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2011年 04月 07日
感想_MONSTER(13)(14)(15)
感想_MONSTER(13)(14)(15)_c0160283_12111093.jpg感想_MONSTER(13)(14)(15)_c0160283_12112149.jpg感想_MONSTER(13)(14)(15)_c0160283_12113344.jpgなんか『MONSTER』ってあらすじ書きづらいんだよ。それだけ話が入り組んでるってことだわね。登場人物が超多いし。

13巻あらすじ。テンマ逮捕のニュースは波紋を呼ぶ。彼の弁護を引き受けたのは、父親がスパイ容疑を受けた過去を持ち冤罪を許さない男ヴァーデマン。しかし、ヴァーデマンのパートナーとして現れたもう一人の面越しは、テンマが撃ち殺したはずの男ロベルトだった。ヨハンの目撃証言を持つエヴァの身に危険が迫るのを知ったテンマは、脱獄王ギュンター・ミルヒの手を借りて脱獄を図る。

まさかのロベルト再登場! 気持ち悪いぜこいつ。で、エヴァを巡る混乱の巻。ヨハンもニナも出番がなくて話が進まなかったわ。ルンゲがぐんぐん真相解明に近づいてくれているのが救い。ヴァーデマンがまさかあの絵本に絡んでいるとは思わなかったけどね。さて、どうなるか。

14巻あらすじ。ヴァーデマンの父親はチェコ秘密警察となんらかのつながりを持つ男であり、バラ屋敷の主であるフランツ・ボナパルタとの面識もあった。テンマは赤いバラの屋敷へと向かうが、一足先にそこにはニナがたどりついていた。彼女はそこで忌まわしき記憶を取り戻しかけて気を失ってしまう。そして、ヨハンは、バラの屋敷に火を放った。

13巻が動かなかった分、一気に話が動き始めたわ。バラの屋敷の真相はまだ見えてこないけれど、ヨハンとニナにはやはりなにかしらの因縁があるみたい。というか始まりはニナにあったんじゃなかろうか、って気がしてきた。ニナこそ二重人格、とか? ニナの怪物をヨハンが食ったとか?(論理的説明まったくできませんけど) さらにニナを助けた男はボナパルタの息子ってこれまた一気に重要人物だだ漏れでびっくり。エヴァのボディガードになったマルティン、なんかガイ・ピアースみたいだね。テンションが急に変わって、これはこれでおもしろかった。

15巻。エヴァの仕事は、謎の若い男にヨハンを引き合わせることだった。その使命を果たしたエヴァはお払い箱となるが、マルティンは命を賭けて彼女を守る。エヴァは彼を死に追いやったことを悔やみ、みずからヨハンの命を奪うことを決める。一方のニナは、プラハでのできごとをほとんど思い出していた。ニナも再びテンマのいるフランクフルトをめざす。

何を思い出したんだ、ニナ〜〜〜! 彼女が小さい頃に「おかえり」と言っているイメージは上書きされた偽の記憶っぽいね。本当はニナが「ただいま」を言ってて、「おかえり」と言ったのは別の人間なんだろうな。そして最後にまたまた新キャラ・ミラン登場。メガネの男、朗読会の残党であるペトル・チャペックを殺すっていうけど、あいつもこいつも何者なわけ?? もう全然話の全容がつかめなくなったまま、ラスト3巻だわ。早く読み終わろっと。

by april_hoop | 2011-04-07 00:00 | 出版


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