人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2013年 11月 23日
純度の高い写真愛inキューバ
純度の高い写真愛inキューバ_c0160283_20242736.gif高橋ヨーコさんの写真展がスタートしたので初日に嬉々として行ってきました! 会場は目黒のインテリア屋さんの「COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY」で。タイトルは「Changing The Same」。"変わらない変化"をテーマに、キューバで撮影した写真でまとめられてます。

僕が今もっとも好きな写真家が高橋ヨーコです。彼女の、普通のものを撮っているのにそこに物語が立ち上げる写真がすごく好き。カラっとしてるし、てらいもなく何気ないありふれたヒトコマだろうに、でもなんだか映画の中のワンシーンのように見えてくるその感じに魅了されるのです。一度だけお会いしたときの印象は、裏表がなく少年みたいな人、なんだけど、ブルータスの小津映画特集の巻末連載ページで、スタイリストさんらが評していたのも似たような感じだったから、そういう人なんだろうな、って思う。

同じものを撮っても真似できないし、似たような雰囲気で撮っても同じものが写らないのはなんでなんだろう。それは対象への愛があるかどうかだと、前述のブルータスでは書かれていたし、撮りたくて撮っていること。撮るのが好きなこと。そういうものなんだろうな、と思う。もちろん写真家さんはみんなそういう気持ちを持って撮っているとは思うから、いかにその純度が高いか、なんじゃないだろうか。

ときに、会場となったこのインテリアショップの雰囲気と写真のテイスト、展示スタイルが見事にハマっていたのが印象的。お店はアンティークも扱うし、オリジナルプロダクトも扱うし、という姿勢で、レイアウトはとてもゆったり。その店内に主張しすぎず溶け込むように写真がそこにありました。でも存在感は格別なんだけど。お店の雰囲気も、ヨーコさんの写真も、アメリカの空気を感じるわ。スケールが大きい。

そして、高橋ヨーコさんが個人的にアメリカで作っているビジュアルジャーナル「ONTARIO」の2号目もここでお披露目されてたので購入しました。楽しみだぜ。展示は、12/6まで。




by april_hoop | 2013-11-23 00:00 | 文化


<< 週刊ペリカンズ2013-04      感想_リアル(13) >>