2010年 12月 30日
なんとなく、あんまおもろくなくなってきた。末次由紀『ちはやふる』2〜4巻読了。小6でのかるたとの出会い、そして友との別れ、千早は高校1年生になり、全国大会出場をめざすべく「かるた部」創設のため部員探しに奔走する。なんとか5人集まり、大会予選に臨む瑞沢高校かるた部。その行く手は!? BE・LOVE|ちはやふる|作品紹介|講談社コミックプラス 先が気になって続刊も読んでみました。で思ったんだけど、少女マンガで、スポーツネタのものってほとんどないよね? 『アタックナンバー1』『エースをねらえ』くらい?で、これってものないよね。で、『ちはやふる』は少女マンガにスポ根のエッセンスを持ち込んだ作品だなーと。競技かるたってマンガを見る限るスポーツ的だしね。で、2巻を読んで思ったのは、このマンガはオリジナリティがあって面白いというよりは、競技かるたの世界のおもしろさをマンガを通して解説している感じで、へえこういう世界があったんだーっていう感じ。マンガとしての展開やキャラ造形なんかに関しては、既存コミックのどっかで見た感が強いのは否めないな。なので、作者はきっとゼロからなにかを作り上げるよりも、編集能力が高いタイプなのではと思った次第。 3、4巻はちょっと展開が速過ぎるなー。もう少し練習風景に時間を割いてもいいと思うし、それぞれのキャラクターをもう少し掘り下げたほうがその後のストーリーにもっと深みが出たような気がするんだけどなー。てか、新君、心弱過ぎ。いくら自責の念が強くても、そんな簡単にじいちゃんの大事なかるたから離れていいわけないYO。机君も忙しいキャラだねしかし。 そしてこれはタブーな気もするけど、やっぱり『スラムダンク』の影響がものすごく濃い気がするの。肉まん君が諦めた過去を悔いるくだりなんて、三井の生き写しとしか思えないし、真島にはゴリのムードを感じる(ルックス真逆なれども)。そのほかも競技中の気持ちの流れや話の持ってき方にもちらほらとそれを感じてしまうのは、まあ余計な情報による先入観なんだろうなー。こんなことを思ってしまう人間です、わっちってやつぁ。末次先生、ごめんなさい。 つーことで、なんとなく並のマンガって印象になっちゃいました(マンガ大賞になるほどかな?)。が、とりあえず既刊分は読んでくと思います。
by april_hoop
| 2010-12-30 00:00
| 出版
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ツナガール。1min.で読めるがルール。管理人エイプリル(1977年生まれ)の日々雑感エトセトラがどこかで誰かと何かをコネクトしてユナイトすることを願いつつ、であーる。 by april_hoop information
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