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2009年 06月 15日
NBA FINALS 2009 game5_勝つべくして勝つ
NBA FINALS 2009 game5_勝つべくして勝つ_c0160283_934171.jpgLALが王手をかけて臨んだゲーム5。前戦ではOTの末の決着で、果たしてその影響はあるのか、ないのか。
NBA.com FINALS 2009

おめでとうLAレイカーズ! 予想通りゲーム5は完勝で、アウェイで優勝決定。ORLは序盤こそ競りながら、離され始めると成す術なくズルズルと後退。後半はほぼ危なげなくLALが逃げ切って、チーム15回目の優勝。フィルは10回目、コービー&フィッシャーは4回目。ゲームごとの修正能力にかなり差があって、試合数をこなすほどLALの地金の強さが目立ったような印象。対DENもそうだったよね。ゲームひとつひとつは接戦でどっちが勝ってもおかしくないのに、シリーズで見るとLALはかなり強かったという印象。スタン・ヴァンガンディもいいコーチだと思うけどまだフィルには叶わないのかなー。

コービーは本当に素晴らしい選手になりました。ペリメーターの精度がすばらしく高く、劣勢で空回りパターン癖もほとんど出なくなり、ウルトラなショットも健在。円熟という言葉がぴったりだなー。時にあと少し球離れがよくなれば最高なのにって思ったりもするけど(今日は球離れのいいシーンが少しあって、それだ!と思った)、十分にMVPに値するプレーでした。ボール持たせる時、チームでコービーをフリーにするオプションがあってもいいのでは?と思うけど、それはトライアングルオフェンスにはないセットなのかしらね。

サポートメンバーもそれぞれの役割をほぼ完璧にこなしてました。ガソルは攻守ともに超ハイレベルなプレー。パスが出せて1対1ができてブロックもできる。インサイドの基点としてこれ以上ない働きでしたなー。個人レベルではドワイトはまさにスーパーマンだけど、チームオフェンスをやりやすくするのはまだまだガソルに分がありました。バイナムはまだまだ荒削りだけど、怪我せずにがんばってほしいね。周りがスターだから、10P10Rを安定して残せれば存在価値は相当大きいはず。チームとしての最大のメリットはオドムを6thマンに置いとけること。ベンチから30分弱でダブルダブルに近い活躍をするオドムは、怖さこそあまりないけど厄介さはかなりあるはず。このプレーオフは3Pまで好調。スターターでプレーしたいだろうけど、チームプレーに徹してさすがの活躍でした。

フィッシャーは本当に面倒な選手です。3Pもあるし、ディフェンスもツボを知ってるし、オフェンスチャージ取ってくるし、ゲームを落ち着かせるには最適なベテラン。残念なTOをしないってのはこんなにも重要なんだなぁと、頷きたくなるわ。で、意外性のアリーザ君。シーズンは20試合しかスタートで出てないのに、プレーオフは全試合スタメン。起用に応えるキーポイントでの活躍。印象的なスティールと3Pで、ファンも増えたんじゃないかしら。オフェンススキルは本当に未熟だと思うけど、その危うさが親心を抱かせるよねー。オフに一生懸命練習して(あれ、FAだった気がする)、さらにチームを助ける選手になっておくれ。

敗れはしたもののORLはおもしろいチームでした。やっぱりシュートが上手いってのはバスケットでは本当に大事なんだなー。ドワイトはオフェンスパターンを増やそう。どうしても単調になってしまって、巧いディフェンダーに当たると動きが読まれてしまってます。ドリブルを多用せずともベビーフックの精度を上げてターンとステップのバリエを少し増やせばさらにアンストッパブルに近づくはず。当代ナンバー1のセンターなことは間違いないのだから、めざすはダンカン的なポジションだろーね。でもこういうタフな経験を積むことでさらに成長することは間違いないでしょう。来年以降に期待です。

ということで、これにて08-09シーズンは全日程終了。今シーズンも例年と変わりなく楽しませていただきました。ごひいきのNOHがどんな補強をしてくれるのかを楽しみ(というか不安)に11月の開幕を待ちたいと思います。お粗末様でした。

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by april_hoop | 2009-06-15 00:00 | 体育


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