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2012年 09月 08日
感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の8
感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の8_c0160283_12362368.gif感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の8_c0160283_12363393.gif感動_越後妻有アートトリエンナーレ2012の8_c0160283_12364291.gif時刻は16時半。いよいよ残り1時間だー。願わくばあと2つ見たい!と大急ぎで向かったのは日比野克彦さんの「明後日新聞社文化事業部」と新作「想像する家」。ここへ向かう道すがらの田んぼにふと目をやると、"アートの里"という文字になるよう稲が刈り取られていた! クール! てことで集落の奥の奥、ようやく到着。ちゃちゃっと見たら、ラスト滑り込みであと1作品見れるかも…なんて野望は、あっという間に打ち砕かれたというか、楽し過ぎて1時間以上居座ってしまいましたw

最初に「想像する家」をゆっくり見ようと、終車場から小道を上がっていく。けっこうな上り坂で、道すがらに小さな看板がある。「今日」「明日」「明日と明後日の間」「明後日」てな具合だ。「明日と明後日の間」って焦らしがニクイと思ったら、「今日と明日の間」てのも実はあったそうだ。草ぼうぼうに育ってしまって隠れちゃったんだってさ。てことで到着したその家は、外壁になにやらペイントされてるー。いやペイントだと思ったそれは、カッティングされたマグネットだった?

全貌が見えないまま家の中に入って靴を脱ぐと、あ、日比野さんがいた! てことで麦茶をいただきながらひとしきり歓談。体育教師みたいな見た目だけど、親しみやすくて素敵な方でした。日比野さんは、「明後日朝顔プロジェクト」というのを、今全国27カ所で展開していたり、その他にもたくさんのアートプロジェクトを走らせている。彼の特徴は、アートの力でコミュニケーションを生み出すところ。多くの人を巻き込み、笑顔にさせるその力は本当に希有なものだと思うし、短い会話の中でもそのパッションは感じられたよ。「君、そのヒゲで暑さ2割増しだろうよ」というツッコミも頂戴しましたしw

で、このおうちのカラクリはっつーと、2階の部屋の壁がすべてホワイトボードになっている。お客さんには、5色のマグネットシートのうち1枚とハサミが渡され、それで好きなように切って貼ってをしていいというのだ。これはなんて楽しいんだ! 大人から子供まで、すでにいろんなものが張り巡らされてる。さて何をやってやろう。カラフルなものが多いからあえて黒を選び、小さな三角形をいっぱい作って、それでちぎり絵的にイラストを描いてみました。仕上がりは微妙だったけど、超楽しい図工の時間だったもんねー。楽し過ぎて気がついたら17時半過ぎてしまうという。「明後日新聞社」見られなかったよww

でも、「想像する家」の外に、畑をやっている別のアーティストがいらして、なんでも農業を研究して宇宙の真理を解き明かそうという試みだそうだ。観察日記をつけるとチェキカードが1枚もらえるっていうんでやっておきました。

てことで、あーこれで僕のトリエンナーレが終わってしまうのか。それはまだ名残惜しいよと、最後の最後、日没とともに集落に小さな灯りをともすプロジェクトを拝見しにいくも、日没まで少し時間があったので、近くの「マウンテン」「視点」などの作品を最後に鑑賞。峠からの夕日はすばらしい美しさ。ようやく日が暮れたところで、最後の鑑賞。小さな小さな作品でした。超あっという間で2日間、里山や集落を駆け抜けてしまったよ。あーせめてあと1日ここにいられたらな。

大地の芸術祭の里

by april_hoop | 2012-09-08 00:00 | 文化


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