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2013年 08月 13日
夏休みは瀬戸芸で2013-04
夏休みは瀬戸芸で2013-04_c0160283_21265432.gif夏休みは瀬戸芸で2013-04_c0160283_2127740.gif夕暮れと豊島美術館のコラボレーションも非常に美しかったです。近くの棚田から海と一緒に眺めるのが最高。ゆっくり観ることが出来て本当によかった。やはり、夕方になると島を後にする人が多いってことだね。朝イチは開館前からすんごい行列してたので、絶対に夕方がおすすめ。いつ行くにしても週末は日時指定チケットを確保しておくことはマストだと思われます。で、今日のお宿は豊島。今回は島に宿泊することも大事な目的。アートもさることながら島時間を味わうために。
Setouchi Triennale

民宿も数えるほどしかない豊島で、ぎりぎり予約が取れたのが、てしま自然の家。ここはもともと公共の研修所とかだったそうで、それを宿泊所にしていて、素泊まりのみ、共同バス、トイレその他セルフサービスで使えるキッチンありで1泊2500円でした。相部屋もありえる、みたいなことが書いてあったけど、管理のお母さんと話した感じだとそれはしてなさそうだったな。で、通されたのは2段ベッドが5個くらいある大部屋。広々で快適じゃないか! エアコン、扇風機もちゃんとあるしさ。だけど部屋に鍵がかかりません。前にロックアウトしちゃった人がいて以来、鍵なしにしたそうで。そういうの大丈夫な人向けということで。笑

さて、晩ご飯ですよ、晩ご飯。島で晩ご飯食べれるようなお店もほとんどなくて、どうしようかなーと思ってたらガイドブックに7月オープンのレストラン情報がありました。その名も海のレストラン。18時の予約で17時半に行ったら、まだ準備できてないからダメと門前払いされて「なにを!」って思った気持ちをなだめつつ、家浦港で時間つぶし。波止場でぼーっとしてたら、島のおじいちゃんが「釣りしとるんかー」と表れて「してないっす」とかいってしばしカンバセーション。もうすぐ祭りで、若いもんがおらんから準備が大変でしゃーないわと、おじいちゃん、座り込み始めて長話モード。10分くらい喋って、もっと付き合っていたかったけどそろそろ予約の時間も過ぎちゃったから、ごめん、僕たちそろそろ行きますね。でも楽しかったです、ありがとう! 

改めまして海のレストラーン。島に人気がないし、てっきり貸切かと思ったら先客がいたし、後客(豊島横尾館スタッフ)もきた。涼しい店内もいいんだけど、ここはもちろんテラス席でしょ。なんてったって美しすぎるオーシャンビューーー! 夕暮れを堪能しながら泡で乾杯。刻々と色を変えていく海。オレンジがどんどん濃くなって、一瞬雲に隠れたかと思いきや沈む間際に大きな夕日が再び表れ、もうどんな言葉も陳腐なほどに美しいマジックアワー。やがて紫から濃い藍色になり、夕闇が訪れる頃、向こうに見える岡山地方に灯りがともりはじめるという。うっとり〜。

ごはんは3000円のおまかせコースで、これがまたいちいち美味しい! 海の幸をふんだんに使い、ひとさらひとさら前菜からお造りからスープから次々と。こだわりの器が全部素敵だし、料理はやたらに美味しいし、ボリュームもばっちり。さらにスタッフさんのホスピタリティもレベル高い! かわいこちゃんは京都出身、沖縄暮らしの末に今は小豆島暮らしでここに通ってるというし、本田みたいな兄さんもトークがキレるし、樋口くんみたいな彼は実にスマートなお皿の出し入れ。おまけにスタッフユニフォームまでおしゃれだもんな。いやもう最高の夜ですわ。後から知ったんだけど、ここのオーナーはベネッセの福武さんの妹さんなんだって。豊島美術館つくったときに、最高の夕日が味わえるこの立地にレストラン作ることは考えていたそうな。そういう背景があったとはね。

静かな波の音を聞きながらおいしいご飯とお酒をいただくという、なににも代え難い贅沢。島に泊まらないと味わえない時間をたっぷり堪能させていただきました。充実すぎる初日だー。そう、まだ1日目なんですYO!

by april_hoop | 2013-08-13 00:00 | 旅情


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