃうのよ!ってノってきたところで!

……突然終わった。

ホントに物語が終了。いやーこんなラストありなの!? 俄然ストーリーが盛り上がったところで、いきなりの肩すかし。まったく予期していなかった、敵前逃亡とも職場放棄とも言えちゃいそうなくらいの幕引きに、心の中で大ブーイング。そりゃねーだろぉ! なんか興味深く読み進めた自分がバカみたいだ。

良質の小説だと思います。まんまと引き込まれ、そして予測の範囲を超えたラストをもってきたわけだから。でも、でも。オレは認められねー。やっぱきちっとした結論が欲しかった。歯痒さの残る読後感でござった。ぬーむ。

ほか短編も少々くっついてるけど、あんまりピンとこなかったので割愛します。
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by april_hoop | 2005-10-18 00:00 | 出版 | Trackback | Comments(0)
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