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2009年 10月 09日
2009タイガース回顧_01投手編
2009タイガース回顧_01投手編_c0160283_133967.jpgヤクルトとの3位争い、ラスト2戦の直接対決で1点しか取れず終戦。あーあ。でもこの成績でCSに進むのはよろしくないと思っていたので、結果に不満はありません。てわけで早々にシーズン振り返り。まず投げるほうから。
阪神タイガース公式サイト

投手陣はここ数年と比べると良くはなかった。けど、チーム防御率自体は悪くなく、来年盛り返す余力はあると思う。なんといっても今年は能見のブレイク。シーズン序盤は例年通りピンチでひよってたのに、なぜか夏場から覚醒モード。7月以降で10勝4敗(オールスター以降9勝2敗)、しかもこの間全球団から勝ってて読売からなんと4勝。トータル13勝(奪三振はリーグ2位!!)はエースと呼ぶに値する数字だなぁ! なぜシーズン途中に確変が起きたのかさっぱりわからずその活躍にずーっと懐疑的だったけど、ドラ1がついに目覚めたと信じたい。が1年だけでは何の意味もない。仲田も中込も福原も1年だけならいいときがあった。来年が超大事。強いて言うと、左バッターの膝元に勝負球を放れるようになってほしい(右バッターのアウトローに投げれるんだから、同じ球を!)。あと、たまにスリークオーターを織り交ぜるのは止めて欲しい(あれ意味あんの? フォーム崩しそうな気がしていやだわ)。

お次は岩田。出遅れたけど、実質7月から稼働で7勝は立派(6月は1試合だけ登板)。2年連続で結果を出して、いよいよ本物と言ってよさそう。まだ球数多くなりがちなので、もう少し強気でテンポアップすれば今中クラスにもなれるかも。そう、来年は能見&岩田で、往年の今中・山本昌なみのダブル左エースになってくれ! めざすは2人で30勝!!(高望み)

安藤、久保は、追い込んでからがまるでダメで、粘られては痛打or四球パターンが多過ぎ(ちなみに久保は与死球王)。1点を恐がりすぎて自分と味方のリズムを悪くするくせがあるね。そうじゃなくて、6回までにどう18個のアウトを取るかをもう少し考えたほうがいいよ彼らは。それでもとりあえず2人で17勝できてるんだから、悲観しなくてもいいと思う。ローテの3、4番手はこんなもん。来年もこの4人は計算できるということで、プラス若手が1人か2人出れば大崩れはないはず(迫力もないけどね)。下柳が必要となる時期も多少あるはず(なんだかんだ8勝は大きい)。

先発と比べるとリリーフがやや不安。藤川は全盛期と比べるとずーっと悪かったけど、トータルで見れば失点9(自責8)の防御率1点前半。悪いなりに抑えたと言っていい。アッチソンは予想をはるかに上回るデキだったし、ここは来年もある程度安心していいかと。問題は中継ぎ。江草が完全にぶっ壊れちゃって、63イニングで40与四球という1軍レベルとは到底呼べない数字。もともと単調なピッチャーで狙われやすいのに、ストライク入らないんじゃお話になりません。この中継ぎ左腕不足はけっこう悲惨なので、大事な補強ポイント。ちなみに渡辺も球種少ないからコントロール悪かった今年は打たれたねー。

てかね、問題は中継ぎ投手陣の中に次の先発を期待したいような人材がいないってことですよ。今年新戦力になったのって、久保だけじゃん。分業化はセオリーではあるけど、やっぱり若手には経験積んで実績残して先発にステップアップ、っていう未来を期待したいよ。ちなみに今年それを試して失敗した筒井は見限ったほうがいいと思います。小嶋、ジェン、蕭、上園、石川、鶴、白仁田、西村、若竹よ、来年こそ出て来てくれ!

ということで、エース不在のまま終わった1年。来年は、5〜6人目の先発擁立、若手の積極登用、左腕獲得(菊池!?)、が補強ポイントになりそうです。

by april_hoop | 2009-10-09 00:00 | 体育


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