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2009年 05月 22日
ルーヴル美術館展_東京でルーヴルを再び想う
ルーヴル美術館展_東京でルーヴルを再び想う_c0160283_2255927.jpgこうなったらとことんやるのみです。上野に続いて行って来てやったぜ。『ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち』@国立新美術館。久しぶりに足を運んだけど、やっぱりこの美術館はいい美術館だよね。展示室にも自然光を入れてくれるといいんだけどなー。やっぱ作品が傷むから?(ではなぜ本家はあんなに自然光??) 6/1までの展示。
- ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち

上野より面白かった! のは、平日でそこまでの混雑はなく(でもわりと居たな)、自分のペースでゆっくり観られたおかげかもしれないし、音声ガイドをつけたからかもしれないし。でも、「子供」っていう切り口はとても良かったです。子供そのものや子供の身の回りを皮切りに、純粋性や無垢性の象徴としての子供、さらには神々の子供に、聖母子などなど、エジプトからキリスト教世界までのさまざまな子供inルーヴルのアーカイブは見応えありましたわ。展示は200点強ってところ。

時代時代において、子供というものの解釈も、子供を取り巻く環境も随分変化していて、紀元前の作品であっても、今にしっかり直結しているのがわかるんだわ。いつの時代も子は宝であって、未来だったんだな、って。それが3000年も前から変わらないってことになんだか痛く感銘を受けたのです。もちろん彫刻とかのクオリティにも度肝抜かれるぜ。スゲーなー。もうさ、オレなんて老いて死んでくだけだもんね。だったらやっぱ次代を育てなきゃダメじゃん!とかね(過剰な反応だなー)。

とかなんとかがわかったのは、音声ガイドさまさま。それがいいことか悪いことかは知らんけど、作品との接し方や理解度が大きく変わったことは確かだ。おひょいさんのナレーションの耳障りのいいことったらないっす。やっぱり時代や地域の特色や背景を知ると、アートはもっともっと楽しくなるだろうなー。今、本家ルーヴルに行ったらきっとまた少し深く感じれるものがあったに違いない。ひとつ、目から鱗だったのは、中世にはまだまだ文盲の人がいたってこと。当然そうなると絵画や彫刻の重要性は高かったってことなんだね。考えもしなかったです。

時代やジャンルで切るのもいいけど、こういうテーマ切り、もっと観たいかも。とにもかくにもすっごく楽しめたわ。まだしばらくアート熱は続きそーです。

ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 本家ルーヴル美術館

by april_hoop | 2009-05-22 00:00 | 文化


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