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2007年 06月 17日
感想_BRUTUS 大松本論
感想_BRUTUS 大松本論_c0160283_0312799.gifということでひとつ前の『BRUTUS』買っちゃいましたよ。一冊丸ごと松本特集。これ、いかほど刷り、そして売れたのかヒジョーに気になります。

とにかく誰もが大絶賛。脳の茂木さんから村上隆ほかアーティスト、もちろん高須やココリコまで誰もが「天才」と呼ぶ男。羨ましいぞ。オレももちろん松ちゃん好きだけど、ダウンタウンの番組って意外と観てない。というか20歳以降一人暮らしはじめてからはバラエティをほとんど観てない。ので、オレん中の松ちゃん像はほぼ20世紀に固定されたまんまだったから、その思想の一端を知ったというか、単純にいろいろ読めて面白かったわ。

怒りが笑いの源ってのははじめて聞いた。なんとなく共感できる気もするけど、同じ考え方かどうかはわからんね。なんせ天才の思考メカニズムですから。「腹立つからちゃかしてやれ」って感じなのかなーとか思ったり。すべてが即興ってのはもう異次元だよね。これはもう本当にスゴイとしかいいようない。

笑いって、"知ってるようで知らない"を形にすることで起こるもの。誰も知らないことをネタにしても笑えないし、誰でも知ってることをやっても笑えない。言い回しだったり、繰り返しだったり、場違いなことだったり。あるべきものをあるべきところに置かないことで可笑しさってのは生まれるんだろね。その置き換え方の選択肢の数、そして選択の正確さとスピードが松ちゃんの天才たるゆえんか。破壊的創造。うーん、アートやねえ。

そう思って改めて『大日本人』を観てみると面白いかもしんないね。予備知識が必要ってわけじゃないけど、また違った受け止め方できるよ。てことで、パンフレットがわりにも読むことをおすすめしたい一冊でった。『VISUALBUM』と『頭頭』が猛烈に観たいぞ。

感想_大日本人

by april_hoop | 2007-06-17 00:00 | 出版


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