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2010年 05月 17日
KING陥落
KING陥落_c0160283_984663.jpgNBAはいよいよCファイナル。イーストはBOSが先勝して混沌としてきました。ピアースは、ビンスがつくと楽々プレイしてたのが印象的。レディックよりはピートラスを多くして、ピアースにあてたほうが攻守両面でよさそうだけれど。BOSはローテーションが速く、ノーマークで3Pをあまり打たせなかったのが勝因。でも最後は2点差まで詰めるORLもやはり地力はあるなー。もつれそうで面白そうです。
NBA.com: PLAYOFFS 2010

で、その前のCLEの敗退です。リーグ最高勝率を2年連続でマークしながら、2年連続でファイナル進出はならず、キングことレブロンは姿を消しました。巷じゃかなりの戦犯扱い。オフにFAとなって去就もどうなることやら。

この2年、レブロン自身のプレーはあまり成長していないように思います。身体能力は驚異的、アウトサイドは安定感こそないけどシュートレンジが狭いわけではなく爆発力も半端じゃない。けどそれがチームバスケに還元され切っていない。まず、プレイの選択が遅い。ボールをかなり止めて結局1 on 1にいき、止められてボールを放したときにはショットクロック残り5秒。これじゃよほどノーマークでもらわない限りシュートにはいけない。ボールを止めていたその5〜10秒はなんだったんだと。しかもアイソレーション気味だから、残りの4人は傍観するしかないというのも問題。1 on 1のバリエーションもあんま増えないね。ドライブが基本線で、コービーのようなフェイクとステップを組み合わせたパターンもあまり見られないし、かといってデュラントのように仕掛けが早くもなく、時間かけるわりにシンプルなプレイに陥りがち。ちょっと後ろに跳んだらほぼフリーなのにもったいない。レブロンにWチームってほぼ見なかった気がするのはそのせいかな。レブロンに打たせておく分にはオーケーと?

レブロンだけに責任を負わせるのは酷か。全体的に中の上なメンツを多く集めた結果、層は厚いけどプレータイムが分散、いざというときの拠り所になるセットが築けず、困った時はレブロン頼みしかなかったチームオフェンス。このメンバーならジェイミソン、MO、バレジャオあたりはスタメンで40分プレイさせたほうが持ち味が出せたのでは。シャックも使いたいならもっとインサイドから始めるオフェンスがあってもよかったように思う。いっそレブロンを完全なPG(というかポイントフォワードになるのか)としてプレイさせるってのもアリだったんじゃないかなー。ボール運びという意味ではなく、司令塔としてパス回しに徹させるとか。あれだけ視野が広くてパスも出せるんだから。てのはフロント、HCの問題でしょうか。マイク・ブラウンは柔軟さに欠ける印象。

果たしてレブロンが何を選ぶのか。CHIか、NYか、NJか、MIAか、はたまた残留か。でもその前に、Cファイナルを見なくっちゃ!

by april_hoop | 2010-05-17 00:00 | 体育


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