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2014年 12月 13日
階段を上るときなのかもしれない
階段を上るときなのかもしれない_c0160283_0425960.jpgなんとなく、最近自分が傲慢になってきているような気がするのです。それは、反対意見を言われたときに、だれに言われようと、なにを言われようと、受けいれがたくなっている自分に気づいたから。

そりゃあ誰だって、自分の意見と違うことを言われるのは気分のいいものじゃない。でもその程度を超えて、なんか、自分が正しい、間違ってないと、意固地になっていることが多いような気がする。なんかこう、自分が決めたことや作ったものを、やり直したり、変更したりするのが、とても面倒で億劫に思ってしまっている。

これはきっと、老いだろうな。だんだんと思考が固まってきて、自分の価値観を押し通したり、柔軟に変化することを疎んだり、その兆候を発見してしまった。自分で気づいたくらいだから、周りにはけっこう顕著に写っていたんじゃないだろうか。そう思うと歯がゆいやら恥ずかしいやら。

自分が正しいとか、相手がまちがっているとか、そういうのを決めつけるのは簡単で、大事なのは本当にそうなのかをちゃんと疑うことだと思う。自分が言っていることは本当にそうなのか。相手の言っていることが本当にそうなのか。どちらかを一方的に決めつけるんじゃなく、クリアに、フラットに判断しないと、大事なことを見失う。大きなことをしくじる。そう言い聞かせなくては。少なくとも、誰かが反対をするのなら、なにかその理由があるはずだ。気に入らない理由だったとしても。

これは、きっと、自分がひとつ階段を上るために変わらなきゃいけないんだろうなって思う。ブレないことと、頑ななことは似ているけど、だいぶ違う。良い悪いではなく、誰かがなにかひっかかるその理由はなんなのか、よく考えなくちゃいけないのだ。それをちゃんと受け止めたら、いろんなことがきっとスムーズに流れていく。そんな気がするのです。

by april_hoop | 2014-12-13 00:00 | 閑話


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