2006年 11月 03日
感想_どちらかが彼女を殺した、私が彼を殺した
c0160283_045784.jpgc0160283_05593.jpgズルイよ、ズルイ。こんなオモチャあり? 東野圭吾『どちらかが彼女を殺した』『私が彼を殺した』読了。犯人わからないのが悔しくて悔しくて何度も読み返しつつ、決定打は見出せないまま解説を読む敗北感たらないぜ。1回限りのやったもん勝ちネタモノで、それを最初にやってのけた東野圭吾、圧巻。ちなみにどちらも加賀刑事登場。ミステリの醍醐味を逆手に取った傑作エンタテイメント!!

まず『どちらかが彼女を殺した』。妹が殺され、真相を探して警官の兄が独自捜査をスタート。やがて浮かび上がる2人の男女。加賀刑事との絡みの中でこの2人のどちらかが犯人である確信を得るが、あと一歩追いつめきれない。そしてラストシークエンスで動かぬ証拠をつかんで……「犯人はおまえだ?」なんつっておしまい。エ、どっち…!? は自分で謎解きしてみてね、と。

文中に出てるヒントをかき集めて、動かぬ証拠となる記述を見つける行為は間違い探しに近い。これはハマる。結果、犯人わからず文庫版の解説で答え合わせ。ポイントは掴めたけど、最終的に決め手となる記述は見つけ出せなかったなぁ!(悔)

お次『私が彼を殺した』。同じパターンで犯人候補3人。みんな殺意ありありで、文中「私が彼を殺したんだ?」って心の声まで書かれてる。今回は直接の証拠となりうる記述をひとつは見つけられたけどもうひとつを見つけられず。てか、本当にこの証拠だけで断定できんのか? って疑問も。ん、これ、負け惜しみか?

どちらも素人捜査が中心につき、ミステリ度合いは低いけど、中毒性は半端ない。ぜひ一度お試しあれ!(文庫版じゃないと答え合わせできないよ)
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by april_hoop | 2006-11-03 00:00 | 出版 | Trackback | Comments(0)
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