2008年 03月 19日
感想_流星の絆
c0160283_071284.jpg帯がオーバーすぎるんだよね。東野圭吾大先生最新刊『流星の絆』読了。ハヤシライスが大評判の洋食店「アリアケ」で殺人事件が起こった。事件が迷宮入りしたまま、遺された3兄弟は悲しみを胸に成長。彼らなりに社会を見てきた結果、3人は詐欺行為を働くようになる。時効成立も間近なそんなとき、両親を殺害したと思しき人物を目撃し…。
講談社BOOK倶楽部:流星の絆

んー、面白くなかったことはないけど、いまひとつだったかなー。物語のポイントは2つ。まずは事件の真相。フーダニットでワイダニットなところだけど、なんかいまいち釈然としない真相だったな。誰がの部分はまあおいとくにしても、動機がちょっと弱かったなー。でも実際、殺人事件てそんなものなのかもしれないか。まあ、事件そのものよりも次のポイントの方がこの小説においては重要かな。

第2ポイントは、兄弟たちの成長。どうにも今回はキャラクターが弱かった! 立ってることは立ってるんだけど、今ひとつ魅力に欠けているし、事件からの15年間を感じさせるものがあまりにも少なかった気が。説明はあるんだけど、それと現在を結びつけて想像させるだけの力はなかったなー。だから、3人の行動がただ浅はかなだけに思えて、3人の結びつきって意味でも弱く思えたわ。さらにいえばタイトルもちょっと浮き気味。

相変わらず一気に読めちゃうし、そんじょの作家よりは面白いんだろうけど、すでに傑作を何本も生んでる氏だけに、必然的に期待も大きくなりますな。次も楽しみにしてます。
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by april_hoop | 2008-03-19 00:00 | 出版 | Trackback | Comments(0)
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